■「オトヨメ」って略してみたけど、しっくりこないですね。もっと短いブログ名が良かった(´・ω・`)ショボーン
以前、「あのさぁ、お前ポンポンおすすめしてるけど、実際全部買うなんて不可能なんだよ、わかるか?お前みたいにマンガばっかに金かけれんならいいけどさ、こっちは他にもいろいろ買わなくちゃいけない物あるんだよ、どうしてくれるわけ?」というお言葉を頂いたのですが(※誇張率3000㌫)、そういう方を意識して、上半期の新作の中から「これだけはチェックしておいて欲しい」という10作品を選んでみました。新作に限定したのは、まだ巻数が少ないので買いやすいという事と、多少なりとも話題を先取りできるのでは、という意図からです(まぁ私に見る目があったらの話ですけど)。ちなみに6か月間でご紹介した新作は145タイトル。この中での10作ならば、比率として多すぎるということもないでしょう。順位付けは一応の目安です(本当にどれも心からオススメなので)、リンクをクリックするとレビューに飛びます。ではどうぞ…
以上10作品です。どれも心からオススメしたい作品ですので、ぜひチェックしてみてください。この他に迷った作品としては、水城せとな「失恋ショコラティエ」、宮川匡代「天使契約」、サトーユキエ「子供だって大人になる」、久世番子「私の血はインクでできているのよ」あたり。「失恋~」以外は一巻完結なので、どうしようかスゴく悩みました。
また作品ではなく作者としては、河内遙先生、安藤ゆき先生が要注目です。あ、サトーユキエ先生も。
以前、「あのさぁ、お前ポンポンおすすめしてるけど、実際全部買うなんて不可能なんだよ、わかるか?お前みたいにマンガばっかに金かけれんならいいけどさ、こっちは他にもいろいろ買わなくちゃいけない物あるんだよ、どうしてくれるわけ?」というお言葉を頂いたのですが(※誇張率3000㌫)、そういう方を意識して、上半期の新作の中から「これだけはチェックしておいて欲しい」という10作品を選んでみました。新作に限定したのは、まだ巻数が少ないので買いやすいという事と、多少なりとも話題を先取りできるのでは、という意図からです(まぁ私に見る目があったらの話ですけど)。ちなみに6か月間でご紹介した新作は145タイトル。この中での10作ならば、比率として多すぎるということもないでしょう。順位付けは一応の目安です(本当にどれも心からオススメなので)、リンクをクリックするとレビューに飛びます。ではどうぞ…
1.ろびこ「となりの怪物くん」

…別にこれを1位にする必要はないのかもしれません。もっとインパクトのある作品はありましたし。でも私はこれを1番薦めたい。だって大好きなんだもの、この作品も、ろびこさんも。「オトコでも読める少女マンガといえば、となりの怪物くんだよね」なんて思われるぐらいになりたい(キモイな、自分)。いや、個人的な思い入れもありますが、それ抜きにしても十分面白い作品だと思います。ラインナップを見ると、ややクセの強いタイトルが多くなってしまったのですが、これは結構誰でも読めるような易しい作品。是非ともチェックを!

…別にこれを1位にする必要はないのかもしれません。もっとインパクトのある作品はありましたし。でも私はこれを1番薦めたい。だって大好きなんだもの、この作品も、ろびこさんも。「オトコでも読める少女マンガといえば、となりの怪物くんだよね」なんて思われるぐらいになりたい(キモイな、自分)。いや、個人的な思い入れもありますが、それ抜きにしても十分面白い作品だと思います。ラインナップを見ると、ややクセの強いタイトルが多くなってしまったのですが、これは結構誰でも読めるような易しい作品。是非ともチェックを!
2.西炯子「娚の一生」

…連載陣の豪華さでいったら、「flowers」は群を抜いています。そんな銀河系軍団が今年送り込んできた新作がコチラ。実績のある先生とはいえ、とにかくインパクトがスゴかった。30半ばの独身女性と、50過ぎの独身男という組合わせで送るラブロマンなのですが、この設定でしっかり「ラブロマン」をやっているというところがスゴい。枯れセンとか帯に書いてありますが、全然枯れてなんかない。むしろ素敵に輝いています。

…連載陣の豪華さでいったら、「flowers」は群を抜いています。そんな銀河系軍団が今年送り込んできた新作がコチラ。実績のある先生とはいえ、とにかくインパクトがスゴかった。30半ばの独身女性と、50過ぎの独身男という組合わせで送るラブロマンなのですが、この設定でしっかり「ラブロマン」をやっているというところがスゴい。枯れセンとか帯に書いてありますが、全然枯れてなんかない。むしろ素敵に輝いています。
3.中村明日美子「曲がり角のボクら」

…上半期で一番心惹かれた短編集。実力派BL作家としてすでにその名前を轟かせている中村先生ですが、普通に少女マンガを描かせたってスゴいってことを示してくれました。変幻自在に物語のテイストを変え、どれも高いレベルで話を完成させてきます。「片恋の日記少女」も当然オススメです。また読み切り集では、安藤ゆき「不思議なひと」(→レビュー)も迷ったのですが、作品というよりは作家さんに注目してもらいたいという感じだったので、今回は選外としました。

…上半期で一番心惹かれた短編集。実力派BL作家としてすでにその名前を轟かせている中村先生ですが、普通に少女マンガを描かせたってスゴいってことを示してくれました。変幻自在に物語のテイストを変え、どれも高いレベルで話を完成させてきます。「片恋の日記少女」も当然オススメです。また読み切り集では、安藤ゆき「不思議なひと」(→レビュー)も迷ったのですが、作品というよりは作家さんに注目してもらいたいという感じだったので、今回は選外としました。
4.モリエサトシ「白磁」

…「白磁」と「ラブ シック」(→レビュー)、期待の新作を2作も投入してきたモリエ先生。どちらも良い意味で白泉社らしくない作品でしたが、個人的に印象に残ったのがこちら。ラブロマンスになると思うんですが、他の作品に比べて絶望感が多めだったのと、独特の淫微な雰囲気が個人的に良かったのかな。要するに、それだけ様々な感情がぐちゃぐちゃに入り交じっているということです。

…「白磁」と「ラブ シック」(→レビュー)、期待の新作を2作も投入してきたモリエ先生。どちらも良い意味で白泉社らしくない作品でしたが、個人的に印象に残ったのがこちら。ラブロマンスになると思うんですが、他の作品に比べて絶望感が多めだったのと、独特の淫微な雰囲気が個人的に良かったのかな。要するに、それだけ様々な感情がぐちゃぐちゃに入り交じっているということです。
5.鴨居まさね「君の天井は僕の床」

…まったくのノーマークだったので、読んだ時の驚きはどの作品よりも大きかったように思います。日常系のコメディですが、非常に雰囲気の良い作品。登場人物が皆40オーバーなんですが、みんな味のあるキャラなんだ、これが。微かに残る若さと、押し寄せる老い、そんな間で揺れる、未婚の男女。どこにでも転がっていそうな生き方だけど、それがなんとも色鮮やかで楽しそうに見えるのです。

…まったくのノーマークだったので、読んだ時の驚きはどの作品よりも大きかったように思います。日常系のコメディですが、非常に雰囲気の良い作品。登場人物が皆40オーバーなんですが、みんな味のあるキャラなんだ、これが。微かに残る若さと、押し寄せる老い、そんな間で揺れる、未婚の男女。どこにでも転がっていそうな生き方だけど、それがなんとも色鮮やかで楽しそうに見えるのです。
6.久米田夏緒「ボクラノキセキ」

…個人的に一迅社は好きな作品が多いのですが、その中でもっとも印象に残ったのがこちら。完全な別世界でファンタジーを展開する作品が多い中、こちらは現世で白熱のファンタジーを展開。一歩間違えると中二病。しかし物語の面白さで、しっかりラインをキープ。ストーリーもそうですが、絵もなかなかに素敵。一迅社の他作品では、酒巻行里の「イザヤカク」(→レビュー)もオススメです。

…個人的に一迅社は好きな作品が多いのですが、その中でもっとも印象に残ったのがこちら。完全な別世界でファンタジーを展開する作品が多い中、こちらは現世で白熱のファンタジーを展開。一歩間違えると中二病。しかし物語の面白さで、しっかりラインをキープ。ストーリーもそうですが、絵もなかなかに素敵。一迅社の他作品では、酒巻行里の「イザヤカク」(→レビュー)もオススメです。
7.紺野キタ「続きはまた明日」

…優しさに溢れた日常ほのぼの物語。ありふれた毎日の、何気ない家族の暖かさや、人の温かさを描き出すのって、本当に難しいことだと思います。読んでいると、こちらまで優しい気持ちになってくる、そんな素敵な作品。紺野先生もBLで活躍なさってる先生なんですよね。これからも続々進出してくるのだろうなぁ。楽しみ。

…優しさに溢れた日常ほのぼの物語。ありふれた毎日の、何気ない家族の暖かさや、人の温かさを描き出すのって、本当に難しいことだと思います。読んでいると、こちらまで優しい気持ちになってくる、そんな素敵な作品。紺野先生もBLで活躍なさってる先生なんですよね。これからも続々進出してくるのだろうなぁ。楽しみ。
8.羽柴麻央「私日和」

…昨年「イロドリミドリ」(→レビュー)で話題を集めた羽柴先生の新作。切なさと優しさに溢れた瑞々しい物語を、今作でも展開しています。敢えてワードを選ぶならば、「涙」と「女の子の気持ち」。非常に雰囲気の良い、読切り形式の作品です。

…昨年「イロドリミドリ」(→レビュー)で話題を集めた羽柴先生の新作。切なさと優しさに溢れた瑞々しい物語を、今作でも展開しています。敢えてワードを選ぶならば、「涙」と「女の子の気持ち」。非常に雰囲気の良い、読切り形式の作品です。
9.榎本ナリコ「時間の歩き方」

…唯一☆4つなんですよね。「にゅーあきばどっとこむ」さんに紹介されたってのもあるんですが、全体のバランスを考えた時に、ふと浮かんできたのがコチラ。☆4ってのは、この先物語としてちゃんと味付けできるのかってところに不安があったからなんですが、どうなんでしょう。インパクトと設定の秀逸さは言う事無し。

…唯一☆4つなんですよね。「にゅーあきばどっとこむ」さんに紹介されたってのもあるんですが、全体のバランスを考えた時に、ふと浮かんできたのがコチラ。☆4ってのは、この先物語としてちゃんと味付けできるのかってところに不安があったからなんですが、どうなんでしょう。インパクトと設定の秀逸さは言う事無し。
10.衿沢世衣子「シンプル ノット ローファー」

…レーベル的に女性向けで括って良いのかわからなかったので、この位置に。現実の女子高が本当にこんな雰囲気だったら嬉しい…ってそれはないか。モブキャラどころか、脇役の生徒すらいない。生徒全員が、主人公。女子高が舞台ですが、作られた感のある萌えとは無縁。1巻完結ですので、この機会にぜひチェックを。

…レーベル的に女性向けで括って良いのかわからなかったので、この位置に。現実の女子高が本当にこんな雰囲気だったら嬉しい…ってそれはないか。モブキャラどころか、脇役の生徒すらいない。生徒全員が、主人公。女子高が舞台ですが、作られた感のある萌えとは無縁。1巻完結ですので、この機会にぜひチェックを。
以上10作品です。どれも心からオススメしたい作品ですので、ぜひチェックしてみてください。この他に迷った作品としては、水城せとな「失恋ショコラティエ」、宮川匡代「天使契約」、サトーユキエ「子供だって大人になる」、久世番子「私の血はインクでできているのよ」あたり。「失恋~」以外は一巻完結なので、どうしようかスゴく悩みました。
また作品ではなく作者としては、河内遙先生、安藤ゆき先生が要注目です。あ、サトーユキエ先生も。