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Tag [続刊レビュー] 2010.08.17
作品紹介はこちら→*新作レビュー* 東村アキコ「海月姫」
3巻レビュー→母と子を繋ぐクラゲのドレスは、自分の存在を認めることに繋がるのかな《続刊レビュー》「海月姫」3巻
関連作品レビュー→東村アキコ「ママはテンパリスト」



1102950600.jpg東村アキコ「海月姫」(5)


月海がほんとうは
可愛い女の子だと
思ってるからだろ!



■5巻発売です。
 月海VS.25人のオシャレ女子軍団!!?北京ダック食事会が流れた代わりに、蔵之介は演劇鑑賞と共に焼き肉食べ放題を提案。美味しい条件に、ホイホイ小劇場についていった尼ーずたちは、そこで思わぬ事態に巻き込まれる。「劇の衣装を25着作る」…気がつけば、そんな難題を押しつけられていた月海だったが、焼き肉と、蔵之介の一言によって、創作意欲に火がついて…!?月海、大覚醒モードに入りました!!
 

~エピソードタイトル、気づいてました?~
 講談社漫画賞&アニメ化おめでとうございます。5巻でアニメ化って、一体どの辺を着地点に持ってくるつもりなのでしょうか。物語的にはまだまだ上り坂の途中で、終わりのポイントとなりそうなシーンは殆どないような気がします。さて、そんな同作ですが、エピソーソタイトルが、映画やドラマをモチーフにしていることに気がついていたでしょうか?いや、きっと殆どの人が気がついていたのでしょうが、自分はあまりタイトルとか気にしないでズンズン読んでいってしまう人間なので、今さら気がついたという。というわけで今回は、各話のタイトルとなっている映像作品の元ネタを、ご紹介したいと思います。あなたはどのくらい見たことがありますか?
 
 
1.セックス・アンド・ザ・アマーズ
 ⇒セックス・アンド・ザ・シティー
 
2.プリティ ウーマン
 ⇒プリティ ウーマン
 
3.スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ
 ⇒スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ
 
4.魔法にかけられて
 ⇒魔法にかけられて
 
5.来来!尼~ず
 ⇒来来!キョンシーズ
 
6.私を水族館に連れてって
 ⇒私をスキーに連れてって
 
7.今、そこにある危機
 ⇒今そこにある危機
 
8.私はクラゲになりたい
 ⇒私は貝になりたい
 
9.七人の尼~ず
 ⇒七人の侍
 
10.キケンな情事
 ⇒危険な情事
 
11.ドライビング Mr. ハナモリ
 ⇒ドライビング Miss デイジー
 
12.イン・ザ・クローゼット
 ⇒イン・ザ・プール(イン・ザ・カット?)
 
13.金融腐食列島
 ⇒金融腐食列島
 
14.クララの休日
 ⇒ローマの休日
 
15.ミリオンダラー・ベイビー
 ⇒ミリオンダラー・ベイビー
 
16.ROMEO & JULIET?
 ⇒ロミオとジュリエット
 
17.私の頭の中の消しゴム
 ⇒私の頭の中の消しゴム
 
18.ディープ・ブルー
 ⇒ディープ・ブルー
 
19.美しい人
 ⇒美しい人
 
20.マリー・アントワネットの首飾り
 ⇒マリー・アントワネットの首飾り

21.ER 緊急救命室
 ⇒ER 緊急救命室
 
22.お熱いのがお好き?
 ⇒お熱いのがお好き
 
23.ベルサイユのばら?
 ⇒ベルサイユのばら
 
24.未知との遭遇
 ⇒未知との遭遇
 
25.ディープ・インパクト
 ⇒ディープ・インパクト
 
26.ロック・ミー・ハムレット!
 ⇒ロック・ミー・ハムレット!
 
27.グラン・ブルー
 ⇒グラン・ブルー
 
28.クラゲドッグ$ミリオネア
 ⇒スラムドッグ$ミリオネア
 
29.ぼくの可愛い人だから
 ⇒ぼくの美しい人だから

 
 
 この統一性のなさ(笑)さて、皆さんはどれくらい見たことがあるでしょうか。私は「ロミオとジュリエット」と「私の頭の中の消しゴム」くらい。少なすぎますね(汗)いやーなかなか観る機会がないんですよ、映画って。あ、でも最近「借り暮らしのアリエッティ」観てきました。あれ面白かったです、はい。というわけで、こんなエピソードタイトルたちになっているわけですが、ではこの作品のタイトル自体も、何かにかけているのかな、なんて思ったりもするわけで。しかしながら「~姫」というタイトルは、探せば幾らでもあります。それでもそれらの話で共通しているように感じるのは、王子様の存在。追われるなりなんなりして、報われていない姫を、王子様が見つけ出し引き上げるという。蔵之介は、そう考えるとまさに王子様。女装はしていますが、総理大臣の孫であり、ステータス的な意味では、現代の王子様ポジションにいるといえなくもありません。そして月海を、上の世界に引き上げようとしている。この作品自体も、しっかりとそういった部分(~姫的なもの)を踏襲しつつ進んでいるのかもしれません。なんて、さっきからイメージしてたの「~姫」ではなくて「シンデレラ」だったり。あれこれ全然関係ないや、あらあら。


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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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