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Tag [新作レビュー] [読み切り/短編] 2010.11.03
1102969083.jpg真村ミオ「純愛ツイッター」


ツイッターやってて良かった…!


■最近ツイッターにハマっている礼央奈は、同じ学校の徳田先輩に片想い中。今日もツイッターにつぶやいては、徳田先輩のことを見つめていると、いつものように構ってくるのは、徳田先輩の親友の森先輩…。近づこうにも、森先輩が邪魔して無理…!なんて思っていたら、礼央奈のフォロワーが増えていることに気づく。これはまさかの徳田先輩!?これでジャマされずに徳田先輩と…と思ったら、森先輩が妙に優しい。段々と森先輩が気になってきた礼央奈は…!?

 真村ミオ先生の新作。タイトルにもある通り、ツイッターがキーアイテムとして使われる物語が収録されています。表題作の他、読切りが4編収録されています。表題作は、ヒロインがツイッターにハマっているという設定。憧れの徳田先輩に近づきたいのですが、彼の親友である森先輩に邪魔されっぱなし。これではいつまでたっても近付けない…なんて思っていたら、新しくフォローされた人に、徳田先輩と思しき人が!これで森先輩に邪魔されずに、徳田先輩とやりとりできるとウキウキの礼央奈でしたが、そこにきて森先輩が妙に優しくなって…というストーリー。その他同時収録の作品達も、中高生のヒロインに、不器用でやや肉食系な男の子たち相手の、少コミライクなストーリーになっております。


純愛ツイッター
授業中にツイッター。普通にありそうで困ります。さすがに業務中にやってる人は周りにはいませんが、大学とかならままありそう。


 ツイッターはブログと並んで世間一般に認知されるようになってきました。最近では「素直になれなくて」というドラマでツイッターが使われたりして、少女漫画で使われてもさほど驚きはありません。作者の真村ミオ先生もツイッターやってらっしゃいますし、比較的マンガに落とし込みやすいツールではあるのかな、と想像できます。
 
 ただ一般に認知されてきているとはいえ、まだまだ説明なしに突然物語に落とし込めるほど、知られているわけではありません。最初にツイッターとはなんぞやという説明をした後に、実際に動き出すという形をとっているため、ページが限られている読切りということを考えると、それは大きなロス。少女漫画としての読切りとして捉えるのであれば、少コミライクでしっかりと纏まっているのですが、ツイッターユーザ的視点から見ると、もうちょっと上手く使えたのではないかな、という不完全燃焼感が多少残ります。今回は恋愛当事者同士のやりとりにしか活用されていませんが、もしこれが読切りではなく連載であったのなら、もっと違う側面からのアプローチもできたであろうことが予想され、少しもったいなかったような。それでも敢えてツイッターを、少女漫画で使おうという試みは評価されるべきで、ツイッターの使い方云々で評価を上げ下げするのはちゃんちゃらおかしな話であります。
 
 一つ気になるのは、少コミ読者にツイッターを認知している子がどれだけいるのか、という。もし全く触れることのないような子が多いのであれば、ここで使う旨味はあまりないような気も。今の中高生とかは当たり前のようにやっているのですかねー。ちなみに自分はハンドルネーム名義と、リアル名義の二つアカウントを持っているのですが、後者では結構作品中のような使い方がされているのに対し、前者は殆どそういうことがありません。同じツールでも、所属するコミュニティが異なれば、ここまで雰囲気は変わるものなのかと、驚かされます。


【男性へのガイド】
→少コミですから、少コミですから。
【私的お薦め度:☆☆   】
→少コミ読切りらしい、インスタントな読切り集。これは出来の良し悪しではなく、単純に好みの問題かな、と。


■作者他作品レビュー
*新作レビュー*真村ミオ「セツナユキ」


作品DATA
■著者:真村ミオ
■出版社:小学館
■レーベル:Sho-Comiフラワーコミックス
■掲載誌:Sho-Comi
■全1巻
■価格:400円+税


■購入する→Amazon

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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