
あたしの頭を軽く叩いた優しい手
いつかまた会えたならきっと伝えよう
そう あたしは
あなたを追いかけてここに来ました と
あたしの王子様
■3巻発売しました。
「メディア良化法」により、本が次々と狩られる時代。その検閲に対抗して、図書の貸し出しを続ける図書館は、時代を経て自ら本を防衛する手段をとった。「図書隊」、図書館の軍隊にあたる彼らは、メディア良化委員会との抗争の第一線で活動するため、警察や自衛隊よりも日々の危険度は高いと言われる。そんな図書隊に所属するのが、笠原郁。関東圏女子史上初の「防衛員」第一志望の彼女は、昔助けてくれた図書隊員(顔は不明)に憧れ入隊。が、待っていたのは鬼教官・堂上で…!?
大人気エンターテインメント小説「図書館戦争

描き方が上手いのか、動きが凄く伝わってきます。
まぁ当然のごとく、郁の憧れの人の正体は堂上な訳ですが、郁がとにかく鈍感な上、堂上も立場上、そして性格上動くことが出来ないという状況。それを図書隊の活動を通して動かしていくわけですが、設定が作り込まれているのでむしろそちらの動きに夢中になってしまいます。状況も、人も、感情も動く。とにかく飽きさせずにグイグイ引き込みます。小説読んだ方はどうなのかわかりませんが、これは面白いです。文句なしにオススメ。
ちなみに別紙でもコミカライズ(→図書館戦争SPITFIRE!
【オトコ向け度:☆☆☆☆ 】
→小説の「図書館戦争」を読んでる人ってどういう層が多いんだろうか?でもアスキーメディアワークスでコミカライズしてるってことは男性陣にもニーズがあるってことですよね。
【私的お薦め度:☆☆☆☆☆】
→コミカライズ作品は動きが出なくて面白くないことが多いんですが、こちらは動く動く。小説共々オススメです。
作品DATA
■著者:有川浩/弓きいろ
■出版社:白泉社
■レーベル:花とゆめCOMICS
■掲載誌:LaLa(平成19年11月号~連載中)
■既刊3巻
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