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Tag [新作レビュー] 2010.09.26
1102958330.jpg蜜樹みこ「もも・らば」(1)


え?この子のパパになってくれ!?
オッケー じゃあ今すぐ区役所に!!



■その日はとことんツイてなかった…。今朝は、目覚まし時計が壊れて寝坊、寝坊したせいで宿題を増やされ、早く家に帰って宿題したいのに、何故か誰かにつけられて逃走中…と思ったら、家の前でも誰か待ち伏せ!?絶体絶命の大ピンチ…のはずが、2人の正体は学校でも人気のイケメン2人。しかも出会い頭に告白までされてしまう。驚きのあまり、サクッと断って家に逃げ込んだちえりだったけど、いつもと違う部屋の様子に驚愕。そこには、一人の赤ん坊と、面倒を見て欲しいという姉の書き置きが…。神様、一体私は何をしたって言うんですか!?ちえりの波乱の日々が始まる…!

 蜜樹みこ先生の新作でございます。なぜかいつも買ってしまうのですが、なんでなのだろう。今回は確実に赤ん坊に可能性を感じたと言いますか。物語は、巻き込まれ型のドタバタラブコメディ。それでは内容をご紹介しましょう。物語の主人公は、ごく普通の女子高生・ちえり。ある日家に帰ろうとすると、学校で大人気の2人のイケメンから、突然愛の告白を受けます。しかしあまりに突然の展開だったので、ちえりはそれを拒否。家に逃げ込みます。しかし部屋の中で再び驚愕。そこには赤ん坊と、「預かって欲しい」との姉からの書き置きが。両親は不在で、子育ては未経験。そんな彼女に助けの手を差し延べたのは、先のイケメン2人でした。告白は受けなかったものの、なんだかんだで一緒にいることが多くなる3人。相変わらずアプローチは続くし、2人のバトルは益々ヒートアップ、さらに赤ん坊が謎の組織に狙われるなど、ちえりの毎日はとんでもなく波乱なものになっていき…というお話。


ももらば
基本的にはお馬鹿系のコメディ。ノリが良いので、勢いに乗ればそのまま最後まで楽しむことが出来る。


 開始5ページで、赤ん坊を預かり、イケメン2人から告白されるという、超展開。しかも超展開はそれだけでは終わりません。その後、赤ん坊が謎の組織に狙われているという設定が登場。イケメン2人は、求愛をするだけでなく、ヒロインの子育ての手伝いをし、さらに追っ手からヒロインたちを守るボディガード的な役割も務めるようになります。シチュエーションに萌えるとか、ちょっと難しそうではあるのですが、めくるめく展開の中、イケメン2人が自分のために動いてくれるというのは、なかなか気持ちが良いもの。そういう意味では少女漫画としてのニーズはしっかりと満たしているのかなという感じ。
 
 また単純に最初の設定で終わりではなく、イケメン2人のうち片方に、驚きの設定を用意。けっして行き当たりばったりの作品ではないでしょう。但し設定を複雑にすればするほど、脇の甘さが目立ち、突っ込み所は満載に。例えばイケメン2人が守るからと、「自分が預かるよりも、妹に預けておいた方が安全」と判断する姉とか、その判断がまずありえないですし、イケメン2人は結婚すらも辞さないほど押しが強いのに、そのきっかけと理由があまりに緩いとか。勢いに任せておけば、あまり気にならないのでしょうが、冷静に考えると「え?」となるシーンは多かったりします(笑)
 
 個人的には蜜樹みこ先生の描くキャラは上品で好きだったのですが、今回はいままでとは少し違う印象。王子いるのですが、なんかヘタレな感じになっていたり。作品としては3巻まで続くみたいです。終わりもある程度見えているということなのでしょう。ジェットコースター的に勢いを保ったまま行ければ、ある程度人気は獲得できるのかな、と思います。これはこれで、一つの魅せ方。


【男性へのガイド】
→少コミですし、やぱり男性にはちと厳しいかもです。
【私的お薦め度:☆☆   】
→あまりの超設定、超展開に置いていかれ気味に。楽しいと言えば楽しいのですが。


■作者他作品レビュー
蜜樹みこ「恋、ひらり」
蜜樹みこ「蜜味ブラッド」


作品DATA
■著者:蜜樹みこ
■出版社:小学館
■レーベル:少コミフラワーコミックス
■掲載誌:少コミ(連載中)
■既刊1巻
■価格:400円+税


■購入する→Amazon

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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