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Tag [オススメ] 2010.12.04
■先月は、ここ最近稀に見る良作ラッシュでございました。更新数の減少と共に、選出数も少なくなっていたのですが、今回はどれを残すべきかと散々悩みました。というわけで、11月、オススメ作品のお届けです。順位はあくまで目安、リンクをクリックすると、各レビュー記事に飛びます。



1.草川為「八潮と三雲」2巻
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…もうニヤニヤが止まらなくて困りました。三雲の奔放さと、身勝手に見せて献身的なその姿が本当に可愛かったです。今年の新作でも指折りの面白さ。是非ともこの機会にチェックしてみてください!



2.香魚子「隣の彼方」
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…作者さん2冊目の読切り集は、前作にも増して心に突き刺さる、珠玉の一冊となっていました。痛々しいほどに切なく愛おしい、少女達の群像を、とくとご覧あれ。



3.金田一蓮十郎「ライアー×ライアー」1巻
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…「ハレぐぅ」「ニコイチ」の金田一先生の、少女漫画初作品。女子高生に扮したヒロインが、その姿で義弟に惚れられてしまうというラブコメなのですが、転がし方の上手さが圧巻!



4,神寺千寿「妹と恋なんかしたくない」1巻
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…業界初の、女性向け成人漫画(18禁)。神寺先生らしいかわいげで臆病な女の子が、兄との禁断の恋に悩み続けます。罪悪感・後ろめたさに包まれた重苦しい雰囲気の作品ですが、それがまた切なさを誘うのです。



5.白沢まりも「野ばらの森の乙女たち」1巻
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…なかよし連載の、ド正面の学園百合マンガ。なかよしでという意外性と、だからといって全く手加減しない本気さが伝わってくる、意欲作となっています。



6.おかざき真里「&」1巻
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…「サプリ」のおかざき先生の新作は、立ち止まり癖のある女がヒロイン。「恋も仕事も」のテーマはブレずとも、「サプリ」とは全く違う物語に、今からワクワクが止まりません。



7.いくえみ綾「いとしのニーナ」4巻
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…4巻にて堂々の完結。どこまでも身勝手だったニーナが、最後まで輝き続けました。一度絶望させておいてからの、あのラストはズルい。感動しました。



8.池田理香子「シックス ハーフ」2巻
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…記憶喪失という美味しい要素だけでなく、兄妹での恋愛感情という要素までも投入する欲張りな物語に。しかしそれを持て余していないからスゴい。続きが楽しみな一作です。



9.かわい有美子/夏乃あゆみ「暁の闇」5巻
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…5巻にて完結。最初から最後まで、キッチリ計算された上での物語展開は、崩れることのない安心感と物語の中に張り詰める緊張感を最後まで持続させ、大きな満足感と共に物語を読み終えることができました。面白かった!



10.磯谷友紀「屋根裏の魔女」
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…「本屋の森のあかり」の磯谷先生のオムニバス作品。魔女と女子高生のヒロイン達を重ね合わせた独特の視点から語られるその物語は、磯谷先生のまた違った魅力を味わせてくれます。



+α.東村アキコ「海月姫」6巻
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…アニメもマンガも勢い止まらず。そろそろクライマックスに向かいつつある物語は、より一層勢いを増して、目を離さなくさせております。



+α.山川あいじ/河原和音「友だちの話」
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…河原先生の原作を山川先生がコミカライズ。恋愛ものとも友情ものともつかないような、不思議な雰囲気に、気がつけば夢中になっていました。


 今月はどれもオススメ。本当に絞るのに苦労しました。特にオススメなのが、上位6作品。どれもセオリー通りの作品とは一線を画した、独特の雰囲気・設定のある作品群なのですが、どれも個人的にツボ。クセはあるけど、読みやすいというような作品だと思います。以下完結作などを中心に構成。続刊については、以降の展開が楽しみな作品を中心に据えました。



その他オススメタグをつけた作品
小椋ムク「センチメンタルガーデンラバー」
紺野キタ「あかりをください」
みよしふるまち「東京ラストチカ」1巻
絹田村子「さんすくみ」1巻
ヤマシタトモコ「恋の話がしたい」
やぶうち優「まほちゅー!」1巻
雲田はるこ「野ばら」



その他オススメ続刊
尾崎あきら/誉田哲也「武士道シックスティーン」3巻
田島みみ「君じゃなきゃダメなんだ」5巻
藤丘ようこ/高殿円「神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト」3巻
ジョージ朝倉「溺れるナイフ」11巻
南塔子「360°マテリアル」2巻
神尾葉子「虎と狼」2巻
藤間麗「黎明のアルカナ」5巻

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。