作品紹介→ゆるゆる過ごす、宗教法人的日常:絹田村子「さんすくみ」1巻
絹田村子「さんすくみ」(2)
しばらくは
実りのない生活が続きそうです
■2巻発売です。
神社の息子・恭太郎、寺の息子・孝仁、教会の息子・工は、今日も三人仲良くトラブルに巻き込まれ中。ある日、孝仁たちは身動きが取れなくなっていた雌鹿を助けたのだけれど、その後彼らに、思わぬ素敵な出会いが訪れ…!?また別の日、工の修論中間発表会でまさかの大アクシデント…!?宗教法人ヘタレ同級生トリオの面白まったりとした日常、第2巻!!
~こんなに頼りない23歳がいますか~
2巻発売ですー。実質的には3巻か。「読経しちゃうぞ!」が、まさかのこのマンガがすごい2011ランクインし、プチブレイクしている感のある本作ですが、物語そのものは気負いなんて全くなく、全力でユルいです。てかユるすぎて大丈夫かと心配になるくらい。いえ、お話のことではなく、この3人のことです。もともと僧職系というか聖職系で、かつ草食系な頼りない男子たちの脱力的な日常を描いた作品なので、頼りない性格で問題ないのですが、この子らちょっと心配になるくらいに頼りないぞ、と(笑)家がそのまま職場という環境であるために、みんながみんな実家暮らしという環境に置かれているわけですが、それでもなんかみんなキマラナイなぁ。そんな彼らが愛らしくもあり、共感すらしてしまうわけですが、もうちょっと男を見せて欲しいなぁ、と思ったりもしました。でも絶対ないんだろうなぁ。。。というかあっちゃダメなんでしょうね(笑)
~え、大丈夫なの?~
今回、寺の息子である孝仁が、妹の学校の面談に保護者として行くというエピソードがあったのですが、そこで意外な事実が発覚しました。彼の妹・七緒ちゃんは、青春真っ盛りの女子高生。そんな所に行けるとなれば、俄然兄も盛り上がるってもんです。しかも孝仁さん、男子校出身だったようで、感無量。しかし立ち入った先は…

カトリック系女子校
物語中では「女子校に潜り込める!」ということばかりが強調されているのですが、寺の娘がキリスト教系の高校に行っているという違和感はガン無視ですかそうですか(笑)七緒ちゃんがどういう子なのかわかりませんが、これ絶反発心とかあったんだろうなぁ、と。そしてそれを普通に許容しているご両親も、さすがです。見た感じ結構大きいお寺の娘が、カトリック系の学校…というこれだけでなかなか面白いですよね。このユルさもまた、この作品の面白さだったりします。
~まさかこの作品でウルッとくるとは~
基本的にはコメディで、終始笑いを誘うお話なのですが、今回は思わずうるっときそうになったシーンが。まさかこの作品で泣かされそうになるとは…というか、まさか鹿に泣かされそうになるとは…。もうね、このシーンとか…

鹿あああっ!!(名前わからないので)
って感じでしたもの。この無駄に澄んだ瞳。何も語らずとも、その心が伝わってくるようです。鹿の恩返し…とでも言うのでしょうか。パターンとしては、日本昔話にもあるような、古風なものではあったのですが、この作品でこう使うかと、すごく感心させられました。意外な形で感動を運んでくれた本作。ワンパターンではないことをしっかりと見せつけてくれて、俄然これからへの期待が高まりました。
■購入する→Amazon
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しばらくは
実りのない生活が続きそうです
■2巻発売です。
神社の息子・恭太郎、寺の息子・孝仁、教会の息子・工は、今日も三人仲良くトラブルに巻き込まれ中。ある日、孝仁たちは身動きが取れなくなっていた雌鹿を助けたのだけれど、その後彼らに、思わぬ素敵な出会いが訪れ…!?また別の日、工の修論中間発表会でまさかの大アクシデント…!?宗教法人ヘタレ同級生トリオの面白まったりとした日常、第2巻!!
~こんなに頼りない23歳がいますか~
2巻発売ですー。実質的には3巻か。「読経しちゃうぞ!」が、まさかのこのマンガがすごい2011ランクインし、プチブレイクしている感のある本作ですが、物語そのものは気負いなんて全くなく、全力でユルいです。てかユるすぎて大丈夫かと心配になるくらい。いえ、お話のことではなく、この3人のことです。もともと僧職系というか聖職系で、かつ草食系な頼りない男子たちの脱力的な日常を描いた作品なので、頼りない性格で問題ないのですが、この子らちょっと心配になるくらいに頼りないぞ、と(笑)家がそのまま職場という環境であるために、みんながみんな実家暮らしという環境に置かれているわけですが、それでもなんかみんなキマラナイなぁ。そんな彼らが愛らしくもあり、共感すらしてしまうわけですが、もうちょっと男を見せて欲しいなぁ、と思ったりもしました。でも絶対ないんだろうなぁ。。。というかあっちゃダメなんでしょうね(笑)
~え、大丈夫なの?~
今回、寺の息子である孝仁が、妹の学校の面談に保護者として行くというエピソードがあったのですが、そこで意外な事実が発覚しました。彼の妹・七緒ちゃんは、青春真っ盛りの女子高生。そんな所に行けるとなれば、俄然兄も盛り上がるってもんです。しかも孝仁さん、男子校出身だったようで、感無量。しかし立ち入った先は…

カトリック系女子校
物語中では「女子校に潜り込める!」ということばかりが強調されているのですが、寺の娘がキリスト教系の高校に行っているという違和感はガン無視ですかそうですか(笑)七緒ちゃんがどういう子なのかわかりませんが、これ絶反発心とかあったんだろうなぁ、と。そしてそれを普通に許容しているご両親も、さすがです。見た感じ結構大きいお寺の娘が、カトリック系の学校…というこれだけでなかなか面白いですよね。このユルさもまた、この作品の面白さだったりします。
~まさかこの作品でウルッとくるとは~
基本的にはコメディで、終始笑いを誘うお話なのですが、今回は思わずうるっときそうになったシーンが。まさかこの作品で泣かされそうになるとは…というか、まさか鹿に泣かされそうになるとは…。もうね、このシーンとか…

鹿あああっ!!(名前わからないので)
って感じでしたもの。この無駄に澄んだ瞳。何も語らずとも、その心が伝わってくるようです。鹿の恩返し…とでも言うのでしょうか。パターンとしては、日本昔話にもあるような、古風なものではあったのですが、この作品でこう使うかと、すごく感心させられました。意外な形で感動を運んでくれた本作。ワンパターンではないことをしっかりと見せつけてくれて、俄然これからへの期待が高まりました。
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