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Tag [続刊レビュー] 2011.04.22
作品紹介→*新作レビュー*南マキ「声優かっ!」
2巻レビュー→アニメ化へ着々…?:南マキ「声優かっ!」2巻
3巻レビュー→瑞希の回想がとても印象に残った:南マキ「声優かっ」3巻
4巻レビュー→メガネと猫ならブレザーかな:南マキ「声優かっ!」4巻



1106016379.jpg南マキ「声優かっ!」(5)


きっと私たちの願いは
叶うはず



■5巻発売です。
 2回目の収録で、音響監督・矢島から少しだけ認められたシロ。瑞希から、「四神戦隊ビーストレンジャイ」のロケ見学を薦められ現場に来てみると、そこにはやる気があるが、失敗ばかりの主人公役・藤森徹の姿があった。主人公だけど、脇役の瑞希に食われ気味。デビュー当時から陰に隠れがちであったため、人一倍瑞希を意識し、ライバル心ムンムンで臨むも、やる気ばかりが空回り。。。そんな彼を他人事に思えなかったシロは…!?
 

~月乃の百合百合しさにもう…!~
 以前水星さんにインスパイアされて書いた黒髪ロング記事にて紹介した一人である、月乃。今回は思わぬ形で、彼女にスポットがあたることになりました。もう学校というフィールド飛び出して、完全に芸能界でアレコレやってる姫ですから、もうこれからは月乃の出番は減る一方なのかな…なんて思っていたのですが、そんなことはなかったです。束の間のお休みということで、落ちこぼれメンバーと共に山田Pの別荘へ。そこで願いが叶うというスタンプラリーを始めた彼らは、それぞれに願いを明らかにしていくのですが、当の月乃は「秘密…」と、誰にも明かすことなく参加するのでした。一体どんなすごいお願いを…!?と思ったら、最後にこれですよ。
 

声優か5-1
姫ちゃんの
笑顔が見られますように



 なんですかこの天使…!そしてめっちゃ百合百合しい。。。(ごくり)その声の小ささから、人付き合いはどちらかというと苦手にしていた彼女。数少ない友達である姫が、最近元気がないからといって、全力で友達の笑顔を願うなんて、なんて良い子なのでしょうか。シロという男装バージョンで、疑似BLを描いている側面の強い本作ですが、こんなところでちょっとした百合っぽさを見ることができるとは…。姫自身も男っぽく、女の子成分少なめなところで、純度100%の女の子らしさを見せてくれる月乃という存在は、本当になくてはならない存在なのだなぁ、と。しかしこの回、複数人が映るカットでは、必ず月乃は姫の横にいるという徹底っぷり。
 

声優かぇう5-2
 そしてひとたび隣を取られれば、怒り爆発(静かに)てかこれめっちゃ小さいカットなんですよ。本当に芸が細かい。どんなに小さい引きのカットでも、べったり。もうコマの中でも外でも、どう考えてもべったりですよ。とりあえずですね、何が言いたいかというとですね。ああ、姫が羨ましい…と。そういえば5巻では、表紙の折り返しの所に、月乃と思しきオマケイラストも。。。登場回数は少ないものの、月乃好きとしてはなかなかに楽しめた巻でございました。


~瑞希に加え、藤森くんまで~
 さて、どんどんと加わる姫への恋愛戦線。久遠千里を皮切りに、瑞希、そして藤森くんまでが登場。しかもみんな男装時というから困ったものです。なんだこのBL。。。それならばここに月乃を頭数として入れても良いような気が。いやダメか。気になるのは、南マキ(と構成協力の5人)が誰をメインの相手役として据えようとしているのか。ついこの間までは久遠千里一本だったのですが、ここ2巻くらいはどうしたって瑞希中心。両者計りにかけて、最終的に闘わせようという魂胆なのかもしれませんが、いかんせん冗長であり、その端の端で進んでいる、梅姉さんと高柳くんの恋模様の方が俄然魅力的に映るというのはいかがなものか。どうも6巻では久遠くんのターンらしいのですが、こちらもまた長期戦になるのでしょうか…。結末までは、まだまだ遠く、じっくり構えて臨みましょう。


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