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Tag [続刊レビュー] 2011.05.17
作品紹介→お兄ちゃん子の番台妹が銭湯で奮闘!:神田はるか「カポーん。」1巻
関連作品紹介→*新作レビュー* 神田はるか「スウィートガール」



1106025684.jpg神田はるか「カポーん。」(2)


妹じゃなくなる


■2巻発売、完結しました。
 相変わらず実家でニート生活をしている暴君兄・紅と、幼なじみのはかなぎクンに挟まれて、にぎやかな毎日を送っている金亀湯の看板娘・白。以前の騒ぎのときに父が連れてきたホスト仲間の爽也が、金亀湯に居候をすることに…?どうやら紅が京都の大学から逃げ帰って、実家でニート生活を始めた原因に、爽也が関係しているようで…!?妹の知らない、お兄ちゃんの京都時代の出来事が明らかに…。


~これにて完結~
 2巻完結でございました。もうちょっと続くかと思っていたのですが、連載開始当初から、全2巻の予定だったみたいですね。裏表紙を見れば完結だということは明白なのですが、特に見ていなかったので、普通に続くという構えで読んでました。そしてラスト、えらくキレイに切るなぁと思っていたら完結だった、と(笑)


~このブラコンめ!~
 さて、この作品1巻読んだ時にオススメしているわけですが、その要因となったのは間違いなく妹ヒロイン・白の可愛らしさなわけで。ホントに女性向けなのか男性向けなのか良くわからんっていうくらい、ツボを抑えまくりでですね。表向き「お兄ちゃんのことなんか全然好きじゃないんだからねっ!!」という態度でいながら、発言の節々が…いや、その全てが「お兄ちゃんのこと大好きっ!!」という形になっているのですよ。特にコレとか顕著…
 
 

カポーン2-1
学歴ないって言ってるけど
お兄ちゃんと同じ位物知りだし
関西出身だけどサービス業だから放言出さないとか
お兄ちゃんは住んでたけど移ってないの
身長もお兄ちゃん位で
あとね優しいし下心のない優しさっていうか
昔のお兄ちゃんみたいな
お兄ちゃんが変わってなかったらきっとああいう…



 ええ、全てお兄ちゃんが基準です。級友の「無自覚ブラコン罪」って言葉が絶妙すぎですね(笑)気がつけば「お兄ちゃん」が口癖の白。この無自覚さが、可愛らしさを引き出している気がします。無自覚というか無邪気というか。そしてその無邪気さは、主としてはかなぎ君に向けられ、はかなぎ君はしばしば苦しむことに(笑)例えば先の場面の他でも「男の場合、下心がある方がいいこともあるよ」と口走ったはかなぎ君に対し…
 


カポーン2-2
はかなぎ君みたいに?(あっけらかんと)


 とか。さらっと。ホント普通にすごいこと、さらっと。これはある意味チャンスなのですが、はかなぎ君どちらかというと本番に弱いタイプらしく、モノに出来ずさらに苦しむという。そんなはかなぎ君もまた、可愛らしいわけですが。



~とんでもない子がラスボスでした(笑)~
 さて、そんなはかなぎ君が苦しむ2巻ですが、もっと苦しんでいたキャラがいました。ええ、紅です。まさか彼がニートになった理由が、こんなものだったとは、誰が想像したっていうんですか。原因となったのは、意外にも女性関係。しかもこんな子が相手ですよ…!
 
 

カポーン2-3
大好きな紅を監禁できてご満悦…なヤンデレ彼女(しかも誰とでも寝ちゃう


 もう救いようがないぐらいヒドい子なわけで(笑)そんな子に執着されてつきまとわれたら、そりゃあ引きこもりニートになりますよっていう。対話での解決が不可な相手をラスボス配置してくるという鬼畜さが光ります。そして解決の手段が盗撮っていう、さらにそれを上回る鬼畜っぷりで、もう何が何だか。でも白たち一味は全く手は汚さずで、結局兄弟の痴話げんかに盛大に巻き込まれただけという。いや、あれ別に紅が絡まなくてもボロは出るだろって気がね。そんなハチャメチャなラストでしたが、それも含めすごく楽しかったです。安易に大人しい日常を描くのではなく、徹底して非日常を描き出すその姿勢に感服。そしてラストの落としどころも、突飛なものでなく、かつちゃんと先が見える形で凄く安心できました。神田はるか先生の次回作も期待です!


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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
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王国の子
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レビュー
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シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
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レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
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かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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