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Tag [続刊レビュー] [4コマ] 2011.02.08
1103000665.jpg蒼月ユズ「フローズンアップル」


白雪のこびとカフェ
「フローズンアップル」
皆様のご来店をお待ちしています



■ここは白雪姫が営むカフェ。七人の小人と共に、美味しい料理と紅茶をお届け。そんなこのカフェには、お伽の国の様々な住人が、今日もひとときの安らぎを求めて、訪れるのです。それは王子様だったり、赤ずきんだったり、人魚だったり、マッチ売りの少女だったり…。お伽話の登場人物たちが、不思議に個性的に入り交じる、癒しの園・フローズンアップルで、美味しい紅茶を飲みませんか?

 「最遊記」(→レビュー)シリーズなどで有名な、ゼロサムにて2年間連載されていた、コメディ4コマがこの度単行本化。お金大好き、金の亡者の白雪姫が小人を巻き込んで営むカフェ「フローズン・アップル」が、お話の舞台となります。白雪姫と小人という、童話の登場人物たちが、そのままキャラクターとなったこの作品には、他にもたくさんの童話の登場人物たちが、個性的なキャラに生まれ変わって沢山登場します。どんな物語にも登場する、王子様を筆頭に、お姉様気質の赤ずきんに、ガチムチなマッチ売りの少女。。。そんな個性派キャラ達が織り成す、不思議でかわいい、ドタバタな日常を描いていきます。


フローズンアップル
発売のタイミングでまさかの「わぁい!」ネタ。同じ一迅社だからだと思うのですが、果たしてどれだけの人がわかるのか。というかこの暴走王子がフリーダムすぎてすごいです。


 女性向け漫画誌に連載しているギャグ作品とか、4コマ作品って、徹底して黒く毒々しいネタを落とし込んでくるか、逆に全く毒気がないほんわか無害系の作品の両極端というイメージなのですが、こちらは完全に後者。個性派な登場人物たちを軸に、キャラクターの特徴を前面に押し出して展開していくタイプの作品となっています。キャラを作りすぎているために、半分以上は出落ちなのですが、その中にも、登場を重ねることによって味の出てくるキャラもいたりして、意外と奥が深いのかも。個人的にはお姉さん肌の赤ずきんと、なんだかんだでかわいかった、白雪姫のお母さんがお気に入りでした。
 
 男キャラと女キャラ、大体半分くらいの比率なのですが、表紙では見事に男キャラばかり。ヒロインですら、柱の後ろに隠れてしまっているという。これについてはラストで言及されていたのですが、「女の子が表紙にいるとゼロサムの人がコミックス売れないってゆーから」とのこと。生々しい…!インパクトのあるようなネタは少ないものの、どこか懐かしさと安心感を感じさせる作風で、好きな人は好きそう。また2年間をまとめた4コマということで、お値段の割にボリューミーで、お得感があります。


【男性へのガイド】
→男性に敢えてオススメするような要素はあるだろうか。私は赤ずきんさんでお腹いっぱいですが。
【私的お薦め度:☆☆☆  】
→目新しさやインパクトはないものの、安心感のあるキャラクター4コマ。ひとつの作品のはじまりと終わりを、一冊で見ることができるというのもまた、良いことだと思います。



作品DATA
■著者:蒼月ユズ
■出版社:一迅社
■レーベル:ゼロサムコミックス
■掲載誌:ゼロサム(連載中)
■全1巻
■価格:552円+税


■購入する→Amazon

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