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Tag [オススメ] 2011.02.06
■さてさて、あっという間の1月。新年という感覚はあまりなく、レビューも押し押しになっておりますが、それでもなんとか月30ぐらいはお送りすることができております。というわけで、1月分のオススメまとめをお届け。順位はあくまで目安。リンクをクリックすると、レビューに飛びます。



1.勝田文「ちくたくぼんぼん」2巻
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…こういう作品を読める幸せ。面白いということももちろんですが、それ以上に言いようのない嬉しさがこみ上げてきた作品でした。コミカルで笑えるんだけど、深い。ずっとずっと大切にしたい物語です。



2.高屋奈月「星は歌う」10巻
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…最終巻直前のひと盛り上がり。予想できないことはなかった展開とはいえ、ヒロインのサクヤにとっては辛い形となってしまいました。各々の精一杯の思いが交錯する、珠玉の10巻。ここまで読み続けて良かったと、いつにも増して思うのでした。



3.奈々巻かなこ「港町猫町」2巻
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…寂しがり屋な魔女たちと、そんな彼女に寄り添う猫たちの、優しい優しい物語。まさか2巻が読めるとは。疲れたときにこそ読みたい、寂しい大人のためのおとぎ話です。



4.咲坂伊緒「ストロボ・エッジ」10巻
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…ついに完結。初恋の瑞々しさ、初々しさをどこまでも丁寧に描きあげてくれました。付き合うまでで終わりという、その清々しさもまた良し。次回の新作「アオハライド」も楽しみです。



5.中村明日美子「鉄道少女漫画」全1巻
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…BL界から進出し、今やフィールド問わず絶大な評価を得ている中村先生の、鉄道と少女にスポットを当てた読切り集。小田急線を舞台に、駅と駅をを繫ぐように、



6.水城せとな「黒薔薇アリス」5巻
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…ついに再会。ますます目が離せない、愛と繁殖の物語。元々もの凄く引きつける力の強い作品ですが、光哉との再会は今まで以上にすごかったです。恐らく大きな一つのターニングポイントになるかと。



7.藤原よしこ「だから恋とよばないで」3巻
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…想いがあふれて思わず告白。その様子がたまらなく可愛らしかった。しっかりと、自分の気持ちに向き合う勇気が出た。物語はやっと始まった、そんな印象のある3巻でした。



8.葉月かなえ「好きっていいなよ。」6巻
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…今回もまためぐみのターン。痛い目見る程に露になっていく、彼女の弱さ。綺麗なところばかりでない、汚いところ、弱いところも描き出すお話は、読んでいる時少々の辛さがあるものの、同時に何か大切なものを教えてもらえる気がします。



9.稚野鳥子「家族スイッチ」1巻
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…「クローバー」の稚野鳥子先生の新作でございます。変人揃い・男だらけの家族と一緒に暮らすことになったのは、高校3年のどう見ても小学生にしか見えないような女の子。いや、なんともありえない設定ではあるのですが、面白いのですよ。



10.鳥野しの「オハナホロホロ」2巻
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…こちらもまさかの2巻登場。大人同士、どこか生きづらさを抱えた社会的マイノリティたちが織り成す、優しき日常。1巻ではなかった、焦燥感を感じつつの決意という段階が、とっても良かった。3巻も楽しみですね。



 今月は全体的に骨太な作品が揃ったような気がします。12月にレビューできていなかった作品が軒並み良作で、こちらに転がり込んできたような。新作の連載は僅か一作。一応開拓はしているつもりなのですが、既存勢力がとことん強かったという感じがあります。

 

■その他オススメをつけた作品
壱村仁「coda」1巻
秋元康/香純裕子「まりもの花~最強武闘派小学生伝説~」1巻
天堂きりん「手のひらサイズ」
響ワタル「おいらんガール」1巻
神田はるか「カポーん。」1巻


■オススメ続刊
藤沢志月「君のとなりで青春中。」6巻
こうち楓「LOVE SO LIFE」6巻
遊知やよみ「これは恋です」5巻
南波あつこ「隣のあたし」6巻
タアモ「たいようのいえ」2巻
あきづき空太「赤髪の白雪姫」5巻



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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。