作品紹介はこちら→末次由紀「ちはやふる」
5巻レビュー→《気まぐれ続刊レビュー》末次由紀「ちはやふる」5巻
6巻レビュー→肉まんくんこと西田くんとは何なのか…《続刊レビュー》「ちはやふる」6巻
7巻レビュー→最後の壁は誰になるのか、というお話《続刊レビュー》「ちはやふる」7巻
8巻レビュー→我らが詩暢サマに異変!?:末次由紀「ちはやふる」8巻
9巻レビュー→みんなとするから、かるたは楽しい:末次由紀「ちはやふる」9巻
10巻レビュ-→リベンジのためには、太一の成長は必須だった:末次由紀「ちはやふる」10巻
関連作品レビュー→「ハルコイ」/「クーベルチュール」
末次由紀「ちはやふる」(11)
運命戦は
運命じゃない
運命じゃない
■仲間と築き上げて来た自信と信頼と共に、全国大会都予選決勝の舞台に勝ち上がった千早達瑞沢高校かるた部。決勝のカードは、前年度と同じ。強豪・北央学園との一戦に、千早たちの気合いは十分。一方全国出場を決めて気が緩んでいた北央の面々も、ヒョロの企みによってガチンコで挑まずにはいられない状況に。実力伯仲の5組の対戦が揃い、序盤から緊迫。瑞沢か、北央か。互いに一歩も譲らないまま迎えた局面は、まさかの…!?
~完全に一皮むけた太一~
こちらも11巻発売です。二度目の全国行きを決めたものの、大会はまだ終わりではありません。白熱の一戦が繰り広げられていますよー!ということで、今回何よりカッコ良く感じたのは、千早でも甘糟でもなく、他ならない太一でした。前回は、実力的に3番手ということで辛酸をなめてきた太一でしたが、今回は見事に自分の殻を破ったように思いました。絶体絶命の運命線、勝ち目は絶望的なほどに薄い。そんな中、全く諦めずに勝ちに行く姿勢。特にこのシーン…

敵陣の「あさぼらけ・あ」が読まれても千早が抜く
「あきの」が読まれたら
おれが敵陣抜いてやる
自分の力を信じると同時に、仲間に絶対的な信頼を寄せて、対局に臨む。そして掴んだ、瑞沢一勝。チームを鼓舞する値千金の一勝は、彼のそのキャプテンシーが引き寄せたものに違いありません。全体を見れる冷静さと、真面目さから部長を務めてきた彼ですが、試合に於いてもチームを引っぱる先導役としての役割を得た彼は、今まで以上に頼もしく映りました。まったく、なんで千早がキャプテンなんてやってるんだっていう(おい。しかし冷静さと記憶力を売りにしていた男が、最後は気持ちで持っていくってあたり、素晴らしいじゃないですか。まさに殻を破ったという感じで、今までの彼とは、一味も二味も違う感じがします。全国でもきっと活躍してくれるはず。
~脇役であり続ける肉まんくん~
そんな太一に対して、全く良い所なしだったのが、肉まんくん。実力的には、太一以上のものを持っていながら、脇役であるが故か、どうにも陰が薄い彼。今回はなんと初っぱなに束で負けるというまさかの演出をしてしまいました。これがメインキャラであるならば、挽回を誓い奮闘するシーンなんてのが用意されたりするのですが、

な、泣いて終わった…
これ以降、肉まんくんがかるたがらみで登場することはありませんでした。この悔しさをバネに、一皮むけても良さそうだったものの、そんな様子は一切なかったぜ。そういえば、肉まんの皮って、あそこだけで食べてもとっても美味しいですよね。ほんとどうでもいい話ですけど。
~夢の競演~
さて、今回は千早と甘糟の一戦がメインだったわけですが、それよりも気になるのは我らが詩暢様のご様子。前回激太りで、キャラ紹介までがんこちゃんだったわけですが、今回はキャラ紹介から撤退。初登場はストーリー内で、その姿が映し出される形となったのですが、そこでまさかの夢の競演…

夢の競演
この迫力。別に二人を出す必要なかったのにも関わらず、両方出しちゃったという。もうね、ありがとうございますとしか言いようがないですよ。ちなみに先生の回想では、詩暢様はふくよかな方でした。そんな不確かな存在になりつつある詩暢様ですが、いよいよ12巻に、再登場ですよ。全国という舞台で待ち受ける、彼女の姿やいかに。次巻予告を見ると、どうやら痩せているっぽいですね。一体どんなダイエットをして臨んできたのやら。さてさて、早く大会が始まらないものか。今からワクワクです。
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5巻レビュー→《気まぐれ続刊レビュー》末次由紀「ちはやふる」5巻
6巻レビュー→肉まんくんこと西田くんとは何なのか…《続刊レビュー》「ちはやふる」6巻
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9巻レビュー→みんなとするから、かるたは楽しい:末次由紀「ちはやふる」9巻
10巻レビュ-→リベンジのためには、太一の成長は必須だった:末次由紀「ちはやふる」10巻
関連作品レビュー→「ハルコイ」/「クーベルチュール」

運命戦は
運命じゃない
運命じゃない
■仲間と築き上げて来た自信と信頼と共に、全国大会都予選決勝の舞台に勝ち上がった千早達瑞沢高校かるた部。決勝のカードは、前年度と同じ。強豪・北央学園との一戦に、千早たちの気合いは十分。一方全国出場を決めて気が緩んでいた北央の面々も、ヒョロの企みによってガチンコで挑まずにはいられない状況に。実力伯仲の5組の対戦が揃い、序盤から緊迫。瑞沢か、北央か。互いに一歩も譲らないまま迎えた局面は、まさかの…!?
~完全に一皮むけた太一~
こちらも11巻発売です。二度目の全国行きを決めたものの、大会はまだ終わりではありません。白熱の一戦が繰り広げられていますよー!ということで、今回何よりカッコ良く感じたのは、千早でも甘糟でもなく、他ならない太一でした。前回は、実力的に3番手ということで辛酸をなめてきた太一でしたが、今回は見事に自分の殻を破ったように思いました。絶体絶命の運命線、勝ち目は絶望的なほどに薄い。そんな中、全く諦めずに勝ちに行く姿勢。特にこのシーン…

敵陣の「あさぼらけ・あ」が読まれても千早が抜く
「あきの」が読まれたら
おれが敵陣抜いてやる
自分の力を信じると同時に、仲間に絶対的な信頼を寄せて、対局に臨む。そして掴んだ、瑞沢一勝。チームを鼓舞する値千金の一勝は、彼のそのキャプテンシーが引き寄せたものに違いありません。全体を見れる冷静さと、真面目さから部長を務めてきた彼ですが、試合に於いてもチームを引っぱる先導役としての役割を得た彼は、今まで以上に頼もしく映りました。まったく、なんで千早がキャプテンなんてやってるんだっていう(おい。しかし冷静さと記憶力を売りにしていた男が、最後は気持ちで持っていくってあたり、素晴らしいじゃないですか。まさに殻を破ったという感じで、今までの彼とは、一味も二味も違う感じがします。全国でもきっと活躍してくれるはず。
~脇役であり続ける肉まんくん~
そんな太一に対して、全く良い所なしだったのが、肉まんくん。実力的には、太一以上のものを持っていながら、脇役であるが故か、どうにも陰が薄い彼。今回はなんと初っぱなに束で負けるというまさかの演出をしてしまいました。これがメインキャラであるならば、挽回を誓い奮闘するシーンなんてのが用意されたりするのですが、

な、泣いて終わった…
これ以降、肉まんくんがかるたがらみで登場することはありませんでした。この悔しさをバネに、一皮むけても良さそうだったものの、そんな様子は一切なかったぜ。そういえば、肉まんの皮って、あそこだけで食べてもとっても美味しいですよね。ほんとどうでもいい話ですけど。
~夢の競演~
さて、今回は千早と甘糟の一戦がメインだったわけですが、それよりも気になるのは我らが詩暢様のご様子。前回激太りで、キャラ紹介までがんこちゃんだったわけですが、今回はキャラ紹介から撤退。初登場はストーリー内で、その姿が映し出される形となったのですが、そこでまさかの夢の競演…

夢の競演
この迫力。別に二人を出す必要なかったのにも関わらず、両方出しちゃったという。もうね、ありがとうございますとしか言いようがないですよ。ちなみに先生の回想では、詩暢様はふくよかな方でした。そんな不確かな存在になりつつある詩暢様ですが、いよいよ12巻に、再登場ですよ。全国という舞台で待ち受ける、彼女の姿やいかに。次巻予告を見ると、どうやら痩せているっぽいですね。一体どんなダイエットをして臨んできたのやら。さてさて、早く大会が始まらないものか。今からワクワクです。
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