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Tag [新作レビュー] 2011.06.13
1106025519.jpg藤崎真緒「薔薇色ガーディアン」(1)


もぎゃああああ


■ワケあって名門翠ヶ丘学園に転入した小春は、桐谷十弥に無理矢理薔薇専門の園芸部である
、通称「薔薇部」に入部させられる。本来であれば、特待生のみしか入部できないこの部に入部できた(というかさせられた)のは、薔薇部の面々が薔薇の生育に関して全くの素人であったため。学年トップの秀才ながら、腹黒・強引・変態な部長・十弥に不覚にも惹かれていく小春。その背後には怪しい影が…!?

 「1+1」などを描いている藤崎真緒先生の新作でございます。とある名門高校に転入してきた普通の女の子が、ひょんなことから特待生たちと同じ部活に入り、慌ただしい学園生活を送ることになるという学園ラブコメディです。超の付く田舎から、とある事情を抱えて転校してきたヒロイン・小春。転入初日、学園内にあるバラ園で出会った特待生・十弥に強引に薔薇部に入部させられてしまいます。初対面時に何故か全裸、そして変態的な発言の数々を放つ十弥の強引なやり口に、最初は抵抗していた小春でしたが、結局折れる形で入部。特待生のみ所属が許される薔薇部に、助っ人として入部することになります。特待生の面々は、変わり者ばかり。そんな中普通だけが取り柄の小春は…というストーリー展開です。


薔薇色ガーディアン
セクハラ系イケメンがお相手。その他のキャラも、結構オープンにエロネタを挟んでくる。


 全体的にユルく賑やかな雰囲気の漂う、安心感のあるコメディ。お相手役となる部長が、わけのわからない変態というのは、もう藤崎先生だったらそれなりに納得というか。なんか藤崎先生の作品って、結構性的な部分でユルい発言や描写が多いですよね。開けっぴろげというか。とりあえずテンション高めに、ヒロインが振り回される形で物語は進行。最初は反発していたヒロインだけど、都度起こるトラブルで、部長に助けられる度に惹かれていく…というのはセオリー通りのパターンで、見ていて安定して楽しむことができます。
 
 一応薔薇部としての活動が中心となるのですが、特待生でかつフリーダムということで、結構自由度は広く、例えば南マキ先生の「S.A.」のようにどこまでも裾野を広げて…という展開も出来そうです。ヒロインが抱える事情の解決も、1巻にて回収。これからは薔薇部での活動を中心に恋愛方面での展開を見せると思われるのですが、正直なところどういう形で話が広がっていくのかはわかりません。とはいえ何か大きな目標があるような物語でもないので、特に問題もなく。マスコット的な扱いを受けるヒロインが、どう恋愛対象として見られ、今とは違った形で関係を築いていくのか、その辺が楽しみですねぇ。しかし十弥部長、ちょっと前髪長過ぎやしないですか。時折鬼太郎みたいになってますよ。表紙をご覧になられてもわかるように、絵柄はちょっと古さを感じさせるものになっています。


【男性へのガイド】
→深刻に見えてもその実お気楽。特待生の庇護のもと、安全に振り回されるコメディということで、親しみやすさは一定量あります。
【感想まとめ】
→前作はちょっと設定からして苦手だったのですが、今回は全く問題なく楽しめました。楽しいドタバタ学園ラブコメディです。


作品DATA
■著者:藤崎真緒
■出版社:白泉社
■レーベル:花とゆめCOMICS
■掲載誌:別冊花とゆめ(連載中)
■既刊1巻
■価格:400円+税


■購入する→Amazon

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
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レビュー
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シリウスと繭
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レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




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売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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