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Tag [続刊レビュー] 2011.04.30
作品紹介→*新作レビュー*福山リョウコ「モノクロ少年少女」
2巻レビュー→ツッコミどころは多いわけですが、それもまた一興 《続刊レビュー》「モノクロ少年少女」2巻
関連作品レビュー→福山リョウコ「悩殺ジャンキー」
3巻レビュー→ケモノ耳×セーラー服という最強の組み合わせが登場してしまった:福山リョウコ「モノクロ少年少女」3巻
4巻レビュー→好きな人には 大きく見せたいですもの…:福山リョウコ「モノクロ少年少女」4巻
5巻レビュー→謎の解明が、新たな謎を呼ぶ…:福山リョウコ「モノクロ少年少女」5巻



1106016333.jpg福山リョウコ「モノクロ少年少女」(6)


違う意味で言い過ぎてる
黒豹の不機嫌は
卒業まで続く



■6巻発売でございます。
 待ちに待ったケダ高祭、ついに開幕!!マタタビドリンクで右京が酔っぱらい、“××××させろ!”とあらぬ醜態を見せたと思えば、しっぽのリボンが導くペア決めで、蝶々と呉羽は喜べない状況に…。決められた未来がありながら、学園にいる間だけでも右京を想う蝶々の気持ちに、呉羽が、そして蝶々が出した答えとは…!?そしてそんな二人の気持ちに気づく茅は…!?迷える子羊な獣たちの学園ラブサバイバル、第6巻!!


~へたくそか!(笑)~
 さてさて、前回それぞれの気持ちが出揃い、いよいよ迎えた学園祭。まさかここまで動いてくるとは思いませんでした。蝶々と呉羽は自分が抱える想いに困惑し、茅も静かに歩みを早める。各々が、悩みつつも自分のペースで自分なりの答えを出そうとしている中、ボロボロだった子が一人…いや一匹。今回右京さんどうしちゃったんですか。初っぱなから茅の言葉に全力で動揺を見せたと思えば、中盤以降は呉羽相手に大苦戦。牙を抜かれているにもかかわらず、それでも一生懸命噛もうとしているかのようで、非常に滑稽(だがそこがいい)でございましたよ。そして最後。やっと言ったと思ったら、彼が呉羽に対して思っているプラス面を滾々と述べたと思ったら、「ほんとイライラすんだよ」でやっと体裁整えてごまかすっていう。めっちゃへたくそな(笑)もう、ここ最近稀に見るくらいに。これは素直に想いを伝えるのは、難しそうでございます。とはいえ言葉で伝えたってのは少々意外ではありました。ことさら口べたな彼のことなので、きっと身体的接触で想いを伝えるパターンなのかな、と思っていたので。むしろその辺はより人間的であり、その辺の頑張りはしっかりと汲んであげたいですよね。


~一発キャラっぽい~
 今回新たに登場したキャラがいたのですが、ものすごく一発キャラっぽい匂いを漂わせていました。それが、蝶々のフィアンセになる連玉さん。

 
モノクロ少年少女6巻
 このタイミングでの登場が持つ意味とは、呉羽に蝶々の決められた運命を強く意識させるというそれのみであり、一旦意識してしまった今、もう次絶対出てこないんじゃないかっていう。しかも登場して即流血っていう、なかなかハードな登場ですよ。それだけで終了と考えると、「ご苦労様…」といたわってあげたくなるものです。


~「最後の審判」とはまたキツいことを~
 さて、6巻は完全に右京回となっており、比較的穏やかで微笑ましい日常が描かれていたわけですが、7巻では結構重ためな内容になる予感が…。それが、ラストで明らかになった「最後の審判」。次巻予告を見ると垣間見ることができるのですが、どうやらキングがそれぞれの生徒たちの人間になりたい理由を聞いて、最終判断を下すというものらしいです。候補は様々いるでしょうが、最終的に残るのは、おそらく蝶々・右京・茅の3人。呉羽が彼らの人間になりたい理由を聞いて、どう感じどう行動するのか、楽しみですね。


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