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Tag [続刊レビュー] 2010.08.23
作品紹介→わたなべあじあ「ひめごとははなぞの」


1102961915.jpgわたなべあじあ「ひめごとははなぞの」(3)


俺!
お前のことも大好きだぞっ!



■3巻発売です。
 元・男子と女の子、田中愛(主人公)は、クラゲに刺されたショックで男の子に戻ってしまう!プチ混乱の兄達は、緊急事態ということで、海外に行っている父と母を呼ぶことに。しかし父は○○魔になってるし、母は母で×××になってるし、事態は収束するどころか、ますます混迷を極めることに。そして始まる大闘争(唐突に)…一体どうなる田中家!?(←物理的な意味で)


~相変わらずハイテンションでカオス~
 2巻がものすごくカオスなことになっていた本作ですが、3巻でも好き放題に暴れ回り、相変わらずカオスな展開となっています。いや、これは展開なんてものじゃない、そんなものじゃあないんだ…!というわけで、今回田中家の両親が海外から帰還いたします。本題は、愛の体質変化。予想以上に男に戻るのが早かった愛を、女に戻す(あくまで本人の意思)ことにあります。そして判明する、驚きの事実。母親がなんと、定期的に性転換をくり返す体質の持ち主ということで、愛もまたそれに準ずる体質をもっているのではないか、という結論に至ります。そしてとりあえず、ショックでも戻るんじゃね?と、愛を驚かそう大会を開催することに。あ、結局そういう方向に行くんですね…。なんてここから先はカオスすぎるので、説明は省くのですが、まぁ今回の見所はそこだけではありませんよ、と。ついに待ち望んでいたときが訪れたのです…!
 

~正しい女体化時の反応~


ひめごとははなぞの3-1
僕も女の子になっちゃったみたい…(もじもじ)


 そう、それは、愛の双子の兄・恋の女子化!愛に比べて発育が遅かったのか、今まで女子化せずにいた恋。でも女子化したら絶対可愛いのは、恋のほうだ、と。そして結果、やっぱり可愛かった…!のっけからいきなりもじもじして戸惑うその姿、実に可愛らしい。しかしそんなのは序の口。かねてから窺わせていたポテンシャルを、ここで一気に爆発させていくことになります。とっておきはこのシーン…
 

ひめごとははなぞの3-2 
 やっぱり女体化したときの正しい反応って、こうだと思うんです。恥ずかしさに戸惑い、そして少しだけある、高揚感。この赤面しながらの着替えとか、初々しくてなんてかわいいんだ、と。抜け目なく短パンというのもまた良しですよ、はい。なんて喜んだのも束の間、結局元に戻ってしまうのでした。彼もまた、愛と同じく性転換の周期が不安定。今度は一発ネタではなく、物語の流れの中で戻ってくれることを信じています。って「戻ってくれる」って、あたかも恋くんが女の子だったみたいな言い方を…。でもあの大人しさやかわいらしさは、女の子っぽい感じがとってもするわけで、そちらの方がしっくりくるわけで…。
 

~ドラマCD化決定~
 カオスな物語もなんのその、ドラマCD化が決定しております。めでとうございます。主人公の愛は佐藤聡美さん、恋くんは宮田幸季さん、練慈は緑川光さん、居候の洋は杉田智和さんがそれぞれ務めます。そして何より意外だったのが、蝶子を能登麻美子さんが務めるということ。もっとオネエな感じの人が務めると思っていたので、ビックリ。洋の杉田智和さんってのも驚きましたが、そんなの軽く超えましたね、はい。
 
 
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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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