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Tag [新作レビュー] 2015.04.02
1106497246.jpg美川べるの「みみここもも」(1)



暇女三人衆糞お喋り隊とかその辺にしよう



■「未々」「ココ」「もも」のJK3人組が、ハッピーな放課後ライフを絶賛模索中!!妄想サクレツ系女子たちの、スクールライフ!

 美川べるの先生のスピカ連載作です。美川べるの先生の作品は「ストレンジ・プラス」以来に読むのですが、相変わらずの雰囲気の作品でした。舞台となるのはふつうの共学校。主人公は、タイトルにもなっている「未々」「ココ」「もも」の3人です。非モテで暇を持て余している女子高生3人達が、少しでも充実した放課後を送るために、あれこれ妄想を膨らませながら繰り広げるギャグコメディです。

 3人それぞれどんな役割を担っているかを説明すると、まず真ん中にいる未々(表紙とタイトルの順番合わせておけよとかいうツッコミはなしですか、そうですか)が話を転がす原動力となります。彼女が何やら提案をして、そこから妄想を展開させていくという流れが基本。未々は典型的な妄想たくましいアホという感じで大半のボケを彼女が担うことになります。そんな彼女にすかさずツッコミを入れていくのが、右にいるもも。彼女はあんまりボケません。そして残りの1人ココは、行動力のある未々とは対照的に割とネクラなオーラただようボケを繰り出す不思議系という感じ。彼女の方が負の力が強い印象でございます。


みみここもも
未々に対して、ココのボケの頻度は少な目。ただこういうダークな感じでスパイスを利かせてくるため、個人的には彼女の方がお気に入りだったり。


 ネタは美川べるの先生っぽく、次から次へとボケが放り込まれるページに対して非常にボリューミーな内容。字数も多いです。どこかネタが理屈っぽい感じなのも、美川先生ならではというところでしょうか。一応女子高生の妄想というものではあるのですが、非モテとの相性の良さから、オタク的なネタも度々投入されてきます。

 各話でつながりもないので、1話ごとにさっくりと読めるのは良いところかと。一応巻数付いていて続くようなのですが、正直2巻から読んでも特に問題ないくらい。これは失礼なたとえになるかもしれませんが、たとえばトイレに入っている時に読んだりしたいような、とにかく肩ひじ張らずに脱力しながら読める作品だと思います。個人的には美川先生のネタはかなり好みなので、2巻も是非とも買いたいところ。しかし発売日にも関わらず、行った書店で探すのに苦労するくらい出回っていない感もあり、是非とも売れてほしいなぁ……。


【男性へのガイド】
→こういう系統の作品は好きな方多いかと思っているのですが、ギャグは個人の好みによる部分が大きいので、難しいところですね。
【感想まとめ】
→安定のネタで、相応の読み応えがあり、かといって肩ひじ張らずに疲れず読める。ここ最近忙しい中で、ちょっとした癒しになってくれました。


作品DATA
■著者:美川べるの
■出版社:幻冬舎
■レーベル:BIRZ COMICSスペシャル
■掲載誌:COMIC スピカ
■既刊1巻
■価格:760円+税

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Tag [新作レビュー] 2015.03.05
1106486146.jpgいがわうみこ「11」



じゃあ
何から話そうかな




■「彼」の一番そばにいたのは誰?
 ある人は彼に焦がれ、ある人は彼の境遇を想って泣いていた。語り口や記憶、時間の流れや経験によって異なる「彼」の姿。新鋭・いがわうみこが、笑いと涙で贈る、ある男の物語……

 「虹の娘」(→レビュー)や「ちぇみと三兄弟」(→レビュー)を描いているいがわうみこ先生のスピカでの連載作。まぁクセの強い内容です。元々強いんですけど、本作は「え、同人じゃなくて商業なのこれ?」って感じの、インディー感溢れる作品に仕上がっていました。

 物語は一人の男を中心に描かれます。彼の名前は須田春義。彼は父の再婚によって、継母とその連れ子と暮らすことになるのですが、その継母に虐められ、周囲にもそれが伝わっているという状態。父親は鬱になり自殺してしまうといういわゆる「不幸な境遇」なのですが、そんな彼を取り巻く人たちの、彼をめぐる物語が11つ描かれています。


11いがわうみこ0002
登場人物・視点は物語ごとに異なり、様々な境遇の人たちが春義を見つめることになります。一人は血の繋がらない妹であったり、一人はただのご近所さんだったり、一人は幼馴染だったり。それぞれから見る春義像は当たり前ですが異なっていて、彼に対して抱く想いや行動も様々。彼に積極的に近づこうとする者や、彼を遠くから見つめるだけの者、見つめることすらせずに思いだけを馳せる者……そこにいがわうみこ先生らしいクセというか毒のあるキャラの味付けによって、非常に独特の雰囲気を感じることができます。


 とにかくどのキャラもクセのある人物たちで、一気に読むと胸焼けするような味付けの濃さです。ただどれもみんな、ありがちな“ダメな部分”“変な部分”を肥大化させたようなキャラとなっており、どこか人間味溢れているから不思議。多くの人物たちがある種身勝手に自分の想いを相手に押し付けるのですが、人間関係なんて大なり小なりこんなものなんだろうなぁという気も。根底にあるのは、「結局相手のことなんかよくわからない」「人間というのはこうも無責任で勝手なものなのよ」というメッセージなのかなと思うのですが、最後の最後でとんでもないアホキャラによって救いが得られており、同時に「相手のことなんてわからなくても幸せになれんのよ」なんて言われているような気がしないでもありません。全然違うかもですが。


11いがわうみこ0001
ぶっ飛んでるってのは、こんなの。


 元々描線が濃いいがわ先生ですが、本作はそれにもまして濃いです。イメージ的には一昔前のホラーマンガとか、そういう。つのだじろうとかこんな感じじゃなかったっけと思ってみてみましたが全然違いました。キャラも絵も独特で、なかなかとっつきにくそうな内容ですが、ハマる人はハマりそうな印象です。

 
【男性へのガイド】
→基本女性視点なので、それがどう出るか。クセの強さやアホらしさは面白いと感じる男性多いと思います。
【感想まとめ】
→これまでにましてクセの強い内容でどうしたものやら。面白かったのですが、同時に不思議なしこりみたいなものが残る読後でした。


作品DATA
■著者:いがわうみこ
■出版社:幻冬舎
■レーベル:スピカコミックス
■掲載誌:スピカ
■全1巻
■価格:660円+税


■試し読み:第1話

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Tag [新作レビュー] 2015.03.03
1106486145.jpg紺野キタ「猫の手はかりない!」



ようこそ
われらが紳士の隠れ処へ




■女装男子・小篠景虎は、父親と大ゲンカの末、家を出て、住み込みで働くことに。働き場所は、高齢の男性だけのシェアハウス!しかも住人たちは皆、何か訳アリの様子。果たして景虎と住人達は、上手くやっていけるのか!?日々の小さな出来事が愛おしくなる、ハートフル日常コミック!

 「つづきはまた明日」(→レビュー)を描かれている紺野キタ先生のスピカ連載作です。女装男子の主人公が、メイドとしてアラ還、アラ古希の男性4人が住むシェアハウスに住み込みで働くというお話。厳格な父を持つ景虎は、ケンカの末に家を出ることを決意。以前話が来ていた、おじさんとその知り合いたちが住むシェアハウスでハウスキーピングを引き受けることに。そこに住むのは4人の男性。いずれも年相応に頑固で、けれども温かい彼らと暮らすことで、景虎もだんだんとその家に自分の居場所を見出していくようになるのですが……というお話。


ねこの手はかりない!
ポイントとなるのは、主人公が女装男子というところかと思うのですが、それが効くのは一発目だけで、すぐに一人の男の子として扱われるという。


 どういう話かと問われると、老人たちと一緒に暮らすホームドラマという他ありません。お年寄りですから、健康面では様々問題を抱えているし、話を聞けば色々な過去が出てくるし、頑固者でもあるけれどその触れ合いには愛を感じるし……まぁなんとなく想像しうるような出来事が起き、それを乗り越えるたびに絆を深めていくというハートウォーミングハートウォーミングな物語。

 男だらけの掛け合いってのも年代差を感じさせる内容であれば十分面白いのですが、それだけじゃお腹が空くわということで、女の子もしっかり投入されます。筆頭は景虎の妹である桃と、景虎の彼女であるマコちゃん。孫くらいの年齢の女の子と触れ合えるとじいさんたちも嬉しいもので、彼女らの要求をすんなり受け入れちゃうんですよね。執事ごっこ的にスーツを着せて、それをおじいさんたちもノリノリで演じてみたり。

 物語の中盤では、独身を貫くおじさんの元婚約者が登場するなど、シルバーラブロマンスの匂いもしてくるのですが、尺の都合なのか言うほど波風は立たず。これ以外も事件らしい事件はそうは起こらず(救急車で運ばれるとかはありましたが)に進んでいきます。ある意味では退屈なのかもしれませんが、この変わらなさが一つこのコミュニティの魅力であり、そうした中に食い込める(=居場所を与えられる)というのが喜びになるのかもしれません。


【男性へのガイド】
→おじいさんだらけですが、やはり枯れセン的に萌えることができるのかっていうのが大事かと。
【感想まとめ】
→何があるわけではないのですが温かみは健在で、ちょっとした安らぎを得たい時などに読むと良い作品かと。



作品DATA
■著者:紺野キタ
■出版社:幻冬舎
■レーベル:スピカ
■掲載誌:スピカ
■全1巻
■価格:630円+税

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Tag [新作レビュー] 2015.02.21
1106468117.jpgいくえみ綾「私・空・あなた・私」(1)



私のこれからの人生は
明るい




■14歳の鈴木れもんは、ある日「安達家」に引き取られる。「安達家」とは、父親の本妻・胡桃と異母姉妹の林檎、杏が暮らす家。実は、れもんは父親の浮気で出来た子供なのだ。新しい「家族」の中で、れもんの暮らしは始まる。そんな中、庭の剪定にやってきた植木職人・イズミ。女4人暮らしの「安達家」に何かと関わってくるこの男だが……。

 いくえみ綾先生のスピカの新連載です。「あなたのことはそれほど」や「G線上のあなたと私」、「太陽が見ている(かもしれないから)」とすごい連載抱えてるなぁと思ってちょっと調べてみたら、連載中作品が本作含めて6本って出てきて驚きました。様々な媒体で連載されているいくえみ作品ですが、傾向的に一番好みなのはスピカかもしれません。

 物語の主人公は14歳の女の子。いくえみ作品に登場する女子ですから、当然(?)問題を抱えています。彼女の場合は家庭事情がフクザツというもの。父親の浮気相手との子であるヒロイン・れもんは、祖父祖母に育てられていたものの、祖父は他界し、祖母はボケてしまい一緒に暮らすことができなくなってしまいました。そんな彼女に声をかけたのが、父親の本妻である安達胡桃。胡桃と、その二人の娘との4人暮らしが始まります。持ち前の要領の良さですぐに安達家になじむれもんでしたが、表向きの平穏は、とある男の出現によって少しずつ荒れ模様へと変わっていき…というお話。


私空あなた私0001
フクザツな家庭事情でありながら、それを表向きすんなり受け入れ飄々と。けれどもその実、心の底では黒いものが溜まっていく……というのは、いくえみ綾作品では比較的よく見られる光景と言えるでしょう。ヒロインのくるみは非常に明るい性格(に見える)であり、また受け入れる側の安達家も、姉二人は社会人と大学生ということで、年上の余裕があるというもの。母親役の胡桃はどういう了見で受け入れたのか定かではありませんが、大人の余裕を感じさせるサバサバとした印象を受ける女性です。

 物語の肝となるのは、自身が浮気相手の子供であるという出自における引け目だとか、可愛がってくれた祖母のボケが進行していく悲しみだとか、父の本妻と一緒に暮らすだとか、14歳という多感な時期に向き合うにはなかなかハードな事情の数々。それらをまともにくらわないよう彼女なりに必死に明るく生きているのですが、かわしきれずにダメージを受けることもしばしば。そんな時の心のよりどころとなるのが、植木屋のイズミというわけ。唯一当事者でない彼が、いい距離感で心を許せるのでしょう。


私空あなた私0002
唯一の男性であるイズミですが、正直1巻読んだ時点では謎。あまり爽やかさはなく、かといってもっさり感もなく、ちょっと無骨でつかみどころのない人物といった印象があります。ヒロインの年齢から考えても恋愛という感じにはなりそうもなさそう。彼が波乱の中心となるのですが「かき乱してやろう」という意図はあまり感じられず、期待に応えているうちに自然と動きを作ってしまっているという感じです。ある意味安達家の自業自得のような感もあるんですけれども。


 描かれる様子は仲良しな家族そのものという感じではあるのですが、それがどこかわざとらしいというか、それぞれの役割を演じている感がにじみ出ており、なんだか居心地が悪いくもやもやする感じがあります。この気味の悪さがだんだんと形を帯びてくるのが見所であるのですが、面白くありつつも気持ちよさは全くないという(笑)後半は望まざる静かな対立構造が出来上がってきて、さてどう転がるかというところで幕引き。じらし上手です、もう…(悶々)

 1巻時点で面白いかと問われると、ちょっとよくわからんというのが正直なところなのですが、いくえみ綾先生の作品っていつもそんな感じなので、平常運航という感じでしょうか。そのままふわっと終わる作品もままあるのですが、本作ははたしてどっちでしょうか。個人的には本作は設定から割と好みなので、追いかけてみたいと思います。


【男性へのガイド】
→いつものいくえみ綾作品でございます。
【感想まとめ】
→ 小さな出来事が積み重なって少しずつズレが生じてくる。この気持ち悪さと面白さを味わえるのはこの作者さんならではかと思います。


作品DATA
■著者:いくえみ綾
■出版社:幻冬舎コミックス
■レーベル:バーズコミックス
■掲載誌:スピカ
■既刊1巻
■価格:630円+税


■試し読み:第1話

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2015.02.08
1106476671.jpg深水チロリ「春待ヴァルツ」(1)



青春が季節のように また巡ってきたとしても
同じ春は二度とこない




■今カノと元カレの間でワタシは揺れてる
 女子高生・三澄糸は三年生になった春、親友の加古川莉緒に告白されて付き合い始める。女の子同士だけど「好き」をかみしめる二人。そんな中、新しく赴任してきた非常勤講師の男性を見て糸は驚く。彼は、かつて糸と付き合っていた年上の幼なじみ・佐倉巴だった……。心ざわめくラブ・アンサンブル第1巻!

 深水チロリ先生の、コミックスピカ連載作です。あらすじは冒頭の通りで、ヒロインは普通の女子高生・糸。そんな彼女は女子高に通い、今好きあっている相手は同じクラスの女の子・莉緒です。ささやかな幸せをかみしめていた中、非常勤講師として赴任してきたのが、中学生の時に付き合っていた幼馴染の男の人・佐倉。冷たくフラれ、軽くトラウマとなっていた相手が現れたことで、糸の日常は不安定に揺れ始めます。どういう魂胆なのか、ヨリを戻したいと思っているように受け取れる彼の言動の数々に糸は動揺し、そんな彼女の様子をつぶさに感じ取り、焦り同じく動揺する莉緒。二人の間で揺れる、難しい年頃の女の子の心情を、繊細に描き出します。


春待ヴァルツ0001
こんな百合っぽいシーンも。ごちそうさまです。置かれているシチュエーションとは裏腹に、ヒロインの糸はその年なりの繊細さを持っている、普通の女の子なのですよね。気が強く誤解を受けがちな中、一番の理解者である莉緒に全幅の信頼を置いています。


 選択肢は“現状維持で女の子同士”か、“元さやで教師と生徒”か、というどちらもタブーという複雑な状況。こういう設定はメジャーな少女漫画では難しく、スピカのような媒体ならではという感じがしますね。ヒロインの気持ち的にはもちろん今の相手を選択したいと思っており、何もしなければ変化は起こるはずもないのですが、そうは問屋がおろしません。偶然絡みが生まれてしまうだけでなく、佐倉は明確に糸に対して好意を抱いており、あれやこれやと糸との接点を作ってきます。

 さらには二人の過去を糸の母親がなんとなく気づいており、不必要に二人を会わせようとするなど、まぁ何かと糸の思惑とは逆の方向に流れるという。またそんな状況に莉緒は焦り、自ら自滅する流れもあるなど、決して二人の関係は盤石とは言えなくなってきます。加えて物語が少し進むと、大学時代の佐倉の元カノが臨時講師として学校に出入りするようになり、関係は一層複雑に。こんな一か所に集中するかいというツッコミは置いておいて、複雑ながら非常に面白い様相を呈してきます。


春待ヴァルツ0002
頭では「相手にしちゃいけない」とわかってはいても、気持ちがどうしても反応してしまう。


 読んでいて思うのは、とにかくヒロインに優しくない展開が続く、ハードモードな物語だなぁということ。ヒロインにも色々と考えがあるのですが、それ以上に周囲の大人たちの意思が強く働き、それに抗いきれずに翻弄されてしまうというきらいがあります。この年頃の女の子が抱えるには、あまりに大荷物で、潰れてしまわないか心配になるくらい。何もしなければこのまま莉緒と…という路線になるのですが、周りがそれを許さない状況に追いやり、結果的に明確に糸の意思をもって「決断」しなければ状況は打開できないのです。そのため読んでいて一切気持ちよさはなく、むしろモヤモヤとしたものが残る後味の悪い類の物語にも思えるのですが、それを余りある繊細な雰囲気で補い読ませてしまう、絶妙なバランスの上に成り立っている作品と言えましょう。

 どのキャラも脆さを抱えているタイプに思われ、実に扱いにくそうな面々が揃っていますね。そんな中唯一の良心とも言えるのが、教師の惣田先生でしょうか。最近の若者然とした佐倉にも根気よく付き合い(巻き込み)、彼の気持ちに気づきつつ、彼の元カノを学校に呼び寄せるという野次馬根性の塊(あれ、この人もダメな人だ……)。登場回数が多い中で、唯一複雑な輪の中に入っておらず、ある程度冷静に状況を見れているという安心感があるからですかね、この人見るとホッとするんです。ほかの人たちはバイアスかかってて、どうにも。これ、読者の置かれている立場によって、肩入れするキャラが相当違いそうで面白そうですね。


【男性へのガイド】
→百合的な要素は百合男子への訴求効果は抜群では。普通の恋愛ものとして見ても、こういった繊細な雰囲気が好きな方はそれなりにいると思われ、設定に抵抗がなければいけるかと思います。
【感想まとめ】
→いかにもマンガ読み受けしそうな内容だなぁと読んでいて思ったのですが、あんまり周囲で反応がないような気がするのは気のせいでしょうか。オススメです。



作品DATA
■著者:深水チロリ
■出版社:幻冬舎コミックス
■レーベル:BIRZ COMICS SPICA
■掲載誌:コミックスピカ
■既刊1巻
■価格:630円+税


■試し読み:第1話


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