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Tag [続刊レビュー] 2010.11.12
作品紹介→キュートで笑えて泣ける、学園子育てスクランブル:時計野はり「学園ベビーシッターズ」1巻
関連作品紹介→時計野はり「お兄ちゃんと一緒」/時計野はり「逆転ハニー」1巻




1102979407.jpg時計野はり「学園ベビーシッターズ」(2)


俺の方がずっと
こいつのあったかい温もりに助けられてるんだと思うから



■2巻発売です。
 学園の保育室でベビーシッターをすることを条件に、学園の理事長に引き取られた竜一と幼い弟の虎太郎。動物園に行って迷子になったり、卵から孵ったヒヨコに大興奮したり、保育室に預けられているベビーたちとの毎日は、大騒動・大感動の連続!さらにベビーシッター部に、期待の新入部員が入ってきて…!?
 

~虎太郎と鷹、なんとなくあの子たちに…~
 2巻発売です。あくまでベビーシッターズ。メインは子どもとの触れ合いで、子どもにフォーカスを当てた物語が繰り広げられていきます。最初は「覚えきれないよ…」とか思っていた子ども達も、2巻終われば一通りその性格が露になり、「ああ、この子ね」みたいな感じに捉えられるようになってきました。そんなかわいらしいベビーズですが、中でも竜一の弟の虎太郎くんと、鷹くんが、とある作品の子ども達に似ているな、と。それが、「flat」(→レビュー)の秋くんとこたろー。秋はとにかく我慢強い、主張をあまりしない子で、その様子が実に虎太郎に似ています。こちらの作品の方が、よりデフォルメされた子どもとして描かれているので、その様子はわかりやすいものになっているのですが、とにかくどちらもかわいい!秋くんは長男であるために、しっかりしようという想いからか我慢をし、一方の虎太郎は、弟として兄の大変さを思いやり我慢する。様子は似ているものの、長男と次男、一人っ子と兄弟、その出発点は全く異なる二人なのでした。
 
 さて、もう一人似ているのが、狼谷家の弟・鷹と、佐藤家の弟・こたろー。まさかの「こたろう」二人出現でややこしいことになっていますが、「flat」の方がこたろーということで。さて、この二人は典型的なガキ大将タイプの子ども。どちらも兄を持っており、実に主張の強い振る舞いをしています。しかしこの二人もまた、その性格形成の過程は異なっているから面白い。兄である佐藤くんの性格は、とことん温和。決して手を上げるなんてことしません。それに対し狼谷隼は、とにかく口よりも先に手を出すという、不器用で口べたな男。全く正反対の性格の兄の元、育った結果がこれというのは、実に興味深いところです。まぁ、どっちもありえそうですよね、うん。佐藤家での場合、甘やかされて結果ガキ大将タイプで、狼谷家の場合、あの母と兄の性格を見て育ってしまったがために、ああならざるを得なかった…みたいな。


~猪又さんが不遇な件~
 さて、今回は裏表紙の内容紹介を読んで結構テンション上がったのですよ。「ベビーシッター部に待望の新入部員が…!?」の文字に、「ついに猪又さん来たか!!ひゃっほいヽ(*´ヮ`)ノ」とか思ったのです。前回レビューといい、黒髪ロング記事のときといい、結構推している程度にはお気に入りのキャラ。彼女の登場シーンアップのためには、部員化するしかないと感じていたのですよ。そんな期待の中現れたのは…
 
 
学園ベビーシッターズ2-1
狼谷くん 

 あ、ああ…。そりゃあそうですよね、うん。登場人物紹介でも、左上を一番メインと考えると、猪又さんよりも左にいらっしゃいますもんね。ちなみに左上がメインというのは、ラーメンの食券は左上に一番オススメの商品を配置するという、ラーメン王が言っていた法則からです。さて、使えるか使えないかわからない無駄知識が出たところで仕切り直し。部員化しなかったのであれば仕方ありません。それでも竜一との恋愛展開には期待していいんですよね!?あのツンデレは恋愛においてこそそのポテンシャルが発揮されるんですよね!?そして3巻予告に、「竜一が恋について考える!?」との文字が…!!ついに、ついに来ましたか!?そんな期待感に胸膨らませ、その文字の下のコマを見てみると…
 
 
学園ベビーシッターズ2-2 
え、誰!?


 猪又さん…(´・ω・`)


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2012年オススメはコチラ→2012年オススメ作品集


かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
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BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。