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Tag [続刊レビュー] 2011.01.30
作品紹介→…先生、はじめてキスしたのっていつ?:藤原よしこ「だから恋とよばないで」1巻
2巻レビュー→こんなに近くにいて、絶対に届かない:藤原よしこ「だから恋とよばないで」2巻
関連作品レビュー→やっぱり私は、どうしようもなくこの作品が好きなのだ《続刊レビュー》「恋したがりのブルー」6巻



1103000641.jpg藤原よしこ「だから恋とよばないで」(3)


先生のこと
好きでいても
いいですか?



■3巻発売しました。
 2学期も終わり、学校は冬休みに。楽しみなはずのお休みも、先生に会えないから、ちっとも嬉しくない。けれど、妹のちょっとした計らいによって、なんと初詣に一緒に行くことに。思いがけない展開に、嬉しさいっぱいの心だったけど、神社で2人は、ミヅキという女性と出会ってしまう。その人が、先生の好きだった、あのピアスの持ち主であったと知った心は。。。


~この告白の仕方は不意打ちすぎて~
 先生への募る想い。けれどもその気持ちは、届きこそすれ返してくれることはないと、強く自覚している心。それでも犬をダシに、先生と接点を持とうとするあたり、本当に可愛いですね。何度も何度も年賀状を書き直したり、こういう何気ない描写が、藤原先生は上手いなぁ、と。「恋心」の描写の上手さというか。そうやって、核心には迫らずとも繋がりを得たいとする心でしたが、先生との面談のときに思わず想いがあふれてしまいました。このときの言葉が、本当に良かった。自分のことを貶める先生に対して…
 

だから恋とよばないで3-1
これ以上
あたしの好きな人を悪く言わないでください



 告白という流れまでは予想できたとしても、こういった言葉での告白は全くの想定外。自分を責めるその行為を叱責しつつも、大好きだと伝える。ただ「好きだ」と伝える告白も、真っ直ぐで好きなのですが、こういった形での告白も素敵です。また敬語で言って、そのあとに普通の言い方で言い直しているところとか、もう…。ここを読んだ時「おおおおおお…!」となりました(笑)



~呼び方は完全に「先生」に~
 そんな心の告白ですが、そりゃあ先生ですから受け取れません。デコレーションしてくれたあのイスに座りながら、優しく彼女に断りの言葉を投げかけます。
 

だから恋とよばないで3-2
オレ
「先生」をちゃんとやりたいと思ってる
オマエが毎日
オレのこと「先生」って呼んでくれるのがうれしいから

 
 このとき強調されたのは、「先生」というフレーズ。「先生」をちゃんとやりたいし、「先生」と呼ばれると嬉しい。その言葉は、彼女の心にしっかりと届きました。今までは、彼への呼び名が敬語とセットの「先生」とフランクな話し方の「ジローちゃん」で混在していたのですが、これ以降、心は先生の呼び方を「先生」に統一。そこに有るのは、抗いようのない「先生」と「生徒」という立場の違い。今一度、2人を隔てるものの大きさを自覚した上で、彼女は自分の恋心と向き合って行くことになります。それでも同じ「先生」でも、鍵括弧つきかそうでないかで、彼女の言葉の真意はある程度読み取れるのですが…ってこの辺はヤマカムさんが書いていたかな。
 
 ていうかね、告白断ったあとに、次郎ちゃん心のリクエストで頭ポンポンしてくれるんですよ。これってもう女子の心掴まれまくりの行動なわけで(めざましテレビでやってた)。瞬間、ニヤニヤが止まりませんでした。


~不破くんが急ピッチでアップをしています(噛ませ犬行き)~
 1巻のダシとして完全に終わるかと思われた不破くんですが、ここにきて急ピッチでアップをはじめております。もちろんポジションは、かませ犬。かませ犬というのは、本人にとっては辛いポジションではあるのですが、見ている側からすると、その愛情がわかりやすく表現されるので、ニヤニヤポイントが高いのもまた事実。今回、こんなに不破くんにニヤニヤさせられるとは思っていませんでしたよ。わざわざ欠席している心の部屋に訪れて、得意でない面白い話を披露しようとしたり、他人に興味を持たなそうな彼が、サブローのことを気にかけて、序盤の心と同じように、犬を預かり接点を作るという。ああ、なんてわかりやすい、そして健気な行動。しかも彼のような、不器用そうで恋愛に消極的に見える子が、そんなカワイイ行動を取っていると思うと、もういてもたってもいられなくなります。これから一気に物語に介入してくると思うのですが、これからもこういったニヤニヤな行動を連発してくれると思うと、楽しみで今から頬と口元が緩む緩む。。。


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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
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かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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