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Tag [新作レビュー] 2013.02.14
1106229055.jpg佐野未央子「日日べんとう」(1)


今日のあなたのお弁当は
どんなかんじ?



■谷黄理子。32歳。毎朝の日課は、20年使っている“わっぱ”にお弁当をつめること。雑穀米とつけ物は、欠かせない。ちょっぴり家庭が複雑で、職場の上司にも振り回され気味だけど、毎日コツコツ。おいしく食べて、おいしく生きる。それが黄理子流。

 佐野未央子先生オフィスユー連載作でございます。Cocohanaの「チマちゃんの和簞笥」は同時発売。こちらは巻数がついており、現在も連載中です。
 
 それではあらすじをご紹介。ヒロインは毎日お弁当を作っている、デザイン会社の社員・黄理子、32歳。一人暮らしで、食事は基本全て自炊。禅寺育ちの彼女の食事は、雑穀米と漬け物が基本。禅寺育ちということで、家庭事情はちょっと複雑。母親は認知はしているものの、お互い険悪な関係で、弟は人懐っこいけれども、25歳にもなってヒモなフリーター…。仕事は仕事でやりがいはあるけれど、自由な上司に振り回されがち。それでも毎日お弁当を持って、今日も一日頑張るのです。


日日べんとう
弁当は登場するが、よくある「料理を食べれば人生の悩みが全て解決しちゃう」ような料理マンガとは異なります。弁当は人を映し出す鏡であり、コミュニケーションのツールであるという。あくまで主人公を補う立場のもの。

 
 複雑な家庭事情を持つヒロインの、弁当を通して描く奮闘記。タイトルから、弁当主体のグルメものをイメージされるかもしれませんが、そんな雰囲気は皆無。もちろん弁当が描かれるシーンは数多くあるものの、弁当そのものにスポットが当てられるわけでもなく、レシピめいたものが書かれるわけでもなく、あくまでヒロインの心身の状態を映し出す鏡のような存在として描かれます。物語の進行が、20年連れ添った弁当ということで、要するに相棒みたいな感じなんです。
 
 物語の中心は、ヒロイン自身の生き様的なもの。母親は有名女優ながら、ヒロイン自身はずっと禅寺に預けられ育ち、一方弟は母親によって育てられたという複雑な過去があります。二人との親交はあるものの、弟は頼りなく、また母親はかなりの自由さで、なかなか歩み寄るきっかけをつかめません。そんな関係に一石を投じるのが、彼女の職場の上司である荒井。偏食家でだらしない性格と、黄理子が一番嫌がるような男性なのですが、とある経緯で彼女の母親と知り合っており、仕事を通じて仲を取り持とうとするのでした。
 
 一人で気丈に生きていく覚悟があるヒロインながら、一方で周囲の人に振り回され、凝り固まった考え方を徐々に変えて行く…そんなヒロインの人間関係と心境の変化を楽しむことのできる物語です。その後上司のことは、恋愛対象として意識するように…。禅寺育ちのヒロイン×弁当というちょっと渋めのモチーフながら、描いているのは成年女性向け漫画でよくあるような内容で、一風変わったテイストで繰り広げることで差別化を図っている印象です。料理物は単発の側面が強いイメージですが、本作はストーリー性の強い内容となっているので、巻数を重ねてなお味わいが出て来るタイプかと。
 

【男性へのガイド】
→女性向け感強し。女性も割と年齢限定されるような。
【感想まとめ】
→タイトル・表紙と内容とのミスマッチ感は否めませんが、物語としてはなかなか面白かったです。変な先入観を持って読み始めると戸惑うかもしれませんが、それを予め知っておけば大丈夫。


作品DATA
■著者:佐野未央子
■出版社:集英社
■レーベル:オフィスユーコミックス
■掲載誌:オフィスユー
■既刊1巻
■価格:562円+税


■購入する→

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Tag [新作レビュー] [オススメ] 2012.10.23
1106206191.jpg天堂きりん「そして、晴れになる」(1)


晴れの日も
そうじゃない日も
私たちは前を見て
歩き続ける



■明るい笑い声が絶えない、女ばかりの家族・時任家。祖母に母、そしてそんな母が女手一つで育てた2人娘に、母の姉が時折訪れる。全員揃えば女ばかりが5人もいる、賑やかな家。皆がみんな仲良く明るいが、一方で、家族だからこそ口にできない複雑な想いを、それぞれが抱えていた…。晴れの日もあれば、雨の日もある。だから人生は面白い…。

 「きみが心に棲みついた」(→レビュー)や「てのひらサイズ」(→レビュー)などを描かれている天堂きりん先生の、officeYOUでの連載作になります。表紙がなんともかわいらしいですね。主人公は表紙に描かれている女性…ではなく、複数人の視点がお話のたびに入れ替わって進行していく、オムニバス形式のお話となっています。彼女もまた、主人公のひとり。物語は、表紙の彼女を含む、女ばかりの家族を描いた内容。祖母、母、娘二人と叔母が一人の5人が集う、一風変わったその家は、いつも明るく笑いが絶えない家。けれどもそれぞれがそれぞれに、大なり小なりの悩みを抱えており、人知れず苦悩している…というようなお話です。
 

そして、晴れになる
 なんで女性ばかりの家かというと、3世代家族でいう“母”が、娘を二人生んでその後離婚、祖父は既に亡くなっており、出入りしている叔母は生涯独身を貫いているという状況から。一番下の娘も既に社会に出て働いており、そろそろ結婚も視野に…という年頃になっています。だから、誰を視点にしても物語が成り立つという(さすがに祖母は主人公にはならないですが)。関西弁で、より賑やかという。
 

 離婚して苦労ばかりしてきた母に、何を思ってか生涯独身の叔母に、結婚したくても様々な理由でしない、できない妹たち…。結婚、子育て、恋愛…その歳なりの、重ねて来た過去と想いというものがあり、抱える悩みも様々です。この抱える悩みがとってもリアルというか、自分の人生に置き換え可能なもので、同時にそれを形成した過去の出来事も面白く描かれています。落語や大道芸など、落とし込むイベントやモチーフは一風変わったものが多い印象ですが、その根底にあるものは誰もが抱えうる悩み。それらが、物語の最後でフッと溶け出し、明るい日差しが差し込む。どのお話も、いい終わり方するんですよ、これが。
 

そして、晴れになる1−2
 個人的にお気に入りだったのは、2話目ですかね。娘の窓花がかつて恋していた男子に、社会人になって久しぶりに再会し、ものすごく意識してしまうというもの。家族間のつながりを描いたお話ももちろん好きなのですが、やっぱり天堂きりん先生は恋愛だと思うんですよ(あくまで個人的な所感)。割と痛々しかったり、クセのある恋愛話が多い中、このストーリーは極めて素直。読後感も非常に良く、そして1巻ラストを美しく、そして感動的にしめる大きなきっかけにもなるわけで。
 
 しかしこれ、最後綺麗に閉めすぎちゃって、2巻以降どうするんだろうという想いも。正直ラストの締めくくりを見ると、「あ、これで完結か。感動した、良かった。」って感じになるのですよ(笑)もちろん続きを読めるのはとても嬉しいのですが、この後どのような展開になるのでしょう。その辺含めて楽しみです。


【男性へのガイド】
→女性ばっかりで、エピソードも女性の方がより共感できるものなのだと思います。が、天堂きりん作品は男性だって楽しめるはず。
【感想まとめ】
→面白かったです。一旦落としておいて、最後しっかり温かく感動させるという。人間臭いお話というか、無駄に綺麗にしないのが素敵です。オススメで。


作品DATA
■著者:天堂きりん
■出版社:集英社
■レーベル:officeYOUコミックス
■掲載誌:officeYOU
■既刊1巻
■価格:562円+税


■購入する→Amazon

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Tag [オススメ] [新作レビュー] 2010.03.02
1102875383.jpg岡田理知/田郁「八朔の雪 ―みをつくし料理帖」(1)


うまいことできるかどうかそれはわかりません
そやけど
なんもせんとはなからあきらめるのだけはいやなんです!



■享和二年。大坂・淀川の大洪水で両親を失い、天涯孤独の身となった少女・澪。その身を大坂の料理屋「天満一兆庵」に拾われ、奉公人として、今まで育ってきた。そんな彼女は今、江戸の蕎麦屋「つる家」に奉公している。捨てる神あれば拾う神あり。幾度となく訪れる困難も、決して諦めない気持ちと周りの人の助けによって、乗り越えてきた。そして今彼女のもっぱらの悩みは、関西と江戸の味覚の違い。大坂の料理をそのまま出しても、江戸っ子は喜んではくれないのだ。早く一人前に、料理が振る舞える人間になれるよう、今日も澪は一生懸命…!

 人気の時代小説「みをつくし料理帖」シリーズのコミカライズです。なんて原作小説、私は知りません。原作はハルキ文庫にて第2弾まで出ていて、3月13日に第3弾が発売予定だそうです(私信:せばさんありがとうございました(> <))。江戸の料理屋を舞台にした、女奉公人(料理人)・澪の成長物語です。ヒロインの澪は苦労性で、幼い頃に両親とは大水で死別。以降大坂の料理屋の主人夫婦に拾われ、その店に奉公することになるのですが、その店が火事によって全焼。そこで江戸の支店を頼りに上京してみると、、そこが他の人の手に渡り別の店になっていることが判明。主人はショックを受け、病気になり、やがてかえらぬ人に。残されたのは、そのご寮さん(女将さん)と澪だけ。ご寮さんの体調もそれほど思わしくなく、どうにか食い扶持を…と困っていたところに、今の働き先である「つる家」の主人が手を差し伸べたのでした。そしていざ、大坂で慣れ親しんだ味付けの料理を店で出すのですが、それがどうにも不評。大坂と江戸では、人々の味覚の差が大きすぎたのでした。そんな現状を目にして、澪は落ち込むも、周囲の人に励まされやる気に。少しずつ工夫を重ねながら、己の料理を磨いていきます。


岡田理知「八朔の雪」
人間関係だけでなく、料理ネタもしっかりと織り交ぜる。東西の味・様式の違いだけでもかなりの量。読み物としての価値もあるんじゃなかろうか。


 江戸が舞台ということもあって、非常に義理と人情溢れ出るストーリーになっています。当時は女性が奉公人になることはあれど、なかなか料理まで任される店はありません。それでも拾ってくれた「天満一兆庵」の主人といい、「つる家」の主人といい、ヒロインの好きなようにやりなさいと、全面バックアップ。こういったいい人間を、自然と集める性格なのかもしれませんが、このヒロインの挫けない性格が、周りの人をそうさせているような気も。そんな彼女が、大坂と江戸の味覚の違いからはじまり、何か一品料理を考えたり、生き別れになった友人に想いを馳せたり…日々成長していく様子を、料理と人情に乗せてお届けします。故になんだか温かい。非常に読後感の良い作品となっています。

 江戸が実際にはどんな場所で、江戸っ子がどういった気性の持ち主であったかなんてことは、知ることは出来ないわけですが、なぜか「江戸っ子」というとごく自然にイメージを思い浮かべられるから不思議ですよね。粋でいなせで気っ風がいい。義理人情にアツく面倒見がよく涙もろくて喧嘩っ早い。この作品に登場するお侍さんなんかは、いかにも江戸っ子という感じのナイスガイ。出るべきところは出るが、干渉しないところは全く触れないその立ち位置・距離感がなんとも素敵。他にも「人情」を感じさせるストーリーや関係が作中で見られ、「粋」ってのはこういうことを言うのかな、なんて勝手に思ったりしてしまいました。
 
 また人情ものではありますが、料理ものとしてもしっかり機能。泣かせにかかって一辺倒で終わりなんてこともなく、読み物としてもなかなか面白いものになっています。ストーリー展開こそないですが、それでも関係性の変化と、ヒロインの成長が見てとれるので、まったく問題なし。漫画ももちろんおもしろかったですが、俄然小説にも興味が出てきました。食いしん坊な人情話好きは、要チェックの1作だと思いますよー。
 

【男性へのガイド】
→人情ものにどれだけ需要があるのかという問題?ちょいとクサさもありますが、それだけでは終わらずに、しっかりと他の要素も組み込んでいるあたりはさすがで、そうなると余計に読みやすくなるのかな。
【私的お薦め度:☆☆☆☆ 】
→原作がしっかりしているからこそ面白いのでは、となんとなくおもうのですが、作品として評価する時は原作との比較なんぞ要りませんし、そもそも私は原作読んだ事ないわけで、ならば素直にオススメしようじゃないか、と。ほっこりではないですが、なんとなく元気づけられるようなお話です。


作品DATA
■著者:高田郁/岡田理知
■出版社:集英社
■レーベル:オフィスユーコミックス
■掲載誌:officeYOU('09年12月号~連載中)
■既刊1巻
■価格:562円+税

■購入する→Amazonbk1

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2009.08.27
07184200.jpgたらさわみち「おいでよ動物病院!」(1)


どん底と思ったらてっぺん
何だか…ジェットコースターみたいだよ
動物病院て



■6巻発売しました。
 ここは“ペットを癒してあげる”がモットーの動物病院。針治療もこなす院長に、外科のスペシャリスト、そして小動物担当に、看護士さんで回している。病気の飼い犬に、ケガをした野良猫…日々様々な動物たちが運び込まれてくる。命を扱うこの場所には、たくさんの悲しみと、たくさんの喜びが溢れている…。動物の数ほど、涙あり、感動あり。癒されてジーンと来る動物病院物語!

 動物病院の日々を描いたお話です。恐らく皆さんが想像されているような雰囲気だと思います。動物好きなら読んでおけ、そうでない人も読んでおけ、というような、動物たちの命にまつわる感動系のストーリーが展開されます。基本的に1話完結で、壮大な物語が送られると言うことはありません。一つの命について、延々描いても良いのですが、日々幾つもの命が運び込まれる動物病院を描くということ考えると、やはりこういうスタイルのほうが全体で見た時のメッセージ性が強くなるのかな、と。当然ですが、動物のみで展開しても、それほど話は広がらないので、人間との関係の中にドラマを見出していく形。


おいでよ動物病院!
これがどう受け取るかは人それぞれだとは思うものの、言っていることは至極真っ当。そういえば実家の父が、「ウチの犬は輸入ものの6000円の専用シャンプーを使っているのに、俺は特売の300円のシャンプーを使っている。なんだこの格差は」と言っていたことを思い出した。そんな父は、母が年甲斐もなくやけに高いシャンプーを黙って使っていることを知らない。あれ、関係ない話に…


 実際の獣医界・動物病院界を目の当たりにすることがないので、どこまでリアルなのかわからないですが、多分舞台となるM.F動物病院は、一つの動物病院の理想を体現した病院なのだろうな、と思います。台所事情が厳しいまではリアルなのでしょうが、だからといって金策に走ることはしない(物語なのでする必要がない)。綺麗な部分、ツライ部分は見せるものの、汚い部分は見せることはありません。それが魅力ではあるのですが、読む人によってはもの足りなさを感じる人もいるかも。そういえば動物医療もので、業界特有の汚さを出す作品ってほとんどない気も。動物が介在するから、そういう事を描こうと思わないのか、それとも本当に正義感と優しさに溢れたクリーンな業界なのか、はたまた私の思い違いなのか…。なんにせよ、獣医さんってのは大変です。


【男性へのガイド】
→装いは女性向けですが、読みやすいと思いますよ。ストーリーが気に入るかは別として。
【私的お薦め度:☆☆☆  】
→毎回気持ちのよい形で終わるのは、とっても好印象です。


作品DATA
■著者:たらさわみち
■出版社:集英社
■レーベル:オフィスユーコミックス
■掲載誌:officeYOU('07年1月号~連載中)
■既刊6巻

■購入する→Amazonbk1

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Tag [オススメ] [新作レビュー] 2009.05.25
07221781.jpg長浜幸子「名前はとうに失われた」(1)


私は香水瓶だ
遠い昔には名前があったが
今はもう記憶から失われてしまった



■骨董屋の片隅に置かれた香水瓶。生まれてから数百年。次々と持ち主は変わり、自分の名前も忘れてしまった。その長い間、香水瓶が見続けてきたのは、人の愛と悲しみの物語。そしてこれからもまたこの香水瓶は、主を変えながら、人の愛を見続けてゆくのだろう。

 香水瓶視点で送る、人間の愛と悲しみの物語です。香水瓶視点?なんて思われるかもしれませんが、要は「吾輩は猫である」方式の人間物語です。骨董屋からスタートし、次々と持ち主を変え、その度に浮かび上がる人間模様を、ただただ見つめ続けていきます。その達観した語りぐさは、香水瓶といえどなかなか心に響くものがあり、読んでいて本当に切ない。持ち主が変わるという事は、それだけの別れがあるという事。持ち主との別れは、そのままその持ち主の環境・心情の変化を表します。その発露が大体、悲しみや切なさといった感情。


名前はとうに失われた
あ、このカットだと猫が言ってるみたいになっちゃう。言ってるのは香水瓶です。「客観」じゃなく「達観」なんですよ。それゆえこういった台詞も出てくる。


 当然ベタな展開もあるのですが、説得力のある香水瓶の「語り」は、そういった展開さえも「物語」に昇華させてしまいます。表紙だと、昼ドラ的な重厚で重々しい雰囲気の話が展開されるのでは、と思う方もおられるかもしれませんが、そんなことはありません。どちらかというと庶民派で、コメディ要素も盛り込んであります。また香水瓶だけで繋ぐのではなく、スタート地点の骨董屋の主人(変わり者)と、その友人の探偵と助手を毎回話に絡ませてきます。そうすることである程度話に関連性を持たせることに成功。

 最後は香水瓶が壊れて終わりなのかと思ってたのですが、骨董屋か探偵に引き取られて安寧…なんてラストを信じてみたくなりました。結構重たげな話が多いものの、最後には救いを見せる形なので、決して後味が悪くなる事はありません。ラストの話はスゴい設定&展開でしたが、今後ギリギリ日常のラインを保てるのであれば追いかけていきたいです。面白かったです。
 
 てかこの香水瓶、男なんですね。裏表紙に「彼」と。その落ち着いた語りぐさは、性別すら超越しているように感じただけに、男だと知ったのはちょっと残念だったり。


【オトコ向け度:☆☆☆  】
→ベタでもOKという方は。柴門ふみよか明るいですし、後味も良いですよ。
【私的お薦め度:☆☆☆☆ 】
→この設定はなかなか面白いし、それが作中で効いている。続きも読んでみたいと思いました。


作品DATA
■著者:長浜幸子
■出版社:集英社
■レーベル:オフィスユーコミックス
■掲載誌:officeYOU('09年3月号~連載中)
■既刊1巻
■価格:457円+税

■購入する→Amazonbk1


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レビュー
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