
あたしは
陰陽師なんか
やらないって
言ったじゃない!
■7巻発売しました。
鈴の木初音は、ごくフツーの17歳。ただちょっと他の人と違うのは、父が陰陽師だということ。しかもその腕は日本随一。他のことは何にも出来ないのに…。そんな父がある日、初音の元に男二人を送り込んできた。何でも片方が「鬼」で、それを見つけ出せと言うのだ。「陰陽師にはならない!」そんな初音の意思とは関係なく、突然始まった修行。それからもあの手この手で巻き込もうとする父に、初音は!?
フツーを願うヒロイン・初音が、陰陽師の父のおかげでどんどんフツーじゃなくなっていく日常を描いた巻き込まれ型ファンタジーです。陰陽師としての才能はあるものの、その気は毛頭ない初音。陰陽師としての腕前は日本一のだが、生活IQはゼロに等しい父親。そしてそんな父に仕えている式神の小八汰と弟子の兵吾。なんとしても後継者になって欲しい父親は、あの手この手で初音を「あちらの世界」に巻き込んでいくことでいきます。ちなみに父は実の父ではなく継父だったりします。
私は那州雪絵さんというとこの作品のイメージなんですが、「ここはグリーン・ウッド
【オトコ向け度:☆☆☆ 】
→読みやすいんじゃないでしょうか。恋愛要素は薄めで、また「陰陽師」といってもファンタジー色が強いわけではありません。描いているのはあくまで非日常的な要素を含んだ「日常」です。
【私的お薦め度:☆☆☆☆ 】
→これといった強みはないのですが、なんだかんだで読んでしまっています。安心感があるというか。
作品DATA
■著者:那州雪絵
■出版社:新書館
■レーベル:ウィングスコミックス
■掲載誌:Wings('02年7月号~連載中)
■既刊7巻
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