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Tag [続刊レビュー] 2011.04.10
作品紹介→*新作レビュー*永田正実「好きって言わせる方法」
2巻レビュー→あたし以外の女子にちょっとでもときめいたらコロス!:永田正実「好きって言わせる方法」2巻
3巻レビュー→菜乃花の魅力が徐々にわかってきた感じ:永田正実「好きって言わせる方法」3巻



1106005343.jpg永田正実「好きって言わせる方法」(4)


ハルちゃんは
女心にうとすぎる!!



■4巻発売です。
 ハルちゃんがナカちゃんと2人でお茶したことを知った菜乃花は大激怒!!ついには「別れる」宣言まで飛び出し、二人の間には今までになく険悪なムードが…。そんな中、ナカちゃんはとある決心をし、一方のハルちゃんも、菜乃花と仲直りしようとあれこれ考えるけれど…!?
 

~のっけからハルちゃん何やってるんすか~
 さて、前回菜乃花大激怒で終わった3巻なのですが、4巻も引き続き険悪なムードからスタート。というかハルちゃん、あなたガード甘いっす。。。3巻の時もあんた何やってんだというシーンはあったわけですが、菜乃花大激怒によって多少改善されるかと思いきや、開始早々にこんなことをですね…
 

好きって言わせる方法4-2
 頭ぽんぽんは反則なんですって…!特に好きな人にやられると、ヤバい(ととある女性は言っていた)わけで。無自覚にこんなことしちゃうなんて、可愛げがないですよ、はい。
 
 それでもなんだかんだで二人は仲直り。それでも菜乃花の(幸せな)不満は募る一方で、なかなか順風満帆とは行きません。今回焦点が当てられたのは、ハルちゃんの草食系っぷり。もともとガツガツしていない優しい性格で、いわば肉食とは正反対の彼を、もう少しだけガツガツ系にしようと、菜乃花は目論むのでした。しかし絶対にぶれない菜乃花と同じく、ハルちゃんもブレません。そして浮き彫りになる、ハルちゃんの鈍感っぷり。意外だったのは、女子に囲まれた環境で上手く溶け込んでいながらも、気配りは案外できないのだな、と。動物園デートに赴いても、彼女そっちのけで動物たちをカメラに収め、しかも休憩なし。なんとなく、菜乃花と一緒にいるということが目的なのではなく、いつの間にか動物園に行くということが目的にすり替わっていたような感じすらあります。「一緒にいられれば、それでいいから、デートはどこでも良い」なんて言っておきながら、行けば夢中ってのは、男の子にありがちな気が。しかし女の子からすれば、それは不本意なわけで、
 
 
好きって言わせる方法4
そりゃあこんな顔にもなるわけですよ(しかも2回)


 そして不満を口にした菜乃花に対し、この言葉「そんなの言ってくれなきゃわかんない」。お前何言ってんだー!! (#゚Д゚) 


~軸がブレない子がいるとそれが全て正しいように思えるからあれですね~
 でもさっきの言葉、男としては非常にわかる言葉でして。鈍感である以上、敏感になれと言われても、難しいわけで、ならどう対応しようとするかといえば、もう「言ってくれ」と言うしかないという。とはいえやけにハルちゃんに対しての心証がよくないのは、菜乃花さんのブレなさが際立っているからでしょうか。結構わがままで、要求としてもレベルの高いものが多いのですが、それでも正しいと思えてしまうのは、彼女の言動が一本筋が通っているから。正しい正しくないは別として、強い信念の元に行動する人というのは、わけのわからない説得力があるものです。そんな彼女の当面の目標は、向こうから「好き」と言わせること(タイトルにもなってますけど)らしいですが、どうなるのでしょうねー。


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コメント

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From:  * 2011/04/21 01:54 *  * [Edit] *  top↑
ハルちゃんの頭ポンポン、あれ反則なんですけど、
無意識にできてしまう男性って少なからずいるんですよね。
そしてそういう人はモテる印象があります。
これから菜乃花に多少の矯正を施して欲しいですが、難しそうですねぇ(笑)
From: いづき@管理人 * 2011/04/23 22:54 * URL * [Edit] *  top↑

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