作品紹介→*新作レビュー* 遠山えま「わたしに××しなさい!」
2巻レビュー→三角関係突入!《続刊レビュー》遠山えま「わたしに××しなさい!」2巻
関連作品レビュー→遠山えま「ココにいるよ!」
3巻レビュー→これはただの恋愛ではない、覇権を懸けた熱き闘いなのだ:遠山えま「わたしに××しなさい!」3巻
4巻レビュー→「なかよし」で指フ○ラは、セーフなのですか…?:遠山えま「わたしに××しなさい!」4巻
5巻レビュー→指フ○ラの次は耳舐めとか「なかよし」始まりすぎている:遠山えま「わたしに××しなさい!」5巻
関連作品レビュー→神さまは髪の中から現れる…:遠山えま「かみかみかえし」1巻
遠山えま「わたしに××しなさい!」(6)
これをオレが治す
■6巻発売です。
わたしとの絆がほしいのか…?マミに弄ばれた仕返しに、時雨を誘惑する雪菜。2人のキョリを少しずつ縮める雪菜と時雨だったが、その陰でマミの心はバランスを崩しかけていた。そこに気づいた晶は、マミに対してアクションを起こすけれど…。もつれあう四角関係がビミョーに変化する、第6巻登場です!!
~今回もエロ…かと思いきや!~
6巻発売ですよー。4巻、5巻ととんでもない攻めを見せた遠山えま先生。今回もさらにパワーアップして、とんでもないのが来るのかと思いきや、意外や意外、ちゃんと低年齢向けらしいまとめ方をしていました。あ、でもやっぱり遠山先生ですから、ただただ安全な方向に行くなんてことしません。もちろんエロさは匂わせつつ、たとえばこんなシーンが…

ロッカーに入って手にキスなど
ちょっと何やってるんですか…なんてこの後さらにですね、こう危ない感じになりますです、はい。掲載誌が掲載誌だけに、絶対に超えない一線というのがあるというのが一つの安心感にはなっているのですが、同時に掲載誌が掲載誌だけに、シチュエーションだけでもエロを匂わせるような物が出てくるだけで、多少冷や汗が出るというか。ちなみに遠山えま先生、この他にも男性向けに作品を掲載していますが、多分一番エロいのはこの作品だと思います。ほんとうにとんでもない方ですな(褒め言葉)
~時雨が男らしく頑張りました!~
さて、今回エロさだけを追求するのではなく、打って変わってしっかりとしたまとめ方、繫ぎ方となったのは、他でもない時雨の頑張りがあったからでした。今までは、雪菜に振り回されてどちらかというとヘタレっぷりが強めに出ていた彼ですが、今までにないくらい爽やかにイケメンに振る舞っていましたよ。しかも一度だけではなく、2度までも。その2回とは、途中で挟まれた告白と、最後のひとつの宣言。告白の方は、なんか結局良くない方向に勘違いされて、軽くあしらわれることとなりましたが、2度目の方は効きました。

これをオレが治す
治すと言ったのは、メガネをかけてでないと、恐怖で他人と対峙できないという雪菜の弱点。形式張った最初の告白よりも、彼女の特質に特化したこの宣言の方が、俄然彼女の胸に届きました。基本的に常識知らずというか、普通に想いを伝えた所で伝わらない相手なんですよね、雪菜って。他人の心にはとことん疎いというか。それでも自分の弱点などはしっかりと自覚しているので、もし相手の心とつながるのであれば、一歩彼女の方に踏み込むしかないという。先の告白と、最後の宣言。どちらも時雨は真っ直ぐに言葉を発しましたが、前者は自分の想いを伝えるだけであったのに対し、後者は雪菜の心に強制的に踏み込む形で、その中身は全然違っていたのでした。
~マミはくるみちゃんでした~
さて、今回カッコ良さを爆発させた時雨ですが、あの悪女・マミちゃんも可愛らしさを爆発させましたよ!今までどう考えてもだだ漏れでしたが、彼女が時雨のことを好きであるということが正式に表に出ることに。それと同時に、彼女の時雨との関係についての考えも明らかになりました。

友だち…だからずっといっしょにいられたのに…
告白なんかしたら
きっとヤになって…マミからはなれちゃう
あれだけの可愛らしさを誇っていながら、彼女の時雨との未来想像図は白紙、少なくとも明るい未来が待っているとは思ってもいないようでした。ある程度優位な位置から他の女の子を眺め、少しでも近づいてきたら蹴落とす…とでも言うような態度に見えた彼女の行動ですが、その真相は、余裕なんてどこにもない、必死で自分の居場所守る、友達の少ない病弱な女の子のそれでした。自分は告白はできなし、告白をしたとしてもイヤだと思われるという想いが支配する中、彼女ができることといったら、近づく子を邪魔すること。元々ゲーム感覚で告白されることを楽しんでいた時雨ですから、自衛というか、放置していてもそれなりに大丈夫という感覚があったのかもしれませんが、雪菜はそうはいかないみたいで、そりゃあ必死にもなります。ああこの感覚、「君に届け」(→レビュー)のくるみちゃんだ。彼女もまた、風早との将来が望めないということから、近づく子を必死に遠ざけ、そして今までとは明らかに違う女の子・爽子の登場に戦々恐々としていました。くるみちゃんは、結局自分の気持ちをしっかりと伝える道を選びましたが、マミもまた同じ道筋を辿ろうとしています。より優柔不断というか、弱ってる女の子にどこまでも弱そうな時雨のことですから、意外とこれくるみちゃんパターンを辿らない可能性もありますが、どうなるのでしょうねぇ。。。早くも7巻が楽しみでしょうがないです。
■購入する→Amazon
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2巻レビュー→三角関係突入!《続刊レビュー》遠山えま「わたしに××しなさい!」2巻
関連作品レビュー→遠山えま「ココにいるよ!」
3巻レビュー→これはただの恋愛ではない、覇権を懸けた熱き闘いなのだ:遠山えま「わたしに××しなさい!」3巻
4巻レビュー→「なかよし」で指フ○ラは、セーフなのですか…?:遠山えま「わたしに××しなさい!」4巻
5巻レビュー→指フ○ラの次は耳舐めとか「なかよし」始まりすぎている:遠山えま「わたしに××しなさい!」5巻
関連作品レビュー→神さまは髪の中から現れる…:遠山えま「かみかみかえし」1巻

これをオレが治す
■6巻発売です。
わたしとの絆がほしいのか…?マミに弄ばれた仕返しに、時雨を誘惑する雪菜。2人のキョリを少しずつ縮める雪菜と時雨だったが、その陰でマミの心はバランスを崩しかけていた。そこに気づいた晶は、マミに対してアクションを起こすけれど…。もつれあう四角関係がビミョーに変化する、第6巻登場です!!
~今回もエロ…かと思いきや!~
6巻発売ですよー。4巻、5巻ととんでもない攻めを見せた遠山えま先生。今回もさらにパワーアップして、とんでもないのが来るのかと思いきや、意外や意外、ちゃんと低年齢向けらしいまとめ方をしていました。あ、でもやっぱり遠山先生ですから、ただただ安全な方向に行くなんてことしません。もちろんエロさは匂わせつつ、たとえばこんなシーンが…

ロッカーに入って手にキスなど
ちょっと何やってるんですか…なんてこの後さらにですね、こう危ない感じになりますです、はい。掲載誌が掲載誌だけに、絶対に超えない一線というのがあるというのが一つの安心感にはなっているのですが、同時に掲載誌が掲載誌だけに、シチュエーションだけでもエロを匂わせるような物が出てくるだけで、多少冷や汗が出るというか。ちなみに遠山えま先生、この他にも男性向けに作品を掲載していますが、多分一番エロいのはこの作品だと思います。ほんとうにとんでもない方ですな(褒め言葉)
~時雨が男らしく頑張りました!~
さて、今回エロさだけを追求するのではなく、打って変わってしっかりとしたまとめ方、繫ぎ方となったのは、他でもない時雨の頑張りがあったからでした。今までは、雪菜に振り回されてどちらかというとヘタレっぷりが強めに出ていた彼ですが、今までにないくらい爽やかにイケメンに振る舞っていましたよ。しかも一度だけではなく、2度までも。その2回とは、途中で挟まれた告白と、最後のひとつの宣言。告白の方は、なんか結局良くない方向に勘違いされて、軽くあしらわれることとなりましたが、2度目の方は効きました。

これをオレが治す
治すと言ったのは、メガネをかけてでないと、恐怖で他人と対峙できないという雪菜の弱点。形式張った最初の告白よりも、彼女の特質に特化したこの宣言の方が、俄然彼女の胸に届きました。基本的に常識知らずというか、普通に想いを伝えた所で伝わらない相手なんですよね、雪菜って。他人の心にはとことん疎いというか。それでも自分の弱点などはしっかりと自覚しているので、もし相手の心とつながるのであれば、一歩彼女の方に踏み込むしかないという。先の告白と、最後の宣言。どちらも時雨は真っ直ぐに言葉を発しましたが、前者は自分の想いを伝えるだけであったのに対し、後者は雪菜の心に強制的に踏み込む形で、その中身は全然違っていたのでした。
~マミはくるみちゃんでした~
さて、今回カッコ良さを爆発させた時雨ですが、あの悪女・マミちゃんも可愛らしさを爆発させましたよ!今までどう考えてもだだ漏れでしたが、彼女が時雨のことを好きであるということが正式に表に出ることに。それと同時に、彼女の時雨との関係についての考えも明らかになりました。

友だち…だからずっといっしょにいられたのに…
告白なんかしたら
きっとヤになって…マミからはなれちゃう
あれだけの可愛らしさを誇っていながら、彼女の時雨との未来想像図は白紙、少なくとも明るい未来が待っているとは思ってもいないようでした。ある程度優位な位置から他の女の子を眺め、少しでも近づいてきたら蹴落とす…とでも言うような態度に見えた彼女の行動ですが、その真相は、余裕なんてどこにもない、必死で自分の居場所守る、友達の少ない病弱な女の子のそれでした。自分は告白はできなし、告白をしたとしてもイヤだと思われるという想いが支配する中、彼女ができることといったら、近づく子を邪魔すること。元々ゲーム感覚で告白されることを楽しんでいた時雨ですから、自衛というか、放置していてもそれなりに大丈夫という感覚があったのかもしれませんが、雪菜はそうはいかないみたいで、そりゃあ必死にもなります。ああこの感覚、「君に届け」(→レビュー)のくるみちゃんだ。彼女もまた、風早との将来が望めないということから、近づく子を必死に遠ざけ、そして今までとは明らかに違う女の子・爽子の登場に戦々恐々としていました。くるみちゃんは、結局自分の気持ちをしっかりと伝える道を選びましたが、マミもまた同じ道筋を辿ろうとしています。より優柔不断というか、弱ってる女の子にどこまでも弱そうな時雨のことですから、意外とこれくるみちゃんパターンを辿らない可能性もありますが、どうなるのでしょうねぇ。。。早くも7巻が楽しみでしょうがないです。
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