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Tag [新作レビュー] 2010.05.27
1102905394.jpg車谷晴子「僕らの恋は死にいたる病のようで」(1)


……また始まる
空のいない一日が
そして
海のいる一日が



■幼なじみの空と付き合って4年の紅子は、高校1年生の女の子。18歳になったらプロポーズをすると紅子に告白した空だったが、登校中に彼女をかばって交通事故で死んでしまう。いつまでも続くと思っていた、幸せな毎日が、一瞬にして消え去る。そして、絶望に暮れる紅子の前に現れたのは、ずっと離れて暮らしていた、空の双子の弟・海。海の空に対する恐ろしいまでの終着は、やがて姿を変えて紅子へと降りかかるようになるが…!?

 車谷晴子先生の新作という事で楽しみにしていたのですが、モバフラ連載でした\(^o^)/というわけで、結構エロいお話となっております。ヒロインは、隣に住む幼なじみ・空と付き合っている高校1年生・紅子。彼とはもう4年も付き合っていて、未だラブラブ。将来もずっと一緒にいると、当然のように思っていました。しかし別れはある日突然訪れることになります。一緒に道を歩いていたところに、飲酒運転のトラックが突っ込んできます。紅子をかばった空は、そのままトラックにひかれ帰らぬ人に。そして彼と入れ替わるように現れたのが、彼の双子の弟で、ずっと離れて暮らしていた弟・海。空に異様な執着を見せる海は、空を失った怒り・恨みを全て紅子に向けるように。麻縄で首を絞めるように、じっくりと、しかし確実に紅子を苦しめ、彼女の心を殺していきます。


僕らの恋は
制服をカッターでびりびりに破かれた後、さらにこんな仕打ちが。


 歪んだ感情をぶつける、死んだ恋人にそっくりな双子の弟と、それに苦しむヒロインという構図。復讐の手段は、基本的にエロ絡みと、モバフラらしい展開となっております。元々はまったく空に似ていなかった海ですが、近くに空を感じたいため、そして紅子を困惑させ苦しめたいために、空と同じような風貌に生まれかわります。そこからは怒濤の復讐劇。刃物で脅して教室に紅子を拘束すると、直後彼女の髪をばっさり切り落とし、さらに制服をカッターで切り刻むという鬼畜っぷり。加えて破った制服で彼女の後ろ手を縛り、目隠しをして「下着姿で廊下を歩け」と命じるという。高校1年生がどんなプレイしてるんだよ。もうね、これプレイとかじゃなく犯罪ですよ。通報すれば一発でお終い。しかしそこら辺はガン無視(お約束)で物語は続きます。この後は彼の部屋に呼ばれ、自分で局部を晒してみせろとかいうすごい命令をしたりします。その後は弄くり→本番。悔しい、けど感じちゃ(以下略)みたいな展開になっています。続き物ですし、これから更にエスカレートしてくると思うと、不安でもありちょっと見てみたくもあり…。
 
 快感に溺れてしまうみたいなストーリーではないですが、基本的にはエロありき。エロいのは好きなのですが、あくまで和姦スキーなので、個人的にこういうのは苦手だったりします。抵抗しつつも快感と共に徐々に海を受け入れるヒロインと、憎悪をぶつけつつも心の奥深くに眠る彼女への愛を自覚し始める海…そして歩み寄りやがて二人の間には本当の愛が…みたいな展開になるのでしょう。快感が先走り、愛情は後付けみたいな印象の多いエロ系ケータイコミックですが、最初から愛があったら、ただのプレイにしかならないのか。


【男性へのガイド】
→エロいですけど、男性が求めるようなのとはちょっと違うような気もするんですよね。
【私的お薦め度:☆☆   】
→これはどうだろうか。しかし倫理観とか常識とかを取っ払って見てしまえば、全然読めるストーリーだとは思います。登場人物少ないですし、感情の変化のみを追うので、構成はシンプル。


■作者他作品レビュー
車谷晴子「ぜんぶちょーだい」
*新作レビュー*車谷晴子「0から始めるまんが教室 」


作品DATA
■著者:車谷晴子
■出版社:小学館
■レーベル:モバフラフラワーコミックス
■掲載誌:モバフラ
■既刊1巻
■価格:400円+税


■購入する→Amazonbk1

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Tag [新作レビュー] [読み切り/短編] 2009.04.26
kagaijyugyousiyo.jpg一堂ヒカル「課外授業しよ」


くらくらする…
彼といると頭がパンクしそう
私…変なの?



■Hな読切り5編を収録。例のごとく表題作をご紹介。
 超優等生の女子高生・あおい。恋なんかしている暇はない!そう思っていたのに、ある日名前もしらない素敵な彼に一目惚れ。そのまま一夜を共にしてしまう。と…とんでもないことを…。あまりの事に、忘れてなかった事にしようとするあおいだったが、あろうことかそのお相手が臨時教師として学校に現れて…!?
 
 あらすじを読んでいただければ分かると思うんですが、超展開すぎます。しかしこれ、エロ漫画スタンダードで読むと不思議、違和感を感じません。この作品、実は「モバフラ」というケータイコミックとして配信された作品らしく、今月から正式にフラワーコミックスのレーベルとして登場しました。ケータイということで、ケータイ小説の系統を想像する方が多いと思いますが、これに関しては完全にエロありき。ケータイ小説が、純愛の表現としてセックスを用いるのに対し、これはどちらかというと、セックス(より正しい表現はHなのか?)のために話を作っていくという感じ。行為に及ぶにせよ及ばないにせよ、とにかくエロ表現は出てきます。


課外授業しよ
エロ漫画では良くある風景。


 少コミ派生のエロは、ケータイという最強の武器を手にして、さらに一歩その勢いを増しました。こりゃあもう少女マンガとは言えないレベルのようには思うのですが、別にこれが少女の健全な成長を阻害するとも思えないので、別に良いんじゃないですかね。女性向けのエロメディアってのは絶対必要だと思いますし、それがここでしか満たせないのだとしたら、それはあって然るべき存在なんじゃないのかな、と。ただそれが「少女マンガ」って形態を取っているのがちょっと問題かな、と思うだけで。まぁ、実際の女の子がこれを読んでどう充足するのかなんて想像もつきませんけど。
 
 一応作者さんのデビューコミックスなんですよね。しかし作品に対しての感想といっても、エロありきで描かれたストーリーに対してとやかく言っても野暮なだけという感じがします。展開的には完全にエロ漫画のノリですし。他でひとつ挙げるとしたら、男の子が全部同じに見える(ビジュアル的に)という所でしょうか。女の子は非常にかわいらしく描き分けが出来ているのですが、男の子に関しては1~3話で区別がつかず、ちょっと残念。


【オトコ向け度:☆    】
→夜のお供に…はならないよなぁ。多分女性がAV見ない方が良いのと一緒で、男性はこういう作品見ない方が良いのでしょう。そんで文句も言わない。それが正しい対峙の仕方かな、と。
【私的お薦め度:☆    】
→キャラはかわいいんですけどね、どう評価して良いものか。


作品DATA
■著者:一堂ヒカル
■出版社:小学館
■レーベル:モバフラフラワーコミックス
■掲載誌:モバフラ(2007年8/5号,2008年2/5号,5/5号,9/20号,12/5号)
■全1巻
■価格:400円+税

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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