作品紹介→藤原ヒロ「会長はメイド様!」
8巻レビュー→カップル成立でも、ただのニヤニヤ漫画になんかさせない!! 《続刊レビュー》藤原ヒロ「会長はメイド様!」
9巻レビュー→アニメ化ということで、色々と攻めてます:藤原ヒロ「会長はメイド様!」9巻
10巻レビュー→積極的な会長様に、ドキドキがとまらないのです:藤原ヒロ「会長はメイド様!」10巻
11巻レビュー→不器用者と臆病者、そろそろ碓氷には頑張ってもらわないと…:藤原ヒロ「会長はメイド様!」11巻
藤原ヒロ「会長はメイド様!」(12)
こんなにイジメ甲斐のある子が
俺の側にいてくれるんだから
■12巻発売しました。
イギリスからやってきた、碓氷の兄・ジェラルド。“変態宇宙人”の兄は、やっぱり“変態宇宙人”…!?彼の命令で、美咲と碓氷を監視する怪しい影は、なぜか忍者のコスプレをしている、超無口な外国人。学園生活が脅かされそうになる中、美咲は必至に抵抗する。そんな美咲の姿を見て、変態宇宙人も復活!?おしおきしなきゃ、わかんない!?立ち向かう2人の先に、待つものとは…
~ふらふらして辿り着いた先は~
アニメフィーバーに合わせて立て続けに出た単行本ラッシュも落ち着き、久々の新刊発売です。生い立ちが明らかになるに連れて、トーンダウンしていった碓氷。変態宇宙人はどこへやら、そこに残ったのは、自分の行き先すら決めかねる優柔不断のおぼっちゃまでした。というか、気づいたらシチュエーションとしては、お金持ちのお坊ちゃんと、芯の通った強いヒロインが、身分違いの恋に悩むというものに。少女漫画に於いては、定番中の定番パターンで、巡り巡って辿り着いたのがここか…と。
~この展開は厳しいのではないか~
元々スタートとしてその設定を置いておくのであれば、納得もいったのかもしれませんが、12巻かけて改めてこの位置からスタートというと、若干厳しいのではなかろうかと思わざるを得ません。本物のおぼっちゃまと一般人という関係性の中で、ヒロインがメイドとしてバイトしているというシチュエーションは面白い構図だとは思いますが、結局設定として面白いというだけで、この二つが物語的に関連をもって動いてくるとは思えず。そうなると、あとは碓氷と会長で正面突破で、例えば「花より男子」のように「家なんてかんけーないぜ!」的に進んでいくことが期待されるわけですが、これまでのように番外編を入れて寄り道をしてしまうと、勢いはそのたびに削がれてしまいます。てか今回も良いところで葵ちゃんのエピソード入れてしまったり。
~赤面だ!~
とはいえラストで碓氷が吹っ切れたのは良いこと。元々この作品の見所は、気丈な会長が、つかみどころのない変態宇宙人の前でハワワと赤面するところ。最近の碓氷は元気がなく、会長の赤面も押さえられ気味だった分、不満が募っていたのですが、これは期待できそうですです。そんな中繰り出された、最高の赤面はこちら…

2発目
服の中に蜘蛛が入ったということで、脱いでいるわけですが、このシュールさ。この会長と碓氷の無表情さとのギャップが良いですよね。それに脱がされているように見えて、自らパンツに手をかけているという、事情を知らない人間からしたら「あれ、脱がされて泣きそうになってんじゃないの!?なんで自らパンツに手をかけてるの?変態なの!?」とか思いかねないシチュエーションなわけで。あとこれ、下手したら会長に割れ目の先が見えてますよ。それでもどこうとしない会長の強さ、素晴らしいです。てかこういう時に赤面してくれたって…
■購入する→Amazon
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8巻レビュー→カップル成立でも、ただのニヤニヤ漫画になんかさせない!! 《続刊レビュー》藤原ヒロ「会長はメイド様!」
9巻レビュー→アニメ化ということで、色々と攻めてます:藤原ヒロ「会長はメイド様!」9巻
10巻レビュー→積極的な会長様に、ドキドキがとまらないのです:藤原ヒロ「会長はメイド様!」10巻
11巻レビュー→不器用者と臆病者、そろそろ碓氷には頑張ってもらわないと…:藤原ヒロ「会長はメイド様!」11巻

こんなにイジメ甲斐のある子が
俺の側にいてくれるんだから
■12巻発売しました。
イギリスからやってきた、碓氷の兄・ジェラルド。“変態宇宙人”の兄は、やっぱり“変態宇宙人”…!?彼の命令で、美咲と碓氷を監視する怪しい影は、なぜか忍者のコスプレをしている、超無口な外国人。学園生活が脅かされそうになる中、美咲は必至に抵抗する。そんな美咲の姿を見て、変態宇宙人も復活!?おしおきしなきゃ、わかんない!?立ち向かう2人の先に、待つものとは…
~ふらふらして辿り着いた先は~
アニメフィーバーに合わせて立て続けに出た単行本ラッシュも落ち着き、久々の新刊発売です。生い立ちが明らかになるに連れて、トーンダウンしていった碓氷。変態宇宙人はどこへやら、そこに残ったのは、自分の行き先すら決めかねる優柔不断のおぼっちゃまでした。というか、気づいたらシチュエーションとしては、お金持ちのお坊ちゃんと、芯の通った強いヒロインが、身分違いの恋に悩むというものに。少女漫画に於いては、定番中の定番パターンで、巡り巡って辿り着いたのがここか…と。
~この展開は厳しいのではないか~
元々スタートとしてその設定を置いておくのであれば、納得もいったのかもしれませんが、12巻かけて改めてこの位置からスタートというと、若干厳しいのではなかろうかと思わざるを得ません。本物のおぼっちゃまと一般人という関係性の中で、ヒロインがメイドとしてバイトしているというシチュエーションは面白い構図だとは思いますが、結局設定として面白いというだけで、この二つが物語的に関連をもって動いてくるとは思えず。そうなると、あとは碓氷と会長で正面突破で、例えば「花より男子」のように「家なんてかんけーないぜ!」的に進んでいくことが期待されるわけですが、これまでのように番外編を入れて寄り道をしてしまうと、勢いはそのたびに削がれてしまいます。てか今回も良いところで葵ちゃんのエピソード入れてしまったり。
~赤面だ!~
とはいえラストで碓氷が吹っ切れたのは良いこと。元々この作品の見所は、気丈な会長が、つかみどころのない変態宇宙人の前でハワワと赤面するところ。最近の碓氷は元気がなく、会長の赤面も押さえられ気味だった分、不満が募っていたのですが、これは期待できそうですです。そんな中繰り出された、最高の赤面はこちら…

2発目
服の中に蜘蛛が入ったということで、脱いでいるわけですが、このシュールさ。この会長と碓氷の無表情さとのギャップが良いですよね。それに脱がされているように見えて、自らパンツに手をかけているという、事情を知らない人間からしたら「あれ、脱がされて泣きそうになってんじゃないの!?なんで自らパンツに手をかけてるの?変態なの!?」とか思いかねないシチュエーションなわけで。あとこれ、下手したら会長に割れ目の先が見えてますよ。それでもどこうとしない会長の強さ、素晴らしいです。てかこういう時に赤面してくれたって…
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