このエントリーをはてなブックマークに追加
Tag [続刊レビュー] 2011.09.25
作品紹介→私のサンタになってください!!:野口芽衣「フィンランディア-サンタ養成学校-」1巻



1106069886.jpg野口芽衣「フィンランディア-サンタ養成学校-」(2)


Hyvää Joulua…


■2巻発売、完結しました。
 同居人兼クラスメイトのサンタ候補生・カインのパートナーを目指して、実習に奮闘中のサンタアシスタント妖精候補のアイリ。ある日、カインからサンタの免許証を預かったアイリは、ずっと探していた憧れのサンタの正体を知ってしまい…!?サンタと妖精候補生達の、スクールライフ物語、完結!
 

~2巻発売、完結しました~
 2巻発売したと思ったら完結してしまいましたー。もうちょっと読みたかったなぁ、残念。とはいえ物語としては消化不良の感はなく、しっかりとまとまっておりましたよ。そしてアイリの残念かわいっぷりも相変わらず際立っていました。今年は残念カワイイ女の子キャラが豊作だと勝手に思っているのですが、その戦線からアイリが早くもいなくなってしまうのはちょっと寂しいですね。アイリの残念さとそのかわいさを、たっぷりお届けできるのもこれが最後。出し惜しみせず、しっかりとお届けしたいと思います。
 

~うおおおおおい!それプロポーズや!~
 今回は民族問題にも触れたり、かなり真面目なテーマが多かったのですが、そういうことも身近な問題に繋がってくるとまた一味違った形で物語を彩るわけで。聖ヨハネの祭日・夏至祭のエピソードにて登場したのは、7種類の花を枕元に置いて寝ると、未来の結婚相手が夢に現れるというもの。こういうイベント、女の子は大好きです。俄然盛り上がったアイリは、思わずこんなことを…
 
 
フィンランテ#12441;ィア2-1
私旦那様はサンタさんと決めてるんです!
今夜は頑張ってカインの夢見ますから
ちゃんと出てきてくださいね



 おさらいになりますが、夢に出てくる相手は結婚相手。おいいいいい!それプロポーズですアイリさん!全くこんなことさらっと言えてしまうアイリが本当に残念で本当に素敵です!しかしこの告白、カインはなんと聞き逃してスルー。さすがカインと言ったところ。なんとも微笑ましい光景ですが、この発言についてはちょっとした問題が。それは、アイリにとっての優先度。1巻レビューでも述べましたが、アイリはカインも好きですが、何よりサンタが好き。先の発言も、「旦那様はサンタと決めてるんです!」と言っているように、サンタ第一主義なんです。このことはカインもわかっていて、だからこそこの時点ではちゃんと相手しないんですよね。一方でアイリはこのことに関して無意識。心ではずっとカインのことが好きだと思ってる。そして今回山場として、そのことに自覚的になる場面が用意されます。


~サンタではなく、カインじゃないとだめ~
 ひょんなことから、自分のサンタ好きになるきっかけと、自分の抱える想いについて自覚的になったアイリ。最初は確かに、カインへの想いがありました。それがいつしか形を変えて、自分のことばかりカインに押しつけていることに気づき、自己嫌悪。そして辿り着いた答えはやっぱり、「カインじゃきゃイヤだ」ということでした。そして感動の対面と、改めての告白…感動のシーンのはずが… 


フィンランテ#12441;ィア2-2
まさかの流血


 ハードボイルド系、バトル漫画の主人公が流血しながら告白するというのは様になりますが、少女マンガのヒロインがクライマックスで流血しながら告白はダメです!(笑)しかもこれ、カインの身を守ろうとしてとかではなく、突然現れたカインに驚き逃げた末に木にぶつかって流血という、非常におばかなケガの仕方ですから、もうどうしようもないという。すごく真剣な言葉でやっと出した答えなのですが、この流血しながらというのが様にならなくて、すごくアイリらしいというか。
 
 その後手当して帰ることになるのですが、ばんそうこう普通にもってるとかさすがです、たぶんアイリの持ち物だと思うのですが、きっと普段からケガばっかしてるんだろうなぁ、アホなケガの仕方で。。。なんかものすごく流血してる感ありますが、絆創膏は意外と小さめでした。

 あとは余韻を楽しむのみ。それがまた本当にいい雰囲気で幸せな気分になれるんですよ。まだお手にしていない方は、是非とも手にとって見て欲しい一冊です。まだ気は早いですが、クリスマスも控えてますし、その前にどうでしょう?綺麗に纏まった、素敵なお話でした!



■購入する→Amazon

スポンサーサイト



カテゴリ「ComicBlade avarus」コメント (0)トラックバック(0)TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
Tag [新作レビュー] 2011.09.25
hosinonooujisama.jpg結城あみの「ほしのの王子さま。」(1)


みつけた


■1巻2巻同時発売です。
 今月の星占いはこう告げていた…「運命をかえる拾い物があります」…心のどこかで運命を変える拾い物を待っていた女子高生・星乃は、ある日庭先に倒れていた青年を保護する。これがもしや運命を変える拾い物?けれどもこの子、なんか変。話を聞くと、愛犬(?)マルチーズを探しにやってきた、どこかの星の王子なのだという。なぜかそのマルチーズと間違えて、星乃大好きになってしまい、とことんついてくる。一体どうなる!?星乃の高校生活!?
 
 結城あみの先生(変わったお名前が素敵!)のアヴァルス連載作でございます。本屋さんに1巻2巻セットで置かれていたので、おそらく同時発売かと思われます。一人暮らしをする女子高生の家に、ある日どこかの星からやってきた暴君王子がやってきて、なつかれたままに一緒に暮らすようになるというお話。ヒロインは、剣道部の男子・狐山くんに想いを寄せる、ごくごく普通の女子高生・星乃。ある日庭で倒れていた青年を保護した所、なぜだかその愛犬に間違われて懐かれてしまいます。しかもその犬というのが、どう見ても犬には見えないシロモノ。おかしいと思って話を聞くと、どうやら地球の方ではないらしい。懐かれついでに泣きつかれ、なぜだか愛犬・マルチーズが見つかるまで、家に置くこと…。けれどもそれはもちろん、波乱の連続で…


ほしのの王子さま
このコマに濃縮された3人の関係性。終始こんな感じで、非常に賑やかです。手前が狐山くんね。


 家に置くだけでなく、学校にも一緒に通います。そこは宇宙人持ち前のマインドコントロールというやつで、すんなり転入です。ただそれも、ヒロインの星乃にいわれたからで、当人はさほど危機感なし。初対面の女の子にたいして素性をすんなり明かしてしまうことからもわかるように、異星人であるということを特別危険な情報だと認識しておらず、ついつい口にしてしまいがちな軽さがあります。加えて星乃大好きということも全く隠さず、一方的なラブラブっぷりを周囲にアピール。そのため星乃は、宇宙人だとばれないようにという気遣いと、好きな相手・狐山くんに彼の存在を知られないようにというダブルでの気遣いをせねばならず、非常に疲れる状況に置かれることになります。
 
 一応マルチーズを探すという名目のもと物語は展開することになるのですが、やっぱりそう簡単に見つかるわけもなく、宇宙人の地球旅行記みたいな感じになります。とにかく人一倍素直な性格の持ち主であるアイルに、いつもは疲れつつもなんだかんだで癒され勇気づけられ…いつしか特別な存在になっていくのでしょうかね。とはいえこの物語、恋愛方面に於いてはちょっとした捻りを用意しており、なかなか面白いことに。というのも想いを寄せる相手である狐山くんに、アイルのことを知られてしまい、以降ずっと一緒に3人で行動するという形になるのですよ。そして序盤の関係だけ見ていると、アイルより狐山くんの方が俄然優勢な感があるんですよねー。癒しよりも気苦労をかけることの方がまだ多いアイルが、このあとどのようにして挽回していくのか、気になるところです。というわけで、ゆるく楽しい中でもしっかりと三角関係を落とし込んでいて、ライトな三角関係がお好きという方は気に入るかもしれません。


【男性へのガイド】
→ノリの軽さはみんなが読む上での良き後ろ盾というか、プラスポイントになるかと思います。基本は女性オンリーという感じがしますが。
【感想まとめ】
→二人の男の子に囲まれてすごすドキドキの(かといって楽しいドキドキだけではない)毎日。三角関係ベースのお話がお好きという方は。


作品DATA
■著者:結城あみの
■出版社:マッグガーデン
■レーベル:ブレイドコミックスアヴァルス
■掲載誌:アヴァルス
■既刊2巻
■価格:571円+税


■購入する→Amazon

カテゴリ「ComicBlade avarus」コメント (0)トラックバック(0)TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
Tag [新作レビュー] 2011.09.25
1106059158.jpg神田はるか「オオカミさんと!」第1巻


男はオオカミなのよ
気をつけなさい



■男嫌いな中学生・陽菜子がやってきたのは、男ばっかりの孤島の学園。そこにいる、会ったことのない“おばあちゃん”に会うために、春休みを利用して一人で乗り込んできたのだ!けれども着いて早々出迎えてくれたのは、女に飢えた男達。やっとの思いで逃げ切ったその先にいたのは、眼鏡の毒舌研究家・大神さん。ドSな彼に保護…というか拉致されてしまい、陽菜子絶対絶命!?

 「カポーん。」(→レビュー)などを描かれている神田はるか先生のASUKAでの新作になります。おばあちゃんに会うために、とある孤島にやって来た女の子が巻き込まれる、ドタバタな毎日を描いたお話。ヒロインは、男嫌いの中学生・陽菜子。春休みを利用して、おばあちゃんに会いに来たけれど、島に着いた途端男どもに追いかけられるという非常事態に。何もわからず逃げ惑う陽菜子は、なんとも怪しげな風貌の男・大神にその身を保護され、なぜかそのまま拉致監禁されてしまいます。祖母が学園長を務める大学の講師だというその男は、「そのうちおばあちゃんに会わせてやる」「外に出たら危ない」などと言い、体よく陽菜子を閉じこめるのだけれど…という、ここまで紹介すると明らかに犯罪臭のする内容ですね、これ。


オオカミさんと!
ヒロイン・陽菜子。もう神田先生ずるい!泣き顔困り顔の可愛さの破壊力と来たら、どうですか皆さん!?



 この紹介だけだとだいぶ犯罪の匂いがするお話になってますが、多分序盤はかなり法に触れてると思います(笑)中学生の女の子が単身孤島に乗り込むという時点でかなりぶっ飛んでいますが、着いて早々「女だ」と追いかけ回されると言うトンデモ状態。そしてそんな彼女を華麗に助けてくれた表紙の男・大神がまたクセ者。部屋の中にきた狐と陽菜子の取り合いになり、その中でしびれ薬を散布。巻き添えを食らって陽菜子もダウンしてしまいます。そして目が覚めたら脅されて拉致状態に。一応祖母が学園長を務める大学の講師という素性明かしがあるため、安心とは言えるのですが、それでも外はアブナイからと特に何も説明せずに中学生の女の子を閉じこめちゃうあなたも相当危なぞ、と。後日逃げないように首輪つけたり、なかなか行動も強烈です。あと中学生の女の子を、女に飢えた大学生達が追っかけるっていうシチュエーションもなかなかに犯罪的(笑)
 
 そういった不可解は、物語中盤に現れる祖母によって解消されるのですが、やりたい放題感はそのままに物語は進行します。物語のベースはお気づきの方もいらっしゃるでしょうが、「赤ずきんちゃん」ですが、キャラクターイメージに継承されてるだけで、他は自由です。作者さんがやりたいことを先行させて作られている系統の作品だと思うのですが、それゆえに設定は緩めです。一応日本が舞台らしいですが、別に日本じゃなくても問題ないと思いますし、その辺は読み手の自由で。「カポーん。」でもそうでしたが、ヒロインの泣き顔(悲し泣き/うれし泣きどちらも)の可愛らしさは圧巻。小さな女の子ということで、その辺に訴求してくる面もあるかとは思います。とはいえ基本的には守ってくれる大神さん、腹黒そうな狐くん素敵というお話だと思いますので、そこは納得の上お手にしてください。


【男性へのガイド】
→陽菜子ちゃんのかわいさ一択。ほんとかわいいです。追いかけたくなる大学生の気持ちがわかる(←
【感想まとめ】
→神田先生はASUKAの方が自由にやってる感があるのは気のせいでしょうか?地に足ついていないのがむしろ売りな、ドタバタラブコメ赤ずきんちゃんです。


■作者他作品レビュー
*新作レビュー* 神田はるか「スウィートガール」


作品DATA
■著者:神田はるか
■出版社:角川書店
■レーベル: ASUKAコミックス
■掲載誌:(連載中)
■既刊1巻
■価格:560円+税


■購入する→Amazon

カテゴリ「Asuka」コメント (0)トラックバック(0)TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
Tag [続刊レビュー] 2011.09.25
作品紹介はこちら→青桐ナツ「flat」
3巻レビュー→クソ真面目とクソ不真面目の極端すぎる対比《続刊レビュー》「flat」3巻
4巻レビュー→「違う」ということを知り、享受すること:青桐ナツ「flat」4巻



1106057446.jpg青桐ナツ「flat」(5)


愛されたら
愛さなくちゃいけないのか



■5巻発売です。
 長期真面目な後輩・海藤に言われた「愛がたりない」が意外とひっかかっている、超マイペースな高校生・平介。自分になついている従弟・秋との関わりを考えはじめるけれど、どうにも納得のいかないことばかり。さすがの平介も、今度ばかりは落ち気味で…。ゆったりまったりハートフルシリーズ、ゆっくり5巻発売です。


~哀から愛を考える5巻~
 ゆったり5巻発売です。何も変わらないようでいて、ちょっとずつ変わっている平介。今回はその変化が如実に現れる形となりました。とにかくマイペースマイペース。他人のことなんか省みない彼が、はじめて対人関係で思い悩むようになります。そのきっかけを作ったのは、もちろん秋ではあるのですが、それ以上にあの糞真面目青年・海藤の一言が大きかったようです。「愛が足りない」頭の中に残った彼の言葉は、秋の哀しげな背中を目の当たりにするたびに思い出され、平介を負の感情のスパイラルへと誘っていきます。人のことでなんか悩んだことない彼が…
 

flat5.jpg
罪悪感を感じる


 罪悪感だなんて…!彼の辞書に罪悪感なんて文字ないと思ってましたよ!いや、きっと今までなかったのでしょうけど、それが今回首をもたげて現れた。秋くんがもたらした奇跡です。しかし彼、そういうことに悩むことに全く慣れておらず、気分は落ち込むばかり。出口も全く見えません。元々そんなに授業に出たがらなかった彼がさらに、「家に帰りたくない」などと宣り、居場所の無さをうったえるレベルにまで来ております。すごいなぁ、こんなにまでするなんて。
 
 基本的には受け流してきた彼ですが、秋くんとなると話は別。受け流しても消化してくれる友人や家族に囲まれていた今までとは違い、秋くんは受け流せば受け流すほどに哀しい顔をするのです。受け流さないというのは、彼なりの自衛であるとも言えるでしょう。けれどそこから先は未体験ゾーンです。その結果がこれ。少しでも向こうに非があれば、気にせず行ける余地はあるのですが、それが全くないのもまた辛い。彼は耐える子・我慢する子なんです。だから哀しみも蓄積しやすいわけで。なんとも厄介な難敵であると、改めて気づいたのではないでしょうか。加えて海藤くんもそういうタイプなんですよね。だからやっぱり平介は彼のこと得意でない。
  
 そんな平介。彼なりには頑張っているようで、今回こんなセリフがあってちょっとほっこりしました…
 

どうやったら上手く付き合えるのか
毎度
考えてる


 そう、考えてはいるんです。ただ答えが出ないだけで。これだけでも大きな変化だと思うんですよね。あとはセオリーを自分の中で組み立てて、ちゃんと実行できれば。そのためにはこれからもいっぱい悩まなくてはいけないわけですが、とりあえず一旦答えというか、心の処方箋は出たからいいのかな。好きな人と過ごすまったりって、やっぱり楽しいですし、それをちゃんと意識できるって、幸せです。
 
 なんとなく一山越えた感のあるラストでしたが、まだお話は続くみたいです。これからもこのほんわかな空気感で続いて欲しいものです。


■購入する→Amazon

カテゴリ「ComicBlade avarus」コメント (0)トラックバック(0)TOP▲
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
タグカテゴリ
月別アーカイブ
リンク
プロフィール

Author:いづき
20代男、Macユーザー。野球はヤクルト、NBAはマジックが好きです。

文章のご依頼など、大事なお話は下記メールアドレスへお願い致します。


■Twitter
@k_iduki

■Mail
k.iduki1791@gmail.com
※クリックでメール作成
RSSフィード
▽最新記事のRSSを購読

a_m.jpg
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Power Push
2012年オススメはコチラ→2012年オススメ作品集


かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。