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Tag [新作レビュー] 2011.03.07
1105998669.jpg那州雪絵「魔法使いの娘ニ非ズ」(1)


こんなはずじゃなかった
でもこれが私



■あるときふっと気づいたら、天井裏を何かが這いずり回る音がする…。空きテナントなのに日々異動するダンボール。。。この部屋、何かいる…?そんなちょっと怖いことに気がついた人を助けるのが、新米陰陽師・初音ちゃんのお仕事。日本一の陰陽師だった義理の父親の借金を背負って、仕方なく陰陽師になったのです。日本全国駆け回る彼女の、本日のお仕事とは…?

 「魔法使いの娘」(→レビュー)の続編になります。去年最終回を迎えた同作品。ウィングスで追っていたわけではないので、新作何になるのだろうと思っていたら、続編とは。物語は、初音が義父である無山が残した膨大な借金を返すために、仕方なく陰陽師として活動しているという所からスタート。兵吾と組んで、オカルト関係のお悩み解決するお仕事をしており、物語は個別の相談から発展した諸々の問題を解決する、一話完結型で進行していきます。登場人物も基本的に前作のまま。無山の姿がないぐらいですが、それについては前作を参照していただければ。


魔法使いの娘に非ず
望んでこの稼業を継いだわけでもない。その意思は不変。それでもやらなきゃならないこともあるのです。


 久々に読んだ気がするのですが、初音ってこんなに落ち着いていたっけか…というのが最初の印象。そういえば「魔法使いの娘」がスタートしたときは、初音はまだ女子高生。今は自分でお金を稼がねばならない、ある意味で社会人的立場です。ワガママや文句が多かったような気がする幼い部分はなりを潜め、大人らしい落ち着きがあります。なんとなく、希望を失い、世間の世知辛さの中どう生きて行くかみたいな感じで、悲しくもあり頼もしくもあり。とはいえ完全に性格が変わったわけではなく、その豪快さは未だ健在。そりゃあその強さがなければ、陰陽師なんぞやって借金返せていけないわなぁ。
 
 基本的には前作も読んでいた方向け。新作というよりは、完全な続編であり、ここから読み始める人には少々辛いかもしれません。一応ちゃんと舞台背景は都度説明されるのですがさわり程度に留まっており、その説明も知らない人向けにというよりは、知ってる人に状況を思い出させる・整理させるという狙いの方が大きいような気も。なんて、いきなりこの作品から手を出すなんてことはないのか。
 
 まだ物語が落ち着くべき地点というのが明らかになっておらず、日々の彼女の仕事を描く読切りシリーズの枠を出ていません。その単体の物語も結構エグいのがあったりして(「箱の中身はなんでしょね?」はホラードラマとかになってたらマジでビビって吠えそうな程度にゾワッとするお話でした)、十分面白いのですが、物語として本格的に機能してくるのはこれからかな、という感じがします。何はともあれ、続きが読めるというのは嬉しい事。ファンの方は是非ともチェックを。


【男性へのガイド】
→前作レビューをご参照ください。
【短文まとめ】
→続編ということで、相変わらず面白いのですが、作品の持つ雰囲気は若干変化してる感じで、また違った味わいがあります。基本的には読んでる人向けですので、オススメとかいう感じではないですが、読んでる方は是非とも。


作品DATA
■著者:那州雪絵
■出版社:新書館
■レーベル:ウィングス
■掲載誌:Wings(連載中)
■既刊1巻
■価格:590円+税


■購入する→Amazon

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コメント

絵・・・・・変わったなぁぁぁぁぁ・・・・・・・<那州さん
From: ~名もなきお * 2011/03/07 21:36 * URL * [Edit] *  top↑

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