作品紹介はこちら→遊知やよみ「これは恋です」
3巻レビュー→変人・辺名の重要な役割 《続刊レビュー》 「これは恋です」3巻
遊知やよみ「これは恋です」(4)
オレはもう
この誘惑に
負けてしまいたいんだ
■4巻発売です。
熱を出した伽良の看病をして、風邪をうつされてしまった綾。学校を早退し、家で寝て目覚めると、そこにはなんと伽良の姿が。母に風邪のことを聞いた彼女は、心配になって様子を見にきたのだという。手を出したくても出せない相手と、自室で二人きり。熱で心が緩んでしまった綾は、このまま誘惑に負けてしまうの!?誘惑と困惑がギッシリの教師生活。理性限界!?
~ドキドキ感が日増しにアップ~
巻を追うごとに、ドキドキ感、ニヤニヤ感が増幅。いよいよやばい状況になってまいりました。だって自室に好きな相手がいて、しかも思わず体に触れてしまったら、そりゃあ理性も飛びますよ。よくあそこでいかなかったな、と。まぁ電話がなければいかなかったのでしょうが、それでもあれだけの時間を耐えた綾、頑張ってます。なんて、あれは綾の体感している時間であって、実際に経過している時間はほんの一瞬なのかもしれませんが。この他にも我慢のしどころはたくさん。例えば雨に濡れた伽良に、拭けとマフラーを差し出したシーン。

綾ちゃんが拭いて。
これはずるい。好きだけど、不安だからこそ、相手を試したくなる、甘えたくなる。こんなの暗に、好きだと言っているようなものです。生徒と教師という、立場的な観点からの葛藤が多く、お互いの気持ちについてはそれ単体で語られることが少なかったわけですが、気がつけばお互いの想いは通じ合っていると、双方どこかしら認識しているみたい。そこだけ見れば、付き合う直前のあのもどかしくも心地よい感じ。しかしそれを、教師と生徒という立場が全力で邪魔をするため、進むことができない、と。もどかしい、どこまでももどかしい。でも、それが良い。そうだ、いっそ卒業まで待つとかどうだろうか(←×
~元カノがまた強烈~
なんて、この巻一番のポイントとなったのは、他でもない綾の元カノの出現でしょう。辺名曰く、2年付き合って3年前に別れたというその相手。まず2年付き合ったということに驚きです。この性格の相手と、2年ですよ、2ねん。しかも綾が捨てられた形であるということを匂わせているので、綾サイドからすれば、まだ付き合う気もあったのだろうことを考えると、よりすごいな、と。また3年というと結構な時間ですが、それでも敢えて会いにくるということは、何かよっぽど大事なことがあるような気もします。辺名も梨花も、自分の主張が強い性格でありながら、綾とは上手くいってしまう。それだけ綾の懐は広いということか。そりゃあ伽良も少しくらいわがままになるよなぁ、と。しかし最後はどう受け取るべきなのか。問題の女性3人が揃った中、綾が放った言葉は「梨花」。事前に梨花が待っていることは聞いていたとはいえ、伽良にとって自分の名前が呼ばれなかったというのは、何気にダメージがありそうな気がします。先生はもういいですけど、だってなんとなく辺名と息合ってませんか?これ、下手したらフラグになってもおかしくないと思うんですが。いやあ次も色々と楽しみでございます。
■購入する→Amazon
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3巻レビュー→変人・辺名の重要な役割 《続刊レビュー》 「これは恋です」3巻

オレはもう
この誘惑に
負けてしまいたいんだ
■4巻発売です。
熱を出した伽良の看病をして、風邪をうつされてしまった綾。学校を早退し、家で寝て目覚めると、そこにはなんと伽良の姿が。母に風邪のことを聞いた彼女は、心配になって様子を見にきたのだという。手を出したくても出せない相手と、自室で二人きり。熱で心が緩んでしまった綾は、このまま誘惑に負けてしまうの!?誘惑と困惑がギッシリの教師生活。理性限界!?
~ドキドキ感が日増しにアップ~
巻を追うごとに、ドキドキ感、ニヤニヤ感が増幅。いよいよやばい状況になってまいりました。だって自室に好きな相手がいて、しかも思わず体に触れてしまったら、そりゃあ理性も飛びますよ。よくあそこでいかなかったな、と。まぁ電話がなければいかなかったのでしょうが、それでもあれだけの時間を耐えた綾、頑張ってます。なんて、あれは綾の体感している時間であって、実際に経過している時間はほんの一瞬なのかもしれませんが。この他にも我慢のしどころはたくさん。例えば雨に濡れた伽良に、拭けとマフラーを差し出したシーン。

綾ちゃんが拭いて。
これはずるい。好きだけど、不安だからこそ、相手を試したくなる、甘えたくなる。こんなの暗に、好きだと言っているようなものです。生徒と教師という、立場的な観点からの葛藤が多く、お互いの気持ちについてはそれ単体で語られることが少なかったわけですが、気がつけばお互いの想いは通じ合っていると、双方どこかしら認識しているみたい。そこだけ見れば、付き合う直前のあのもどかしくも心地よい感じ。しかしそれを、教師と生徒という立場が全力で邪魔をするため、進むことができない、と。もどかしい、どこまでももどかしい。でも、それが良い。そうだ、いっそ卒業まで待つとかどうだろうか(←×
~元カノがまた強烈~
なんて、この巻一番のポイントとなったのは、他でもない綾の元カノの出現でしょう。辺名曰く、2年付き合って3年前に別れたというその相手。まず2年付き合ったということに驚きです。この性格の相手と、2年ですよ、2ねん。しかも綾が捨てられた形であるということを匂わせているので、綾サイドからすれば、まだ付き合う気もあったのだろうことを考えると、よりすごいな、と。また3年というと結構な時間ですが、それでも敢えて会いにくるということは、何かよっぽど大事なことがあるような気もします。辺名も梨花も、自分の主張が強い性格でありながら、綾とは上手くいってしまう。それだけ綾の懐は広いということか。そりゃあ伽良も少しくらいわがままになるよなぁ、と。しかし最後はどう受け取るべきなのか。問題の女性3人が揃った中、綾が放った言葉は「梨花」。事前に梨花が待っていることは聞いていたとはいえ、伽良にとって自分の名前が呼ばれなかったというのは、何気にダメージがありそうな気がします。先生はもういいですけど、だってなんとなく辺名と息合ってませんか?これ、下手したらフラグになってもおかしくないと思うんですが。いやあ次も色々と楽しみでございます。
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