作品紹介→
キュートで笑えて泣ける、学園子育てスクランブル:時計野はり「学園ベビーシッターズ」1巻2巻レビュー→
かわいい!けど猪又さん成分が足りない…!:時計野はり「学園ベビーシッターズ」2巻関連作品紹介→時計野はり
「お兄ちゃんと一緒」/時計野はり
「逆転ハニー」1巻
時計野はり「学園ベビーシッターズ」(3)
俺だけの
恋を知る日が
来るのかな■3巻発売です。
学園の保育室でベビーシッターをする竜一と幼い弟の虎太郎は、仲良し兄弟。大好きなお兄ちゃんのために、忘れていったお弁当を届けるため、はじめてのおつかいをすることになった虎太郎。なんだかんだで面倒見の良い犬山先輩は、見守りつつハラハラドキドキ!みんな助けたいけど助けちゃいけない!小さな体で大冒険の、虎太郎の運命は…!?さらに海水浴では、怖い波に立ち向かう…!?笑えて泣ける、子供と過ごす学園生活!!
~前回のフラグがですね…~
3巻発売ですー。こっちの3巻の前に、「逆転ハニー」(→
レビュー)の2巻をですね。。。なんて言っておきながら、こちらはこちらで、2巻から非常に気になっていることがありまして、それは前回の次巻予告にて描かれた、恋愛の匂い…と思ったら、あの一コマだけで、その話ではむしろ猪又さんが魅力を発揮。早々に、こんな言葉を残してくれました。竜一の、
「猪又さんは好きな人っていたことある?」という質問に対し
初恋まだなのですねー!! もうこんなこと言っちゃう猪又さんかわいすぎです。基本的にしかめっ面なのが、また素敵。そして本人はすごく気を張っていながらも、竜一に「やっぱり」とか思われちゃってるところとか、もう。この反応の仕方も面白くて、たとえば猪又さんが、ちょっとでも竜一に気があったら、照れるなり赤面するなりすると思うのですが、そういった素振りは一切見せず。また初恋がまだであるという事実に対して、
「恋なんてくだらない」という反応ではなく、
「初恋がまだでつまらない人間」という言葉を残しているあたり。
意外と恋に恋する女の子なのかもしれません。すごくつんけんしていながら、随所にスキがある猪又さんが大好きです。
さらに猪又さんのターンは終わりません。次は海水浴回。「どうせ猪又さん出てないんだろうなー。そもそも彼女の登場回めっちゃ少ないし。」とか思っていたら、大登場!しかも…
え、スクール水着? 女子高生ともなれば、多少の色気づきがあっても良いものなのですが、一切そんな素振りは見せず。これまたネタ的に面白いだけでなく、この行動からちょっとした考えを巡らせることができます。例えばもし少しでも、気になる男の子がこの場にいたとしたら、絶対に女子的にはスクール水着で来るなんてありえないわけで、そういった思考がはたらかなかったということは、要するにそういうことですよ…。またビキニを買ってもらって、お披露目した際、竜一に
「かわいと思うよ」と言われても、基本的に顔色を変えることなく、むしろ子供に対してまんざらでない表情を見せたあたり。もう竜一とのセンは絶対になさそうだな、と思わざるを得ません(ちょっと寂しい)。でもまだ、もしかしたら…という気持ちを捨てず、根気よく応援したいと思います。
~時計野はり作品は、赤面なんですよ!~ なんて思ったら、竜一戦線にまさかの参加者登場ですよ。それは、2巻予告にて恋の匂いを漂わせておきながら、3巻1話目でまさかの一コマだけ登場して終了という、「あなたなんだったんですかー!?」的キャラ・牛丸さん(クラスでもカワイイと評判)。竜一がお弁当を忘れたと言った刹那…
お弁当忘れちゃったんなら
良かったら私の食べて!
(超赤面) なんだこの恋する女の子は…!というかすごくカワイイと同時に、驚くべきは彼女の驚異の赤面率です。彼女の登場コマ数は、
3巻通して6コマしかないのですが、そのうち5回はガッツリ赤面。打率8割。以前
ゴルゴ31さんの同人誌に寄稿させて頂いた際、赤面というテーマで時計野はり先生の「逆転ハニー」について言及したのですが、時計野はり先生の作品は赤面が本当にイイ!それだけで、ものすごく相手を意識している感じが伝わってきて、こちらまで赤面しそうになりながらニヤニヤできるという。彼女の登場回数は、たったの6コマだけではありましたが、その存在感は6コマどころではなく、非常に印象的なものでありました。少ないカットで、最大限のニヤニヤを。時計野はり先生の描く赤面には、そんなパワーを感じざるを得ないのですよ。
しかしながら、赤面という意味で最後にすべて持って行ったのは、やはり彼女・猪又さんでした…
いえっす!(ガッツポーズで) このカットを見ただけて、その日の疲れが全て吹き飛んだような気がしました(笑)本当に素敵な子です。4巻以降、二人の女の子がどんな形で絡んでくるのか、すごく楽しみでございますよー。あれ、そういえば子供達について全く触れてない気が…
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