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Tag [続刊レビュー] 2010.08.14
作品紹介→*新作レビュー* 日向なつお「ありをりはべり」
2巻レビュー→健気に恋するしっかり者の女の子ほど素敵なものはない:日向なつお「ありをりはべり」2巻



1102950601.jpg日向なつお「ありをりはべり」(3)


くり返していてもそこにあるのは
去年とは違う命



■ひな祭り、御御渡り、庚申待ち、八十八夜…。地歴部の皆で過ごす新しい季節は、やっぱり面白いことが満載。棗と藤島くん、普門寺先輩と部長、そしてタテミナ様とその奥さん!?新たな出会い、新たな関係に、みんなドキドキワクワク。神様は、ちょっとゆかいなお隣さん。まだまだ続く、棗と神様たちの不思議な関係…


~藤島くんと棗の距離感が素敵~
 展開される男女ペアは2巻で確定。藤島くんと棗、そして普門寺先輩と部長。年齢的に、トキメキ重視の恋模様を見せても良いものですが、そこは地歴部(関係ない)、恋愛というよりもむしろ、信頼関係と言った方が良いような、ほっこり落ち着く関係性を物語中で見せてくれています。特に1話目で見せた、藤島くんの気の利きっぷり、どうにかなりませんかね。「見えている」棗に気づきそっと話しかけたり、熱っぽい棗のおでこに手を当てて、保健室に誘導するなど、サラッとすごいことをやってのけています。そしてそれが全然いやらしくないし、むしろ爽やかに優しい。いやあ、いいですね、ときめかなくともこういう自然でいられる関係って、素敵です。
 
 
~故郷を思い出させる話がたくさんでした~
 さて、今回そんなところにもう一組のカップルが。それがタテミナ様とその奥さん。その二人の関係を描くために、諏訪湖の御神渡りのことが描かれました。これって物語の舞台、諏訪なのでしょうか?タテミナは諏訪大社に奉られている神様なのですが、諏訪神社自体は全国に点在しており、特定できなかったのですが、諏訪湖の御神渡りが出ればほぼ決定。懐かしいです。御神渡りが全国的にどのように扱われているかは知らないのですが、長野県民にとっては結構なイベントで、御神渡りが起こると地元紙・信濃毎日新聞の一面を飾ることも珍しくありません。棗が見ていた新聞も、大見出しで一面に掲載。きっとあれは信濃毎日新聞だね、間違いない。そして四コマはあんずちゃんです、きっと。
 
 また御神渡りの他にも、地元を思い出させるお話が。これは別に長野に限った話ではないのですが、山菜採りでコシアブラにスポットライトが!これ、よく家族に連れられて採りにいきました。今年も長野に帰った際に食べたのですが、この天ぷらが実に絶品。クセもなく、ほんのり甘さがあって、いくらでも食べれてしまうのですよ。もし食べる機会がありましたら、ぜひ。最近はお店とかでも結構あるんじゃないのかな、高いけど。


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