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Tag [続刊レビュー] 2011.03.26
作品紹介はこちら→末次由紀「ちはやふる」
5巻レビュー→《気まぐれ続刊レビュー》末次由紀「ちはやふる」5巻
6巻レビュー→肉まんくんこと西田くんとは何なのか…《続刊レビュー》「ちはやふる」6巻
7巻レビュー→最後の壁は誰になるのか、というお話《続刊レビュー》「ちはやふる」7巻
8巻レビュー→我らが詩暢サマに異変!?:末次由紀「ちはやふる」8巻
9巻レビュー→みんなとするから、かるたは楽しい:末次由紀「ちはやふる」9巻
10巻レビュ-→リベンジのためには、太一の成長は必須だった:末次由紀「ちはやふる」10巻
11巻レビュー→殻を破ってまた頼もしく:末次由紀「ちはやふる」11巻
関連作品レビュー→「ハルコイ」「クーベルチュール」



1106005299.jpg末次由紀「ちはやふる」(12)



詩暢ちゃんに
新たに
どんな私を見せるの



■12巻発売です。
 全国屈指の激戦区・東京都予選を制した瑞沢孝行かるた部と、北央学園は、決戦の舞台を近江神宮に移し、ともに頂上を目指す。常識破りの戦術、桁外れの選手層、個性派揃いの面々…全国の高く厚い壁。掲げ続けてきた日本一という目標。それは、勝ち抜く努力と、勝ち抜く執念を燃やし続けるチームだけがもぎとれる、遥なる夢。初戦の相手は千葉情報国際高校。気合いを入れて、いざ勝負…と思いきや、対戦相手の面々は意外すぎるラインナップで…!?自分を信じ、仲間を信じ、千早達の戦いがいま始まる…!


~全国大会開幕!!~
 ついに全国大会開幕です!前回大会では千早の体調不良という不本意な形で敗退してしまった瑞沢高校。今回は着物ではなく、Tシャツで臨むなど、対策もバッチリ。全力で対戦相手にぶつかることができます。今回の対戦相手となったのは、千葉国際情報高校(すごいありそうな名前)と、山口美丘高校の二校。前者は外国人にて構成された異色のチームで、後者は高校生クイズのためにかるたをやっているというこれまた異色のチーム。あれ、こんなに個性的なチームばかりで良いのだろうか…と思うわけですが、こういったチームは最初健闘するものの、最終的には地力の差で主人公のチームに敗れてしまうというのは、スポーツ漫画の常。かるたでもこの法則は例外でなく、千早たちはほとんど危なげなく勝利を収めます。
 
 
~かるた部のブレーンとしての肉まんくん~
 その戦いの中で浮き彫りになったのは、他チームのメンバーの表情から見るかるたという競技の奥深さと、千早たちメンバーそれぞれの弱点や特徴。その中でも今回ちょっと目を引いたのは、肉まんくんこと西田くんの、戦いの中での落ち着きっぷり。例えば一戦目では、
 

ちはやふる12-1
相手の良さを見抜きより引き出すためにどうしたら良いか考えたり…



ちはやふる12-2
第2戦目ではこの落ち着き


 強い。前回のヘタレっぷりからは想像もできないような、試合巧者っぽい雰囲気。そもそも彼は、A級の選手で、競技かるたをばりばりやってきたような存在。試合での強さは千早に敵わないかもしれませんが、競技かるたに対する「知識」はチームの誰よりも豊富です。この場面以外でも、例えば千早に「若宮詩暢を目指すよりも、周防久志を目指した方が近い」とアドバイスしたりと、こう瑞沢高校かるた部におけるアドバイザー的ポジションにいます。本来であれば、顧問の先生がこのようなポジションにいれば良いのですが、このチームは顧問不在。もちろん競技会の先生はいますが、描かれるのは高校の競技かるたであり、より近い所でそれを見つめる存在が必要。西田くんはそんな役目を負っているのかもしれません。こう、イメージ的に被るのが、「H2」の野田とか。いや、単純に太ってるからそう感じるってだけかもしれません(あれれ…)。そして12巻最後には、西田くんの劇的な一言によって幕切れ。これもまた、戦略に関わる助言の一つです。個性派に隠れ、12巻で何気に自分らしさを一番出していたのは、他でもない西田くんだったのではないでしょうか。
 
 
~詩暢マシマシで!~
 さて、だいぶ肉まんくんで記事を割いてしまいましたが、そんなことより詩暢サマですよ!前回激やせフラグが立っていた詩暢サマ、予想通り激やせして登場…と思ったら、今回ものすごく登場シーンが多くて、もうファンにとっては嬉しい限り。というか、意外な繋がりがあったことが明らかになりました。その繋がりのお相手とは、そう、新。二人の会話の仕方を見てもわかる通り、詩暢サマと新、かなり仲が良さげ。実はこの二人、かなり昔からの知り合いでした。そんな二人の関係を表すエピソードが、新と詩暢の回想という形で差し込まれます…
 

ちはやふる12-3
毎年当たる


 小学4年生の時も小学5年生の時も当たり、そして今回(小学6年のとき?)も当たる。不思議な縁で結ばれていた二人は、小学生のとき、毎年初戦で対戦していたようです。将来のクイーンと目される少女と、将来の名人と期待される少年の対戦。なんだかすごい巡り合わせです。そしておじいさんの言葉から窺えるように、そして詩暢の回想から窺えるように、対戦の度、新が勝っていた。これだけ見ると、詩暢よりも新の方が強いのでは…と思えるのですが、詩暢は絶対に負けないと自信をのぞかせます。どうも詩暢サマ、新との対戦にはひと際思い入れがあるようで。今回の全国大会個人戦、新が失格という危機に陥りそうになった際、大会委員の方々に頭を下げながら、こんな言葉を残しています…
 

ちはやふる12-4
これ以上がっかりしとうない
あんたは私と
戦いたくないんか



 詩暢サマは、12巻で再三描かれているように、プライドの高い京女。その性格も相まって、頭を下げて懇願なんてことは基本的にはまずしないような子だと思われます。そんな彼女が、新のために頭を下げ、こんなにも素直に自分の気持ちを表現している。ただならぬ空気を感じますよー。たぶん詩暢サマにとって新との対戦…というか敗戦は、今の女王の強さの形成に、ただならぬ影響を与えているのではないかな、と。もしこの大会で、この二人がぶつかる時があるとしたら…うーむ、楽しみ。



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コメント

お早いレビューありがとうございます!!
私、レンタルレンタルでまだ読めてないし買ってません作者さんごめんなさい(汗

ちはやふる10巻を超えてもまだまだ勢いはガンガンですね☆彡
地震のあと管理人さんもお忙しいようでしたが調子も戻ってきて
これからもレビュー楽しみにしております♪♪

しかし・・・レビューが無い間、仕方がないので(?)
「MAG・ネット ~マンガ・アニメ・ゲームのゲンバ~」を観たり(笑www
なにやら知らない人のにニヤけてしまいました(/□≦、)
楽しませていただきましたヾ(>▽<)o!!


From: あかね * 2011/03/27 09:01 * URL * [Edit] *  top↑
お返事遅れてしまい、申し訳ありません。
ちはやふる、全然勢い衰えませんよね!
むしろ全国大会で勢い増しそうな気配さえありますし、続きが気になって仕方ないです…!

MAGネット観られたのですか!
すごく恥ずかしいです。。。
イメージを壊してしまったら申し訳ないです(汗)
From: いづき@管理人 * 2011/04/23 21:00 * URL * [Edit] *  top↑

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レビュー
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