作品紹介→地球のヒーローは家族のヒーローになれるのか!?:ツナミノユウ「彗星継父プロキオン」1巻
ツナミノユウ「彗星継父プロキオン」(2)
言葉が足らなくて…
…ごめん…?
■2巻発売致しました。
地球の平和を置い焼かすインベーダーを倒すためやってきた彗星人・プロキオン。仮の姿・流星士郎として義理の息子・イクルくん(地球人9歳男子)との親子の距離感に悩む日々に、新たなライバルがやってきた!?イ、イ、イ、イクルくんの実の父親だってぇぇぇぇぇぇ!?果たしてプロキオン、いや流星士郎の運命は!?頑張れプロキオン!負けるなプロキオン!!「父さん」と呼ばれるその日まで!
〜2巻発売です〜
2巻発売しております!今回は鮮やかな橙色が映える素敵な表紙ですね。すごく目を引くのですが、一方で、ヒーローたちと少年が表紙に配されているため女性向けゾーンに配置されていると非常に違和感を覚えるという(笑)内容に関してもやはり女性向けのそれとは一線を画している感があり、比較的自由度の高い(イメージのある)ITANならではなの作品であるのかな、と思わされます。
さて、2巻では1巻でおおよそ登場しきったメインキャラクター達が、好き勝手に動きはじめます。1巻もととても面白かったですが、キャラの個性を生かしてのネタ展開は、そのキャラの背景が分かった方が俄然面白みも増すわけで、俄然2巻の方が面白い。今回もヒーローものとは名ばかりの、所帯感と生活感溢れるコメディが繰り広げられていました。
〜宇宙人が増えているのに下世話感とか所帯感というか生活感が増している〜
レギュラーキャラが割と多いのですが、彼らが何か統一された目標に向かって進んでいるかというとそうではなくて、各々の信念・願いの元に好き放題に動き回っています。そのため全編を通して騒がしく雑然としているのですが、その狭間で期せずして動きが噛み合ったり、逆に噛み合わせようとして全然ダメだったりってうチグハグ感が楽しい。アンジャッシュのコントとか、そういう方向感とでも言いましょうか。

噛み合わないのも当然で、上を見てもらえればわかるように、みんな違う所のご出身。地球人が圧倒的マイノリティっていう異常な状況下です。頑張れプロキオン!とか言ってますが、むしろこのシチュエーションを見ると、頑張って欲しいのはむしろイクルくんのように思えてきます。
こうして宇宙人がたくさん集まっても、結果繰り広げられるのは人間生活における様々なトラブルのようなもの。人間関係の狭さは昼ドラばりだし、やってるネタはSFアクションでもなんでもなくて、シットコム的なホームコメディのようなイメージ。プロキオンにとっての目下の問題は、地球の危機よりも家庭の危機。最優先はイクルくんに「お父さん」と呼ばれること。そのためにはお義父さんに認められることも大事で、一度つけ込む隙があろうものなら…

つけこむつけこむ。社会生活におけるプロキオンはヒーローの時の戦いっぷりとは裏腹に、非常に姑息なのであります。
また本作が生活感・所帯感溢れる印象になっているのには、シャックブライガ星人の存在が大きいのだと思います。今回もシャックブライガ星人絡みのエピソードが多数盛り込まれていましたが、それらを端的に説明すると「子供が学校で問題を起こす」「リストラ」「再就職」「借金」「住居の確保」と、恐ろしいほどの社会派…!!
〜苅原先生がやっぱり素敵です〜
さて、個人的に一番楽しみにしているのが、苅原先生。もう、可愛くて可愛くて仕方ありません。今回ですが、1巻にも増して登場シーンが増えておりまして、嬉しい限りでありました。今回一番のポイントといえば、釈莉花ことラキュートによって施された…

コスチュームチェンジ
なんて大胆な…!なにより恥じらいがあるのが良いです、はい。これによって、一層乙女感を増した感もあり、プロキオンの前で赤面しながら慌てふためく姿が素敵です。以降、変身後はこの格好で戦うことになるのですが、釈ちゃんがやたらと出撃したがるため、それに連られて自ずと露出…じゃない、変身の回数も増えるという。
ただ個人的にはどちらかというと、平時(人間の姿)の苅原先生の方が好きでして。あのちょっと哀愁漂う独り身アラサー感がツボ。今回は教師として達成感を感じている姿を見て「教師生活はやっぱりまんざらでもないんだな。っていうか教師の方が向いてるんじゃないか?」なんて思わせてくれたり、あとこれ良かってです。

小学生に恋愛相談しちゃう
彼女からしたら、唯一心の内を吐き出せる相手に自分の想いを吐き出しているってだけなのかもしれません。けれども端から見たときのシチュエーションは、結婚に焦るアラサー女性が突拍子もない妄言を、あろうことか教え子の小学生に言って聞かせているというなかなかアブナイもの。このあられもない姿が、どうしようもなく好きですねー。3巻ではかなりの巻き込み事故を発生させているようですし、どうなってしまうのか、今から楽しみすぎます!

言葉が足らなくて…
…ごめん…?
■2巻発売致しました。
地球の平和を置い焼かすインベーダーを倒すためやってきた彗星人・プロキオン。仮の姿・流星士郎として義理の息子・イクルくん(地球人9歳男子)との親子の距離感に悩む日々に、新たなライバルがやってきた!?イ、イ、イ、イクルくんの実の父親だってぇぇぇぇぇぇ!?果たしてプロキオン、いや流星士郎の運命は!?頑張れプロキオン!負けるなプロキオン!!「父さん」と呼ばれるその日まで!
〜2巻発売です〜
2巻発売しております!今回は鮮やかな橙色が映える素敵な表紙ですね。すごく目を引くのですが、一方で、ヒーローたちと少年が表紙に配されているため女性向けゾーンに配置されていると非常に違和感を覚えるという(笑)内容に関してもやはり女性向けのそれとは一線を画している感があり、比較的自由度の高い(イメージのある)ITANならではなの作品であるのかな、と思わされます。
さて、2巻では1巻でおおよそ登場しきったメインキャラクター達が、好き勝手に動きはじめます。1巻もととても面白かったですが、キャラの個性を生かしてのネタ展開は、そのキャラの背景が分かった方が俄然面白みも増すわけで、俄然2巻の方が面白い。今回もヒーローものとは名ばかりの、所帯感と生活感溢れるコメディが繰り広げられていました。
〜宇宙人が増えているのに下世話感とか所帯感というか生活感が増している〜
レギュラーキャラが割と多いのですが、彼らが何か統一された目標に向かって進んでいるかというとそうではなくて、各々の信念・願いの元に好き放題に動き回っています。そのため全編を通して騒がしく雑然としているのですが、その狭間で期せずして動きが噛み合ったり、逆に噛み合わせようとして全然ダメだったりってうチグハグ感が楽しい。アンジャッシュのコントとか、そういう方向感とでも言いましょうか。

噛み合わないのも当然で、上を見てもらえればわかるように、みんな違う所のご出身。地球人が圧倒的マイノリティっていう異常な状況下です。頑張れプロキオン!とか言ってますが、むしろこのシチュエーションを見ると、頑張って欲しいのはむしろイクルくんのように思えてきます。
こうして宇宙人がたくさん集まっても、結果繰り広げられるのは人間生活における様々なトラブルのようなもの。人間関係の狭さは昼ドラばりだし、やってるネタはSFアクションでもなんでもなくて、シットコム的なホームコメディのようなイメージ。プロキオンにとっての目下の問題は、地球の危機よりも家庭の危機。最優先はイクルくんに「お父さん」と呼ばれること。そのためにはお義父さんに認められることも大事で、一度つけ込む隙があろうものなら…

つけこむつけこむ。社会生活におけるプロキオンはヒーローの時の戦いっぷりとは裏腹に、非常に姑息なのであります。
また本作が生活感・所帯感溢れる印象になっているのには、シャックブライガ星人の存在が大きいのだと思います。今回もシャックブライガ星人絡みのエピソードが多数盛り込まれていましたが、それらを端的に説明すると「子供が学校で問題を起こす」「リストラ」「再就職」「借金」「住居の確保」と、恐ろしいほどの社会派…!!
〜苅原先生がやっぱり素敵です〜
さて、個人的に一番楽しみにしているのが、苅原先生。もう、可愛くて可愛くて仕方ありません。今回ですが、1巻にも増して登場シーンが増えておりまして、嬉しい限りでありました。今回一番のポイントといえば、釈莉花ことラキュートによって施された…

コスチュームチェンジ
なんて大胆な…!なにより恥じらいがあるのが良いです、はい。これによって、一層乙女感を増した感もあり、プロキオンの前で赤面しながら慌てふためく姿が素敵です。以降、変身後はこの格好で戦うことになるのですが、釈ちゃんがやたらと出撃したがるため、それに連られて自ずと露出…じゃない、変身の回数も増えるという。
ただ個人的にはどちらかというと、平時(人間の姿)の苅原先生の方が好きでして。あのちょっと哀愁漂う独り身アラサー感がツボ。今回は教師として達成感を感じている姿を見て「教師生活はやっぱりまんざらでもないんだな。っていうか教師の方が向いてるんじゃないか?」なんて思わせてくれたり、あとこれ良かってです。

小学生に恋愛相談しちゃう
彼女からしたら、唯一心の内を吐き出せる相手に自分の想いを吐き出しているってだけなのかもしれません。けれども端から見たときのシチュエーションは、結婚に焦るアラサー女性が突拍子もない妄言を、あろうことか教え子の小学生に言って聞かせているというなかなかアブナイもの。このあられもない姿が、どうしようもなく好きですねー。3巻ではかなりの巻き込み事故を発生させているようですし、どうなってしまうのか、今から楽しみすぎます!