このエントリーをはてなブックマークに追加
2011.11.04
■卒論でのちょっとした調べものにパソコンを起動…ん、この辺とか使えそうかな。ふう、じゃあちょっと息抜きにカラータイルでも…。気づいたら1時間経ってた。なんてことはざらにあります(大学院にいる友人の話)。フラッシュゲームって、シンプルなんですが、いやシンプルだからこそ意外と時間泥棒なんですよね。最近では色々なサイトで、ちょっとしたミニゲームを見かけることも少なくなくなってきました。それは少女漫画の公式サイトでも同じ話。今回はその中でも、特にミニゲームが充実している「りぼん」の公式サイトのゲームについてご紹介したいと思います。


 りぼんの公式サイト「りぼんわくわくステーション」の「ゲーム」というコーナーに、それら数々のゲームは配置されているのですが、その「ゲーム」というページをまず見つけるのが大変という、ちょっとしたゲームを体験することができます(あくまでプラスに受け取る)。そしていざゲームのページへ。そこにあるのは、合計10種のミニゲーム。全てりぼんの連載作が元ネタになっていて、様々なバリエーションがあります。公式サイトでのミニゲームなんて、大体1種類とかせいぜい2種類程度というイメージがある中、10種類という充実ぶり。さすがです。ちなみに「なかよし」は1種類で、しかも既に連載を終了してから1年以上経つ作品のキャラがメインというなかなかに寂しい状態だったり。さてそれでは、そのゲームからいくつかご紹介してみたいと思います。
 

『あなたを見ているだけで』(作品:ひよ恋)
 今プッシュされているゲームは、アニメDVD化もされた「ひよ恋」(→レビュー)のミニゲーム。割とオーソドックスな恋愛マンガであるこの作品のミニゲームの主旨は、「授業中先生にバレずに好きな人を見つめる」というもの。割と内気なヒロインということで、このコンセプトも納得が行く所ではあるのですが、受け取りようによってはストーカーチックにも見えなくもないです。
 
 ゲームは先生が板書している間に左クリック(長押し)し、振り向いたら離すというだけの割とシンプルな「だるまさんが転んだ」的なもの。難易度としてはかなり低め設定で、クリアすると憧れの彼からメッセージを貰うことができます。


ヒ#12442;クチャ 4
 先生の振り向きがランナーの盗塁を警戒するピッチャーかってくらいに素早いです。そのためこんな画像が…。振り向いて戻ったと見せかけてまた振り返るというパターンも。
 

 

『滅せ!妖古大決戦!』(作品:桜姫華伝)
 種村有菜先生の「桜姫華伝」(→レビュー)からは、アクションゲーム。跋扈する敵を剣で斬りつけて退治していくという内容。仲間の助けもあり、その際のエフェクトもなかなか。
 

ヒ#12442;クチャ 5 22-11-38
 無料のフラッシュゲームということであなどっていたのですが、割とちゃんとした造りでビックリ。普通に暇つぶしになるぐらいには面白いです。シンプルなので遊びやすい。




『いちごのクリスマスケーキを作ろう!』(作品:夢色パティシエール)
 アニメ化もされたヒット作「夢色パティシエール」(→レビュー)は、作品に沿ってお菓子を作ってみようというもの。クリスマスケーキということで、確実に去年にアップされたコンテンツだと思うのですが、一周回ってグッドタイミングでございます。
 

ヒ#12442;クチャ 3
内容は完全に作業ゲー。マウスを回して泡立てたり、クリームを塗ったりというもの。
 



『CRASHをまもれ!ドキドキ☆コンサートパニック!』(作品:CRASH!)
 アイドルをプロデュースするというお話の「CRASH!」からは、ステージに登ってくるファンを突き飛ばし落とすというなかなかに泥臭いコンセプトのゲーム。
 

ヒ#12442;クチャ 21
後半は割とありえない人数が登って来て、「おい下の警備員何やってんだ!」状態になるのですが、そこは主人公が分身して突き落とすという必殺技で対応。



『プラネット☆ブレイク』(作品:MOMO)
 酒井まゆ先生の「MOMO」は、向かってくる惑星を破壊して地球を守るというもの。こちらも作品のコンセプトにある程度則った内容になっています。パワーゲージをため、降ってくる前に破壊という内容。「がんばれゴエモン きらきら道中 僕がダンサーになった理由」にあったミニゲームに似ている気もしますが、あちらの方が割と疲れがたまったような。
 

ヒ#12442;クチャ 10
作りこみは他のゲームよりもすごい気が。破壊時のエフェクトがなんだか格好よく、見ているだけでも楽しいです。



HIGH SCOREをねらえ! 顔面スロッター(作品:HIGH SCORE)



ヒ#12442;クチャ 15
HIGH SCOREからはスロットゲー。意外とそろえるの難しいです。もちろん狙うのは多摩先生。





ヒ#12442;クチャ 16
多摩フィーバー!




 その他にももぐらたたき風のゲームや迷路なんかもあったりと、様々なゲームを楽しむことができます。中には3人で楽しめるものもあったりと、充実の出来。もっとこのコーナー推してってもいいと思うんだけど、控えめに構えるりぼん編集部さんのその姿勢、嫌いじゃないです。

カテゴリ雑記コメント (2)トラックバック(0)TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
2011.10.05
■こんばん輪島功一、いづきです。先月の雑記では、別フレの公式マスコット・ふれ美ちゃんについてご紹介したわけですが、はい、今月もふれ美ちゃんです。前回、そのプロフィールがなかなかぶっ飛んでいて、すごいとお伝えしたのですが、Twitterでの呟きもそれに負けず劣らず、いや、それ以上にフリーダムで面白いのですよ。というわけで、今回は別フレ公式マスコットでありえいえんの15歳でもある、ふれ美ちゃんに引き続きスポットを当ててみたいと思います。

 まずはおさらいから。ふれ美ちゃんは、女子中高生向け少女誌・別冊フレンド公式マスコットで、年齢はえいえんの15さいです(普通のトーンで紹介していいのかこれ)。15歳のじょしこうせいかと思いきや、彼女はあくまで分身(もうわけわからない設定)。肉と菓子(断じて「お肉」でも「お菓子」でもない)が大好きなぶんしんです。それと、モンハンとお寺が好きという、渋い一面も持っていたりします。そんな彼女のつぶやきは、プロフィール以上にフリーダム。ちょっとこれ公式マスコットでいいのか、というような自由な呟きに、ここ最近はずっと夢中。そんな彼女の自由さをあなたとも共有したい、ということで、一体どんなものなのか、ちょっと彼女のツイートを覗いてみましょう…
 

カテゴリ雑記コメント (2)トラックバック(0)TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
2011.09.04
■※今回の雑記は本当にどうでもいい話題ですので、お暇な方だけどうぞ。


先日仕事から帰って、メールを見てみるとTwitterのフォロー通知が。


 
 
ふれ美1
ふれ美(別冊フレンド)
別フレのマスコットキャラです。
別フレをおうえんするのがおしごと。
別フレのニュースや日々のつれづれをつぶやくよ!


 

 あー別フレの公式アカウントか、ローソンのあきこちゃんみたいな存在ってことかな、でも別フレの読者ってどれだけTwitterやってるんだろうなぁ、、、なんて思ったり。ちなみに見ためはこんな感じです… 




ふれ美2ふれ美


 
 か、かわいいじゃないですか....ちなみにキャラクターデザインは春木さき先生です。ってあれ、ちょっと待ってください、別フレって元々彼女じゃなくて別でマスコットキャラクターがいたじゃないですか。
 


 別フレの元祖マスコットキャラクター、名前は、ふれ子と言います。別フレ半公認ブログ「ふれふれッ!」をホームに実に2008年から活動している、なかなかの古株。生みの親は、もこやま仁(旧名:仁)先生です。「おはヨーツンヘイム! ふれ子だにょりん☆」などというわけのわからない挨拶の面白さや、その見ためから個人的に結構好きだったりします。ちなみにこのふれ子、誕生してから長い時間が経っているのですが、彼女のイラストのバリエーションはたった2種類。しかもその2種類がパッと見判別つかない程度に似ているので、実質1種類と言っても過言ではない状況にあります。その2種類が見事に一緒になった瞬間がこちら…



ふれ子
 これわかりますか?4枚ふれ子のイラストがあると思うのですが、1枚だけ別バリエーション。これだけ長い間活動しているのに、イラストバリエーションが2種類で、割と不遇な印象のあった彼女、ここに来てさらにライバルキャラの登場なんて、あまりに不憫で不憫で…。あっちはあくまで公認キャラ、一方こちらは半公認。講談社のサイトに専用のページが作られて、さらにはTwitterアカウントまで用意されちゃってる相手に勝てるわけがありません。それでも、それでもふれ子好きとしてはこちらを応援していかないわけにはいくまい…!と思った矢先、ふれ美のプロフィール欄を見てみると…


ふ#12441;んしん
(実は別フレ半公認ブログ「ふれふれっ!」のキャラ・ふれ子のぶんしん



 え、なにこの設定( ゚д゚ )どういう圧力が働いたのか、もしくは優しさを見せたのかはわかりませんが、まさかの裏技折衷案。ぶんしんとか言われても、戸惑いしかないっすよ、ふれ美さん。もしかしてTwitter上でもこれからぶんしんネタとか披露してくれるのですか。というかふれ子と被ってるとこ頭になんか付けてるとこくらいで、これそもそも分身じゃねぇだろとかいう突っ込みはさておいてですね。え、これ「ともだち」とかじゃだめだったんですか?そっちの方が別冊“フレンド”的に丸く収まるんじゃないですか?とだけ言いたかったです。ちなみにこのふれ美ちゃん、ここだけでなくプロフィールもなかなかでして…


 
プロフィール
ふれ美3




 のっけから「年齢:えいえんの15歳」という、昭和のアイドルとか平成の古株アイドル声優臭のする年齢紹介。さすがです。しかしながらその後は、「大きさ:わりと小さめ」「体重:ヒミツ☆」というかわいさ溢れる返答(ヒミツ☆も正直ギリギリ感はあるけれど…)で切り抜け、落ち着くかと思われた次のプロフィールですよ。
 

好きな食べ物:肉、菓子


 肉!菓子!突如として男気溢れる返答に。最近は肉好きの女性も多く、ためらいなく肉好きをアピールする方もいますから、「肉」という返答はさして珍しくないとしても、その後に続く「菓子」というその言い回しがなかなか。直前まで「体重:ヒミツ☆」とか言ってた永遠の15歳が、突如として好きな食べ物「菓子」ですからね。せめて頭に“お”とかつけて欲しかったかなー、ははは。そんな彼女、趣味はモンハンらしいですから、肉好きというのも納得です。てか作業ゲー好きで肉好きってあれですな、こう見ために反した内面の持ち主かもしれません。あと趣味「ショッピン(かわゆい服やアクセサリー)」って、お兄さんは「ショッピン」の方を突っ込めばいいのかな、それとも「かわゆい」っていう方を突っ込めばいいのかな。それと最後の史跡巡りって、なんとも渋い…。と、なんとなく昭和の匂いを感じるといいますか、どこかかわゆいマスコットになりきれていないふれ美ちゃん。その粗さが逆に素敵だと思いませんか?ふれ子のぶんしんだと分かった以上、もう応援せざるを得ないわけで。早速あなたもふれ美をフォローだ!
 
 
ふれ美の公式アカウント→https://twitter.com/#!/Betsufure



 ツイートではちゃんとプロフィールを踏襲した内容が…
 
 
ふれ美6
こんにちわさび!ふれ美っくすだよ!(ふれ子の分身ネタと思われる)
 
 

ふれ美5
モンハンネタ(タグも使う)

 
 中の人頑張ってください…!(中の人などいない) なんかよく見るとTweetDeck使ってるみたいですね。相当な使い手やもわかりませんよ、、、



■フォローする→Twitter



カテゴリ雑記コメント (0)トラックバック(0)TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
2011.08.06
11060472611.jpg宇仁田ゆみ「うさぎドロップ」(9)



■現在アニメ好評放送中の「うさぎドロップ」。先日本編の完結編が発売されたばかりなのですが、その結末について賛否両論あるようで。Amazonでのレビュー数ですが、8/5現在で58件と、1巻のレビュー数である27件を大きく上回っています。大抵こういうのって初巻が最も多くなるイメージなのですが、最終巻が1巻にダブルスコアってのは、それだけ様々な考え・意見が生まれたということでもあるわけで。普段はほぼ見ることのない、アマゾンのレビューを、今回はちょっと覗いてみましょう。


まずはレビューの第一段階と言える、☆での評価の分布から…

screen-captureうさぎ 
画像が小さく見えない方もいらっしゃると思うので、数をお伝えすると、
 ☆5つ:23件
 ☆4つ:14件
 ☆3つ:11件
 ☆2つ:4件
 ☆1つ:6件

 平均:およそ3.6

 となっています。それでは☆評価の段階ごとに、どんな感想があるのか見てみましょう。

カテゴリ雑記コメント (3)トラックバック(0)TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
2011.06.05
■女性向け作品をメインで(というかそれのみで)レビューをしている私ですが、女性向け作品だけを読んでいるわけではなく、ちょこちょこと男性向け作品を読んでいたりもします。さすがに女性向けほど数を読んでいるわけではないですし、基本的には他のブログなどで取り上げられていたりする作品を後追いで読むというパターン。開拓力はほぼゼロです(笑)というわけで、雑記で取り上げるネタも特にないので(考えていたけど体調不良で忘れた)、最近読んで面白かった、レビュー対象外の作品をちょこちょことご紹介したいと思います。(あ、リンク先アマゾンになってます。ご注意を。)




桑原草太「ココロ君色サクラ色」1巻
1106016179.jpg

…先月の月例方向にて、DAIさんのレビュー記事をご紹介したのですが、期待通りニヤニヤがすごかったです!幼なじみの中学生男女を中心に描く青春ショートコメディー。明るく爽やかな男の子の方がとにかく積極的にラブラブに、ほんわかゆったりな女の子の方は、そんな彼にちょっぴり迷惑しつつ…というストーリー。基本的に関係は出来上がっているのですが、その中に見せる微妙な変化や出来事が、ニヤニヤ心をくすぐるってもんです。また二人だけでなく、家族単位でほんわか楽しく愛しい時間と関係が…。ほんわか甘い、春の雰囲気を、ずっと。明るく楽しく癒されたい…そんなあなたにオススメの一冊です。




ハノカゲ/Magica Quartet「魔法少女まどか☆マギカ」3巻
1106035514.jpg
…説明不要の、話題のアニメのコミカライズ。話題になっているアニメの方は観ていないのですが、マンガは読んでいます。正直穿った見方をしていたというか、話題先行でしょ…?なんて思っていたのですが、いやこれ面白いです、はい、すみませんでした。アニメも観れば良かったなぁ。私は青い子・さやかちゃんが好きですが、Twitterとか見ていると、あんまり人気ないんですか…?



笠井スイ「ジゼル・アラン」2巻
1106030385.jpg
…1巻発売時に非常に話題になっていた本作。2巻ではガッチリPRされたのか、書店でもだいぶ平積みされてビックリした記憶があります。お嬢様生まれながら、それに反発するように奔放な性格に育ち、ついには家を飛び出し「何でも屋」をはじめた少女、ジゼル・アランと、そんな彼女に巻き込まれながら彼女を手伝うエリックを中心とした、ちょっとした冒険譚的なお話。1巻はジゼルが好き放題やり、幸せを運ぶというお話が多かったですが、2巻では彼女の好き放題というわけにはいかず、その中で自分の想いを成し遂げるかというところがフィーチャーされていました。ジゼルの成長と、その機会を目に見える形で追いかけることができる素敵な成長記。何はともあれ、伸び伸びと走り回る、ジゼルが素敵です。




カザマアヤミ「はつきあい」2巻
1106025899.jpg
…2巻にて完結の、ニヤニヤシチュエーション&ニヤニヤ掛け合い満載の初恋オムニバス集でございます。1巻にも増して、ニヤニヤ度合いがハンパない!1話読切り形式で、付き合ってからを描くので、関係を築く過程を描くことはないのですが、その分“お付き合い”の中の悶える一瞬を、赤面たっぷりに切り取っていきます。はじめてのお付き合いなので、初々しくたどたどしいやりとりが、甘酸っぱく心に沁みてくるんですよ。名前で呼ぶハードルとか、良いですよね、うん(ニヤニヤ)。個人的には図書館ってすごく好きなシチュエーションで、もうそれだけでご飯3杯イけました!




花沢健吾「アイアムアヒーロー」6巻
1106025542.jpg
…「ボーイズオンザラン」の花沢先生の現在の連載作です。このマンガがすごい!なんかでもランクインしていたりするので、ご存知の方も多いでしょうが、私はつい最近一気に読んだばかりで。もう衝撃でした(笑)1巻の壮絶な終わり方から、ずーっと。グロいしグロいしグロいし、アイデアとしてはそんなに目新しい設定ではないのでしょうが、とにかくグッと引き寄せられたまま目が離せないという。少人数でのサバイバルフェーズは終わり、今度は大人数での新展開。すごく楽しみな作品の一つです。




木下由一「くろのロワイヤル おはよう」1106025838.jpg
…マガジンSPECIALで連載中のギャグ漫画。とにかく冴えない普通の高校生が、クラスメイトの女子・くろのが魔法使いであることを知ってしまい、あれやこれやと巻き込まれていくお話。絵柄が昔の少女漫画っぽかったりするところにやけに親近感を覚えたりと、妙にツボに入ります。お色気ミックス、魔法使いのくろのにやられっぱなしで、序盤は「ワンパターンな作品なのかしら…?」とか思っていたら、後半にはまさかのトキメキ要素まで。完全にやられました、はい。ギャグ漫画なのでほんとくだらないのですが、そんな中にある異様にピュアでラブな瞬間が、やけに眩しく見えてしまうのです。



宮原るり「僕らはみんな河合荘」1巻
1106025484.jpg
…「恋愛ラボ」(→レビュー)などを描かれている、宮原るり先生のALLストーリー漫画。一人暮らしを懇願した男子大学生が辿り着いたのは、社会人から高校生まで、変人ばかりが集う「河合荘」。4コマのときのキャラの濃さはそのままに、見事に変態チックで、だけどちょっとトキメキ温かい、楽しい下宿ライフが描かれています。唯一まとも(?)な読書少女の先輩に憧れ、あれやこれやと頑張る主人公が、とにかくかわいい!あ、でも個人的にはダメンズうぉーかーなお姉様がえげつなくて好きです。こんな人いないと思いつつも、女性の会話って当たらずとも遠からずな印象で、かつそこにちょっとの哀愁を感じさせる麻弓さんが、なんだか放っておけない(笑)




かずまこを「ディアティア」
1106036780.jpg
…楽園の連載作は女性向けとかそういく括りで扱うのは難しいので、基本スルーしてしまうのですが、結構単行本は買ってます。こちら先日発売されたばかりの作品なのですが、とにかく破壊力がハンパなかったです。優しくて不器用な男の子と、一途で頑な女の子の前途多難な恋模様を描いた、本当にピュアな作品。登場人物は絞りに絞って、笑いに走ることもなく、ただひたすらに、相手や友達を想う気持ちを描き出します。とかく賑やかな作品の多い少女漫画の恋愛ものを多く消化しているので、こういうアプローチは個人的にとにかく効きやすく、読んだ後しばらく「青春だなぁ。。。もう戻ってこないのだなぁ。。。あ、でもあんなことあったしなぁ。。。」などとやけに感慨深い気持ちになってしまいました(笑)まぁこれはとにかく一度読んでみてください。本当に良いですから…!


カテゴリ雑記コメント (0)トラックバック(0)TOP▲
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
タグカテゴリ
月別アーカイブ
リンク
プロフィール

Author:いづき
20代男、Macユーザー。野球はヤクルト、NBAはマジックが好きです。

文章のご依頼など、大事なお話は下記メールアドレスへお願い致します。


■Twitter
@k_iduki

■Mail
k.iduki1791@gmail.com
※クリックでメール作成
RSSフィード
▽最新記事のRSSを購読

a_m.jpg
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Power Push
2012年オススメはコチラ→2012年オススメ作品集


かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。