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Tag [続刊レビュー] 2010.06.10
作品紹介→*新作レビュー*ねむようこ「ペンとチョコレート」
作者関連作品紹介→ねむようこ「午前3時の無法地帯」/「午前3時の危険地帯」/「東京無印女子物語」



1102916435.jpgねむようこ「ペンとチョコレート」(2)


私 漫画が描きたい
私の名前はフタバトワコです



■2巻発売、完結しました。
 新担当・秋元のもと、打ち切りにもめげず、増刊雑誌のシリーズ連載枠を獲得した漫画家・フタバ。秋元のミスから、ギクシャクした関係になったのものの、無礼な編集者に絡まれたフタバを助け出し、「担当は僕しかいない」との宣言により、フタバはついに自分の想いに気づく。会えば会うほどに、その想いはしっかりとした輪郭を持って、自分の心の中に浮かんでくる。けれども秋元には、彼女の存在が…。さらに、漫画界のシビアな現実が、二人を襲う!仕事とプライベートの狭間で揺れる、トワコの明日は…!?


~完結してしまいました~
 完結しました。どうやら2巻で完結というのは、比較的早い段階で決めていたみたいですね(あとがきより)。久々の続刊だったので、改めてじっくり1巻から通して読み返したのですが、「ああ、なんて面白いのだろう…」と。2巻という短さで終わったのは少し寂しかったものの、想像以上の濃密さで、最後まで楽しませてくれました。
 
 
~トワコの感情の揺れ動きが、本当に心に響いた~
 1巻も良かったのですが、2巻ではひと際トワコが素敵に映りました。素敵というか、彼女の心の揺れが、ダイレクトにこちらに伝わってくるというか。そういったシーンが、2巻では多く描かれていたように思います。中でもこのシーン、紙袋を秋元さんと一緒に持つというくだりが、本当に破壊力抜群でした


ペンとチョコレート2-1 
 “カノジョ”だったら
 こんな紙袋越しじゃなくて…
 もっと近づいてもよくって
 会うのもファミレスじゃなくって
 呼び止めて…
 追っかけて…
 もっかいバイバイとかして…
 次の約束とかもして…

 もしカノジョだったら…。考えないようにしようとしても、どうしても考えてしまい、そして現状を痛感し落ち込む。叶わぬ想いを抱える人ならば、誰しもが経験するであろう、苦い行動。そしてその後に…
 
 ああでも もしかしたら
 秋元さんの担当作家であることは
 カノジョになることなんかより
 ずっとずっと特別なことなのかもしれない…

 と、逆に自分の立ち位置をポジティブに捉え直し、納得させるという。あるある(私だけ?)。近づかず、離れず、ただ自分の中で、考えがぐるぐる…。進展が望めない以上、自分の気持ちを保たせるには、何かしらのプラス面を挙げ、それをよりどころにしていないと、やっていられない。このアンバランスな状態が、とってもリアルな感じがして、なんとも…。


~ラスト2話は、次巻が一気に飛ぶ~
 ラスト2話、20話目と最終回は、19話目からかなり時間が飛び飛びになります。その間にあったであろう、様々な過程を丸々抜き去り、一部分しか提示しません。一気に飛ぶ時系列に、なんだか不思議な感覚を覚えます。2巻完結にするための帳尻合わせだったのか、はたまたはじめから狙っていたのか。その真意はわかりませんが、ラスト2話…特に最終話では、ちょっとした仕掛けがなされていて、個人的にかなりお気に入りでした。
 
 まず最終話は、トワコの感情が一切描かれません。というか、トワコの登場シーンも少なかったりします。視点は、トワコのファンであるとある女の子のもの。視点を外部に置くことは比較的よく使われる手法ですが、今回のこの視点は、一人の読者・ファンのもの。それまで物語では、アンケートや人気投票などを通して読者の存在が示されることはありましたが、具体的なファンの姿というのは一切提示されずに進んできました。ひと際ストイックに、ファンレターの一つも描かれることなく。それがラストになって登場。しかも視点を保持しています。そしてその視点はいってみれば漫画家とは真逆の方向を向いているものです。視点の逆転によって、幸せを客観化しており、また最後では、二人の関係の真相を完全には明かさずに終えるという、なんとも粋な終わり方。ええ、こういうの大好きです、はい。


~ペンとチョコレート~
 最後にちょっと、タイトルについて。チョコレートは言うまでもなく、トワコの大好物です。じゃあペンは?となるのですが、こちらもまた、トワコの好きなもの。この「ペン」は、「漫画を描くこと」に置き換えが可能です。そしてトワコにとって漫画を描くこととは、「自分の描きたい物語を描くこと」でした。原作つきの漫画を描いて、一定の成功を収めたものの、彼女はその状況を踏まえ「漫画を描きたい」との発言をしています。自分の描きたいものでなければ、それは漫画を描いていることにはならないのです。そもそもこの作品では一貫して、楽しく描く=面白い作品を生み出すという考えが示され続けていました。


ペンとチョコレート2-2
鳶谷コゴロー先生は、楽しく描く=面白いものを描くというメッセージの象徴であった。

 チョコレートもペンも好き、しかもそれが、大好きな人からもらえれば、もっと美味しい・楽しい。物語中、もっともチョコレートが美味しく描かれたのは、チョコパフェでもチョココルネでもなく、秋元さんから差し入れられた板チョコでした。そしてまた、ペン=「描きたい物語を描く」という状況も、秋元さんによって与えられたものでした。ああなんだよ、このタイトル、めちゃくちゃ甘いじゃないですか。読み終わり本を閉じたとき、改めて表紙のこのタイトルを読んで、にんまり。なんともいい気分になったのでした。
 

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Tag [新作レビュー] [4コマ] 2010.05.17
1102905654.jpg胡桃ちの「パパロバ」(1)


オレたちは
ここにこれから誰も見たことのない宿を作るんだ



■接客のプロ・なごみは、大失恋の末に務めていたホテルを退職。そんな中、同窓会に出るために地元に戻った際、高校時代の親友から、徳島での宿屋経営を手伝ってくれないかと持ちかけられる。実家は少々居づらいし、再就職先もないということで、宿屋経営を協力することに。親友の夫婦が経営と料理を、なごみが接客を、元カレの建築家がデザイン・建築を…「眺居座 ゆほびか」で、プロ集団が究極の癒し空間を提供します   

 胡桃ちの先生が描く、四国の小規模経営宿屋ライフ4コマでございます。ヒロインは、失恋の末に勤め先のホテルを辞めた26歳、なごみ。同窓会で地元に戻ったところで、高校時代の親友夫婦から、徳島で宿屋を経営するから手伝ってもらえないかと頼まれます。最初は一緒に開店準備をするだけ…という約束だったのですが、なんだかんだで乗り気になり、結局一緒に宿屋経営に携わることに。一日一組限定、極上の癒しのひと時を提供する、オーシャンビューの素敵な宿屋「眺居座 ゆほびか」で、騒々しくも楽しい毎日を過ごしていくことになります。


パパロバ
こういう女性ならではの視点というものは、とてもためになります。理想を詰め込んだような、素敵な空間をマンガで再現。


 癒し空間を提供する、お宿漫画。とはいえ作品が癒しに満ちた雰囲気系の4コマかというと、そういうわけではありません。むしろキャラはがっしり確立されていて、個性のぶつかり合い。淡く空気を壊さないように、なんてことはなく、むしろ色濃く自分たちが空気を作り出してやる!という勢い。宿屋経営に携わる友人夫婦は、元ヤン旦那に、そんな旦那を尻に敷く強気奥さん。ヒロインのなごみは、恋愛になると弱ものの、なんだかんだでちゃっかりしている抜け目のない性格。そこに宿屋のデザイン設計を担当する、なごみの元カレが加わるのですが、彼もまた気が強いんだ。だから歯に衣着せぬ会話がデフォで、ときに下世話な話題も。こういったノリもまた、芳文社きららにはないノリですよね。
 
 序盤は宿屋作りということで、ストーリー展開はあるのですが、後半はお客さんごとに様々なサービスを施すという形で、ストーリー的な進展ではなく、横の広がりで話を持たせます。双方が丁度良い分量で、いい塩梅。物語的展開は、これから恋愛方面で動くか動かないかという感じ。しばらくは宿屋で楽しいひと時を…という方向で持ちそうなので、ゆっくりとこちらは進展してもらいたいですね。また舞台となる宿屋は実在する宿がモデルとなっているそうです。一日一組限定って、どんだけセレブなお客たちだよ…なんて想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、どうやら庶民でも十分手が届く範囲のよう。またレストランも同時に経営しているので、金銭的なやりくりは心配ないみたいですね。和気あいあいと楽しみながら宿屋経営。読む側は、経営側とお客側、双方の視点から楽しむことができる内容となっています。自分もいつか行ってみたいですね。まぁ行く相手がいないんですけど。


【男性へのガイド】
→まんがタイムなので、別枠。男性でももちろん楽しめます。一応ラブリー連載なので、女性向け感は出てますけど。
【私的お薦め度:☆☆☆  】
→安定感のある4コマ作品。あとは絵柄とノリの好み次第じゃないでしょうか。


作品DATA
■著者:胡桃ちの
■出版社:芳文社
■レーベル:MANGA TIME COMICS
■掲載誌:まんがタイムラブリー(2008年9月号~)
■既刊1巻
■価格:619円+税


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Tag [オススメ] [4コマ] 2010.01.18
07197864.jpgテンヤ「先生はお兄ちゃん。」(1)


「うわーん ごめんねー まゆからもらったもの失くすなんて
お兄ちゃん失格だよね!」
「安心しろ普段から失格だ」



■3巻発売しました。
 桜木眞一、27歳。ごく普通の高校教師で、1-A担任。ごく普通に父と母に育てられ、ごく普通に妹に恋をし、ごく普通にシスコンになりました。何よりも妹のまゆのことを考え、常にアプローチは欠かさない。ただひたすらにまゆが好き。そんな兄に辟易しているのが、妹のまゆ。あろうことか兄が担任を受け持つ1ーAの生徒。こんな兄を持ってしまったがためか、かわいらしい見ために似合わず、口はちょっと悪い。そんな凸凹兄妹が繰り広げる、兄弟愛物語…もとい、シスコン兄と冷酷妹のドタバタコメディでございます。
 
 シスコンの兄と、それに迷惑している妹を描いた4コマです。ヒロインは、女子高生の桜木まゆ。高校生には見えない幼くかわいらしいルックスと、それに似合わない口の悪さを持ち合わせた彼女は、常々迷惑に思っている存在が。それが彼女の兄・桜木眞一。まゆの通う高校の教師で、しかもまゆのクラスの担任である彼は、なんと極度のシスコン兄貴なのです。机の上が妹の写真でいっぱいなのは当然、着ボイスも妹のものだし、授業で妹のことを語り出すこともしばしば。そして暴走する度に妹から鉄拳制裁を食らうのは、もはやお約束。それでも兄は、まゆが大好きなので、自重することはしません。そんなはた迷惑な兄と、幼い見ためながらもやけにローテンションな妹の、ドタバタな毎日を描いていきます。


先生はお兄ちゃん
何度拒まれてもめげない。それがお兄ちゃんクオリティ。


 ここまでの説明のみだと、兄と妹だけのワンパターンな4コマのように思われるかもしれませんが、実はそれを打破する非常にナイスなキャラクターが一人登場します。それが保健医の神奈月子。非常に大ざっぱな性格のも持ち主である彼女は、兄・眞一の元同級生で、しかも彼をパシリに使っていたという関係。「まゆ」というひとつの物差ししか持ち得ない兄・眞一を、普通の状態に持ってくることの出来る希有な存在で、単純に兄の切り替えを促し単調さを予防するだけでなく、何やら職場の男女みたいな関係も匂わせたりして、物語に別の味わいを付加してくれるのです。彼女がいることで、物語の面白さが断然増しているように、個人的には思います。
 
 妹のローテンションでやや口の悪いところは、「みなみけ」の千秋を思い出させます。あっちは小学生で、こっちは高校生ですけど。こういう性格になるには、何かしらの要因があると思うのですが、彼女の場合は明白すぎますね。どう考えても兄のせい。とはいえかわいいじゃないですか。10歳も歳が離れてると、やっぱり妹でもかわいく思えるものなんでしょうかね。表紙だけ見るときららレーベルでもよさそうですが、兄という強烈な存在が登場し、また家族というテーマを少なからず含んでいるために、まんがタイムってことなのでしょうか。その線引きは良くわかりませんが、とりあえずこの作品に関してはなんとなく納得できるのでした。


【男性へのガイド】
→芳文社4コマですのでもちろん男性ウェルカムウェルカム。
【私的お薦め度:☆☆☆☆ 】
→兄妹のみでもそれなりに楽しそうですが、こちらの場合は+αがあるから余計に面白いです。楽しい4コマでございますね。


作品DATA
■著者:テンヤ
■出版社:芳文社
■レーベル:MANGA TIME COMICS
■掲載誌:まんがタイムラブリー(2007年1月号~),まんがタイムジャンボ(2006年10月~)
■既刊3巻
■価格:各571円+税

■購入する→Amazonbk1

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Tag [オススメ] [新作レビュー] 2009.09.13
07228462.jpgねむようこ「ペンとチョコレート」(1)


僕に
フタバさんを譲ってくれませんか?



■人気不振により突然、連載を打ち切られた漫画家・フタバトワコ。担当編集にも見放されそうになり、まさに崖っぷちのフタバに差し伸べられたのは、同じ社の男性編集者・秋元の手だった。髪は長いしメガネだし、着ているTシャツのデザインも変…けれど、自分の描きたいことを最優先してくれて、かつ誠実にサポートしてくれる彼の仕事ぶりに、思わず胸を打たれ、いつしか好意を抱くように。恋も仕事も、まだまだ駆け出し。崖っぷちだけど…いや、崖っぷちだからこそ、前に進むしかない   

  ついに新作きましたー。当ブログでもプッシュしました「午前3時の無法地帯」(→レビュー)のねむようこ先生の、芳文社での連載作品になります。ヒロインは、連載を打ち切られたばかりの漫画家・フタバトワコ。担当編集に見切られそうになった矢先、歳のやや近い秋元に拾われることになります。今ひとつパッとしない風貌ではあるものの、その仕事ぶりは実に誠実。精一杯のサポートに、やがてフタバは秋元に好意を抱くようになります。仕事上のパートナー…されど男と女。恋に仕事にステップアップしていきたいフタバですが、なかなか順調にはいきません。簡単に読者は認めてくれないし、秋元には恋人の存在が…。


ペンとチョコレート
恋愛と仕事の2本軸。どちらかが疎かに…ということはなく、どちらもしっかり描かれていて、2度美味しい。


 描こうとしているのは、「午前3時の無法地帯」とほとんど同じですかね。社会人(この話では漫画家だけど)になりきれていない主人公が、その世界で揉まれることによって成長していく。そしてそんな中で素敵な人と出会い、恋をするのですが、そちらでもオトナになりきれず、苦しむという。その感情の描き出しが、相も変わらず上手で素敵。「恋も仕事も」というのは、祥伝社フィーヤンのキャッチフレーズですが、こちらも言うなれば「恋も仕事も」を描いたお話。ただそれが“漫画家の”恋と仕事である辺りが、芳文社らしさが出ていて良いなぁという感じがします。

 漫画家が描く漫画家のお話ですから、リアルじゃないわけありません。多少の“作り”は入っているかもしれませんが、それは感じさせません。少女マンガでこういうお話を描くと、乙女の夢要素が強く入ってきてしまい、逆に青年誌でこういうお話を描くと、途端に生臭さが強くなってしまう(どっちも好きだけど)。この作品は、いわばその中道を行っており、裏表紙にある言葉を借りると、リアルでガーリィな漫画家のお話になります。それでタイトルが「ペンとチョコレート」でしょ?うまいなぁ。


【男性へのガイド】
→ラブリー連載ですし、基本的には女性が楽しむようなお話。ただ出来が良いので男性も全然OKです。
【私的お薦め度:☆☆☆☆☆】
→期待に違わぬ面白さ。ねむ先生ファンも、そうでない方も、恋愛ものが好きな方は、是非一度手に取ってみてください。


作品DATA
■著者:ねむようこ
■出版社:芳文社
■レーベル:MANGA TIME COMICS STORY
■掲載誌:まんがタイムラブリー(2008年9月号~連載中)
■既刊1巻
■価格:619円+税

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Tag [オススメ] [4コマ] 2009.07.09
07136939.jpg松田円「サクラ町さいず」(1)


血はつながってないけれど
2割くらいなら
妥協してやってもいいかな…



■7巻発売しました。
 お母さんが今のお義父さんと結婚して、それから1年で天国へと旅立ってしまった。春田信一朗(14歳)は今、義父である信二と二人で暮らしている。まだ出会って1年ちょっと。本当の親子のようにはいかないけれど、それでもそれなりに良好に暮らしている。炊事洗濯掃除…家事全般は信一朗が担当。気がつけば主婦顔負けの腕前に。学校の友達とも仲良くやっている。うん、なんだかんだ楽しい毎日。さぁ今日も、一日が始まるーー!!

 寝不足だとあらまし紹介が異様にきもくなってしまう…。どうにかならんものですかね、ってそれは訪問者の皆さんの言か。さてさてこの「サクラ町さいず」ですが、一言で表すなら「アットホーム4コマ」という表現がしっくりくるでしょうか。継父と一緒に暮らす中学生・信一朗を中心に、父親や親戚との関係、そして日々の学校生活について描いていきます。設定自体はそれなりに重みのある内容になっていますが、作品を通した雰囲気は、非常に優しげで温かいです。時折センチメンタルな空気を出すものの、各回でしっかり回収。変にそういった設定を意識するのではなく、一風変わった中学生と、その周囲の人達との日常を描いたほのぼの4コマ…ぐらいのスタンスで読むと良いかもしれません。
 
 
サクラ町さいず
家事は全て信一朗が行うので、生活力がこの歳にしてはかなり高い。特に料理が得意で、自由研究では料理絡みのネタで好評を博す。ってか父さん文筆業で在宅なんだから、家事やりましょうよ…。


 一応恋愛要素はあるものの、トキメキ感はゼロ。キャラは4コマらしく個性派揃いですが、超展開で無理に笑いにもっていこうという姿勢もありません。あくまで、楽しく賑やかな日常を描こうという感じ。休日の夕方とかにアニメ放送とかすると、しっくりきそう。ファミリー向けの作品としては、なかなかの良作に仕上がっているんじゃないでしょうか。何があるってわけではないのですが、それが妙に心地よい、そんな作品ですかね。


【男性へのガイド】
→ターゲットはかなり幅広いように思います。当然男性もOK。4コマ好き、ホームコメディ好きは必読。
【私的お薦め度:☆☆☆☆ 】
→全体的なバランスが上手いこと取れている良作だと思います。これを薦めて嫌がる人はいないでしょう。ただそれが「大好き!面白い!」のレベルまで行くかはわかりませんけど。


作品DATA
■著者:松田円
■出版社:芳文社
■レーベル:MANGA TIME COMICS
■掲載誌:まんがタイムラブリー、まんがタイムオリジナル
■既刊7巻

■購入する→Amazonbk1

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レビュー
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レビュー
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レビュー
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