作品紹介→*新作レビュー*宇佐美真紀「ココロ・ボタン」
2巻レビュー→捨て台詞の「死ね」がこんなにもカワイイものだとは:宇佐美真紀「ココロ・ボタン」2巻
関連作品レビュー→宇佐美真紀「春行きバス」/宇佐美真紀「恋*音」
宇佐美真紀「ココロ・ボタン」(3)
だけどオレ
彼女いじめるの
楽しいんですよね
■3巻発売しました。
お試しでおつきあい中の古閑くんと新奈。妹には猛反対されるし、なかなか正式な彼女になれないし、落ち込むこともあるけれど、お似合いのカップルにいつの日かなれるよう、頑張り中。お試し期間とはいっても、古閑くんの家にお呼ばれしたり、家に遊びにきて家族に挨拶してくれたり、作ったお弁当を食べてくれたり…少しずつ距離は縮まってる…?とそんな矢先に古閑くんから、「期末テストで70点以上取れたら、花火大会の日にデートしよう」と言われて。。。もしかして、花火大会で私の欲しい答えがもらえたり…!?
~3巻発売です~
なんだか久々な気もする新刊、3巻発売でございます。2巻に入っても、ニヤニヤ感は落とすことなくいましたが、3巻でも引き続き良い関係。相変わらずのうさみん節が炸裂しております。やっぱり好きだなぁ、この作品。幸福感たっぷりの作風で、安定感を発揮しているのは、ベツコミではこれくらいではないでしょうか。悲恋に走りがちな作品が多い中、こういうふんわり甘い作品は、貴重ですよ。
~古閑くんに新たな表情が…~
前回のレビューでは、古閑くんの不意に見せるフラットな表情が、内面を覗けたようで好きだと書いたのですが、3巻ではさらに古閑くんの表情が豊かになっています。新奈のくるくる変わる表情に比べれば全然なのですが、初登場時は余裕のある笑顔一択だった彼からすると、3巻はもう別人のよう。2巻ではフラットな表情だったのですが、3巻では目を逸らしつつの照れの表情が頻発するようになってきました。

イジワルするときの彼って、必ずといって良いほど笑顔でかつ新奈の目をしっかりと見つめるんですよ。それは言うなれば、相手の上に立ちつつの、余裕から出る表情・仕草です。そんな彼に余裕がなくなったらどうなるのか。こちらもまたわかりやすく、顔を赤らめながら、絶対に新奈の目は見つめないという。なんつーかわいらしさ。そんな古閑くんの様子を見て、新奈も思わず
いや、そりゃカワイイでしょう。そして古閑くんはそんな状況を毎日のように見ることができているという。古閑くんの楽しみを、ちょっとだけ知ってしまった新奈だったのでした。しかし基本は振り回されっぱなし。今回もまた新たなライバルが登場してきます。
~ライバルはまたも年下~

それが、謎の年下美人。あれあれ、2巻でのライバルは妹で、またしても年下の女の子がライバルって…。しかも精神的に圧倒的に負けています。前回も妹に完全にやられていたわけですが、今回もまた年下にやられるとは。年下にかけひきで勝てないということ、それは即ち、新奈の幼さと素直さを表しています。その単純さと素直さが、古閑くんとの良好な関係を生み出していると言っても過言ではないので、むしろこういう状況は歓迎すべきことなのかもしれませんね。生意気な子もまた、古閑くんからすると打ち負かしたい相手として燃えて(萌えて?)しまうのかもしれませんが、それでも観ている側としては、とりあえず甘さを享受できるふわふわな恋愛模様を見たいではありませんか。こういう気の強そうな子が相手の場合は、安心安心。むしろ怖いのは、新奈以上にバカで素直な子が現れたときのような気がします。けど、絶対現れないだろうなぁ…。だからこそ、この二人の関係、この二人のお話は、安心してニヤニヤしながら見ている事ができるのですよ。
■購入する→Amazon
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2巻レビュー→捨て台詞の「死ね」がこんなにもカワイイものだとは:宇佐美真紀「ココロ・ボタン」2巻
関連作品レビュー→宇佐美真紀「春行きバス」/宇佐美真紀「恋*音」

だけどオレ
彼女いじめるの
楽しいんですよね
■3巻発売しました。
お試しでおつきあい中の古閑くんと新奈。妹には猛反対されるし、なかなか正式な彼女になれないし、落ち込むこともあるけれど、お似合いのカップルにいつの日かなれるよう、頑張り中。お試し期間とはいっても、古閑くんの家にお呼ばれしたり、家に遊びにきて家族に挨拶してくれたり、作ったお弁当を食べてくれたり…少しずつ距離は縮まってる…?とそんな矢先に古閑くんから、「期末テストで70点以上取れたら、花火大会の日にデートしよう」と言われて。。。もしかして、花火大会で私の欲しい答えがもらえたり…!?
~3巻発売です~
なんだか久々な気もする新刊、3巻発売でございます。2巻に入っても、ニヤニヤ感は落とすことなくいましたが、3巻でも引き続き良い関係。相変わらずのうさみん節が炸裂しております。やっぱり好きだなぁ、この作品。幸福感たっぷりの作風で、安定感を発揮しているのは、ベツコミではこれくらいではないでしょうか。悲恋に走りがちな作品が多い中、こういうふんわり甘い作品は、貴重ですよ。
~古閑くんに新たな表情が…~
前回のレビューでは、古閑くんの不意に見せるフラットな表情が、内面を覗けたようで好きだと書いたのですが、3巻ではさらに古閑くんの表情が豊かになっています。新奈のくるくる変わる表情に比べれば全然なのですが、初登場時は余裕のある笑顔一択だった彼からすると、3巻はもう別人のよう。2巻ではフラットな表情だったのですが、3巻では目を逸らしつつの照れの表情が頻発するようになってきました。

イジワルするときの彼って、必ずといって良いほど笑顔でかつ新奈の目をしっかりと見つめるんですよ。それは言うなれば、相手の上に立ちつつの、余裕から出る表情・仕草です。そんな彼に余裕がなくなったらどうなるのか。こちらもまたわかりやすく、顔を赤らめながら、絶対に新奈の目は見つめないという。なんつーかわいらしさ。そんな古閑くんの様子を見て、新奈も思わず
か…
かわいい…?
かわいい…?
いや、そりゃカワイイでしょう。そして古閑くんはそんな状況を毎日のように見ることができているという。古閑くんの楽しみを、ちょっとだけ知ってしまった新奈だったのでした。しかし基本は振り回されっぱなし。今回もまた新たなライバルが登場してきます。
~ライバルはまたも年下~

それが、謎の年下美人。あれあれ、2巻でのライバルは妹で、またしても年下の女の子がライバルって…。しかも精神的に圧倒的に負けています。前回も妹に完全にやられていたわけですが、今回もまた年下にやられるとは。年下にかけひきで勝てないということ、それは即ち、新奈の幼さと素直さを表しています。その単純さと素直さが、古閑くんとの良好な関係を生み出していると言っても過言ではないので、むしろこういう状況は歓迎すべきことなのかもしれませんね。生意気な子もまた、古閑くんからすると打ち負かしたい相手として燃えて(萌えて?)しまうのかもしれませんが、それでも観ている側としては、とりあえず甘さを享受できるふわふわな恋愛模様を見たいではありませんか。こういう気の強そうな子が相手の場合は、安心安心。むしろ怖いのは、新奈以上にバカで素直な子が現れたときのような気がします。けど、絶対現れないだろうなぁ…。だからこそ、この二人の関係、この二人のお話は、安心してニヤニヤしながら見ている事ができるのですよ。
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