
昔々あるところに
好きな女の子を縛ったり
部屋に閉じこめたりするのが愛情表現だという
ゆがんだ嗜好のはにわの王子様がおりました
■清原なつの先生のおとぎファンタジー集。
収録されている作品全てに共通しているのが、「お姫様と王子様」というモチーフ。おとぎ話の基本ですね。しかしこの作品、「おとぎ話」という構えで読むのは間違いかもしれない。
まず話の展開がとても早い。それに加えて超展開もしばしば。収録作のタイトルのひとつ「かたづけられねーぜ姫とブラックホール王子」って結構シュールな感じがするのですが。それに上に挙げたような設定も…。これってものすごくシュールなギャグマンガなのでは?私自身、そう切り替えて読んでみたところ結構笑えたんですが…。しかし表紙にも帯にもギャグのギの字もないわけで。でも読んでると突っ込み待ちにしか思えないんだよなぁ。
【オトコ向け度:☆ 】
→お姫様と王子様ってモチーフは乙女の定番ですが、男性にとってはどうだろう?と。
【私的お薦め度:☆☆ 】
→ギャグなのか?それとも至極真面目に描いているのか?作品をしっかり捉えきれていないです。
作品DATA
■著者:清原なつの
■出版社:小学館
■レーベル:flowersフラワーコミックスα
■掲載誌:flowers(2006年3月号~2008年12月号)
■全1巻
■定価:400円+税
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