作品紹介→超偏屈×美猫の無敵コンビが、ちょっと不思議な猫社会を駆け抜ける!:草川為「八潮と三雲」1巻
関連作品紹介→草川為「十二秘色のパレット」/草川為「龍の花わずらい」
草川為「八潮と三雲」(2)
…なら来るか?
俺んとこ
■九つの命を持つ猫たちが住む「九生の猫」社会。命の恩人・八潮の役に立ちたい三雲は、名前の更新を怠る者を捜し出し、更新させる仕事「取り立て屋」の相棒として彼を手伝う毎日。ラブラブ光線出しまくりの三雲だったが、八潮はいつもしかめっ面でつれない態度。それでもめげずにがんばります!そんなある日、ターゲットを見張るため、八潮が三雲の家に来ることに!?仕事だけれど、最高のおもてなしで迎えたい…と張り切る三雲だったけれど、まさかの大騒動が勃発して…!?
~絶対買いです!~
今年の白泉社新作では、間違いなくこの作品が一番面白いと思います。1巻時点のワクワク感そのままに、2巻でも期待通りの絶妙なかけ合いを見せてくれました。改めてオススメ。これを買わないのは、損ですよ、損!というわけで、「八潮と三雲」2巻の発売です。しっかしホントに三雲が可愛い。そして三雲の可愛さは、八潮が相手でないと最大限発揮されないという。2巻を読んでいて、改めて最高の組み合わせなのだと感じさせられました。
~ニヤニヤがとまりません~
今回の最大の見せ場は、三雲の家が壊れたために、八潮の家にお世話になるというお話。まさかの「俺のとこ来るか」というデレが発動したわけですが、デレ方が上手い。その場でカワイイとかナデナデとかやってもいいのですが、一話に一度のデレを、敢えて家に呼ぶという展開に持って行くことで、さらに話が広がりんぐ。ワクワクな展開が止まりません。当然のことながら、三雲には願ってもない展開なのですが、無闇に動き回って八潮を困らせるということはありません。いつも通りのやりとりで、けど互いにちょっとだけ意識して…

私にはちょっとだけならいいですよ
ちょっとですよちょっと(大事なことなので2回
この距離感が、心地良い。こう、ネタ半分期待半分な言い方が、三雲のキャラクターをよく表しているようで本当に可愛らしいです。そしてそれは、八潮が確実にツンツンしてくれるからでもあるわけで、このやりとり・この関係、本当に良いコンビだなぁと。なんてこんな二人の関係も、段々と変化しつつあるわけですが。。。とはいえとりあえずしばらくは、このやりとりを楽しめそうです。
~欲しがりません、今はまだ~
ラブ光線を出しまくっている三雲ですが、決して三雲に求めることはしません。上のシーンもそうですが、あくまで「していいですよ」とか、選択肢を与えるというレベル。例えそういうことを言ったとしても、何かしてもらえなかった後に、ネタ的に「○○してくれなかったですね」みたいな話し方。決して八潮におねだりはしません。三雲はその辺が徹底されていて、三雲に尽くしはすれ、甘えることは一切ないという。そもそも三雲の目的は、もちろん八潮と恋仲になりたいという想いはありますが、基本的には八潮の役に立つこと。彼からの愛情を受け取るのはあくまでおまけ・ボーナスであり、彼に愛情を与えることこそが主目的になっています。

時に愛情がいきすぎて、相手を困惑させることもしばしば。。。
相手からの想いは二の次で、一番は相手に尽くしたいという想いが結果的に、彼女にああいった行動を取らせる形になっているのだと思いますが、なんだか健気ではないですか。敬語デフォも相まって、なんとも。なんて、彼女結構現状を楽しんでいるようなのですけど。いつしか八潮に甘えられるようになると良いですね。しかしそのためには、八潮が甘えさせてくれるだけ、ガードを下げてくれないといけないわけですが。その兆しが、2巻最後の一言だったのかもしれません。
~「サテライター」~
本編は3話収録で、一緒に読切りの「サテライター」というお話も収録されておりました。幼なじみの二人が、思春期のさなか、相手を意識する余りにギクシャクしてしまうというところから始まる物語。こちらもまたファンタジー作品となっているのですが、自分の分身を食べるというのはなかなかスゴい展開ですね。こちらはなんとなく、SFっぽい匂いをさせるお話で、また本編とは一味違った楽しさを届けてくれます。
3巻は来年夏発売ということで…そんなに待たないとダメなのですか…。待ち遠しいです。
■購入する→Amazon
/
関連作品紹介→草川為「十二秘色のパレット」/草川為「龍の花わずらい」

…なら来るか?
俺んとこ
■九つの命を持つ猫たちが住む「九生の猫」社会。命の恩人・八潮の役に立ちたい三雲は、名前の更新を怠る者を捜し出し、更新させる仕事「取り立て屋」の相棒として彼を手伝う毎日。ラブラブ光線出しまくりの三雲だったが、八潮はいつもしかめっ面でつれない態度。それでもめげずにがんばります!そんなある日、ターゲットを見張るため、八潮が三雲の家に来ることに!?仕事だけれど、最高のおもてなしで迎えたい…と張り切る三雲だったけれど、まさかの大騒動が勃発して…!?
~絶対買いです!~
今年の白泉社新作では、間違いなくこの作品が一番面白いと思います。1巻時点のワクワク感そのままに、2巻でも期待通りの絶妙なかけ合いを見せてくれました。改めてオススメ。これを買わないのは、損ですよ、損!というわけで、「八潮と三雲」2巻の発売です。しっかしホントに三雲が可愛い。そして三雲の可愛さは、八潮が相手でないと最大限発揮されないという。2巻を読んでいて、改めて最高の組み合わせなのだと感じさせられました。
~ニヤニヤがとまりません~
今回の最大の見せ場は、三雲の家が壊れたために、八潮の家にお世話になるというお話。まさかの「俺のとこ来るか」というデレが発動したわけですが、デレ方が上手い。その場でカワイイとかナデナデとかやってもいいのですが、一話に一度のデレを、敢えて家に呼ぶという展開に持って行くことで、さらに話が広がりんぐ。ワクワクな展開が止まりません。当然のことながら、三雲には願ってもない展開なのですが、無闇に動き回って八潮を困らせるということはありません。いつも通りのやりとりで、けど互いにちょっとだけ意識して…

私にはちょっとだけならいいですよ
ちょっとですよちょっと(大事なことなので2回
この距離感が、心地良い。こう、ネタ半分期待半分な言い方が、三雲のキャラクターをよく表しているようで本当に可愛らしいです。そしてそれは、八潮が確実にツンツンしてくれるからでもあるわけで、このやりとり・この関係、本当に良いコンビだなぁと。なんてこんな二人の関係も、段々と変化しつつあるわけですが。。。とはいえとりあえずしばらくは、このやりとりを楽しめそうです。
~欲しがりません、今はまだ~
ラブ光線を出しまくっている三雲ですが、決して三雲に求めることはしません。上のシーンもそうですが、あくまで「していいですよ」とか、選択肢を与えるというレベル。例えそういうことを言ったとしても、何かしてもらえなかった後に、ネタ的に「○○してくれなかったですね」みたいな話し方。決して八潮におねだりはしません。三雲はその辺が徹底されていて、三雲に尽くしはすれ、甘えることは一切ないという。そもそも三雲の目的は、もちろん八潮と恋仲になりたいという想いはありますが、基本的には八潮の役に立つこと。彼からの愛情を受け取るのはあくまでおまけ・ボーナスであり、彼に愛情を与えることこそが主目的になっています。

時に愛情がいきすぎて、相手を困惑させることもしばしば。。。
相手からの想いは二の次で、一番は相手に尽くしたいという想いが結果的に、彼女にああいった行動を取らせる形になっているのだと思いますが、なんだか健気ではないですか。敬語デフォも相まって、なんとも。なんて、彼女結構現状を楽しんでいるようなのですけど。いつしか八潮に甘えられるようになると良いですね。しかしそのためには、八潮が甘えさせてくれるだけ、ガードを下げてくれないといけないわけですが。その兆しが、2巻最後の一言だったのかもしれません。
~「サテライター」~
本編は3話収録で、一緒に読切りの「サテライター」というお話も収録されておりました。幼なじみの二人が、思春期のさなか、相手を意識する余りにギクシャクしてしまうというところから始まる物語。こちらもまたファンタジー作品となっているのですが、自分の分身を食べるというのはなかなかスゴい展開ですね。こちらはなんとなく、SFっぽい匂いをさせるお話で、また本編とは一味違った楽しさを届けてくれます。
3巻は来年夏発売ということで…そんなに待たないとダメなのですか…。待ち遠しいです。
■購入する→Amazon