作品紹介→…先生、はじめてキスしたのっていつ?:藤原よしこ「だから恋とよばないで」1巻
2巻レビュー→こんなに近くにいて、絶対に届かない:藤原よしこ「だから恋とよばないで」2巻
3巻レビュー→先生のこと 好きでいても…いいですか?:藤原よしこ「だから恋とよばないで」3巻
関連作品レビュー→やっぱり私は、どうしようもなくこの作品が好きなのだ《続刊レビュー》「恋したがりのブルー」6巻
藤原よしこ「だから恋とよばないで」(1)
どうしよう
抱きしめたい
■4巻発売です。
望みがなくても、ずっと先生を好きでい続けよう。そう決めた心。しかしそんな心の気持ちを、「高柳にとっては迷惑だ」と不破くんは言い放つ。図星をさされた心はいたたまれなくなり、ついに不破くんと喧嘩をしてしまう。翌日謝る心に対して、不破くんの口から出てきたのは、意外な言葉で…!?心をめぐる人間模様が大きく動き出す、募る想いに涙がこぼれる、きらめく青春ストーリー、第4巻です。
~物語が大きく動き出した4巻~
待っていた続刊の登場ですが、読んでビックリ。こんなにもこの巻でお話が動いてくるとは…!もう全てのシーンがハイライト、どこをとっても見どころというような、濃密な内容となっていました。そのため、どこをピックアップしても過剰なネタバレになってしまいそうで、レビューをお届けする側としては、すごく書きたいのに書けない…!というような状況で若干歯がゆかったりします(笑)というわけで、今回はイベントではなく、なるべくなるべく、登場人物の心情と行動に寄ったレビューをお届けしてみたいと思います。
~「先生」が好き~
心が先生のことをハッキリと「好き」だと自覚したのはいつだったでしょうか。気がつけばもうどこにいたって先生のことを考えてしまうくらい、先生のことを想ってしまっている彼女ですが、今回はちょっとした心情の変化が表れていました。言うなれば、想いがより強くなって、もうどうしようもない状態になっているのかな、っていう。心は先生のどんな所が好きなのか、3巻までの時点では、心はこんな風に思っていました。
心にとってジローは、一生懸命先生をしているその姿が好きだったようです。けれどもそれは同時に、彼女にとって明るい未来を望まなくさせることでもあるわけで。先生が「先生」をすればするほど、心の想いは受けとめられることはなくなるのですから。そして3巻で心が辿りついた結論が、「望まない。けれど、それでも好きでいる。」ということでした。けれどもそんな不毛な考えに、耐えられるはずもなく、心はこんなことを…
先生が
ちゃんと「先生」をがんばれますように

先生が、先生じゃなかったらいいのに
ついに漏れた本音。彼女の想いはより一層強くなり、もう抑えられないものにまでなっていました。「先生」を頑張る先生のところが好きなのに、本当に望むのは先生が先生じゃなければいいというもの。切ない、切ないです。直前のお願いごとも、その殆どが教師としての生活を願うものであったりして、ほんとうに良い子だなぁ、と。そんな子がふと漏らす、本音。でも決して面と向かって相手には言わない、優しさと強さがあります。藤原よしこ先生の描くヒロインは、揃ってそういう子達なのですが、そういう所が本当に魅力的だし、尊敬できるところでもあります。
そしてやがて彼女の「好き」という気持ちは、こんなものに変化するんですね。「どんなところが良いのか?」と尋ねられた心は、こんなことを思っていました

どこがなんて
うまく言えない
トータルで、とにかく先生が好き。想いが募れば募るほど、はっきりとわかる「好き」という気持ちに反して、その中身を言葉で表すのは難しくなります。この一連の変化を見て、確実に心の先生に対する想いは、積み重なってきているのだなぁと感じられ、微笑ましくそして同時に、なんだかとても切なかったです。
~頭なで安定です!~
さて、今回ついにキスが飛び出したわけですが、それでも私は頭なでを推したいのです!もちろん今回のキスも、1巻の時に新田くんにキスをされて落ち込んでいるときに、先生に「本当に好きな人とはじめてキスをしたのは17のときだった」と言われて、そして今回、心もついに。。。なんて流れがあって、結構感動的ではあるのですが、それでも個人的には、突然のキスより、安定の頭なで。そもそもこの二人の関係において、頭なでという行為は絶対に外せないスキンシップなんですから。恐らく心が、ジローのことをはじめて意識したのが、落ち込んでいる時に頭をポンポンしてもらったとき、

また頭ポンポンって
してくれる?
なんて言葉からはじまり、以降度々、頭をなでをしたりされたりしてきました。だからキスの後の…

この頭なではなんだかすごく安心すると同時に、やたらとニヤニヤしてしまって、たぶんすごく自分きもかったです。いつもはおだんごがあって、そこを撫でるような形だったのですが、今回は髪はほどいた状態。頭というよりは、春風にゆれるその長い髪を撫でるような感覚で、なんだかやたらとリアルにこの光景が脳内変換されました。いつまでも触られてたいって、良いですね良いですね!
そうそう、この直前で心は先生を抱きしめたり、またそれまでにも彼女は先生を励ましたりする行動をたくさん。この光景を見て、もうこれって恋っていうか愛だよなぁとすら。とてもじゃないけれど、恋だなんて呼べないです、はい。
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2巻レビュー→こんなに近くにいて、絶対に届かない:藤原よしこ「だから恋とよばないで」2巻
3巻レビュー→先生のこと 好きでいても…いいですか?:藤原よしこ「だから恋とよばないで」3巻
関連作品レビュー→やっぱり私は、どうしようもなくこの作品が好きなのだ《続刊レビュー》「恋したがりのブルー」6巻

どうしよう
抱きしめたい
■4巻発売です。
望みがなくても、ずっと先生を好きでい続けよう。そう決めた心。しかしそんな心の気持ちを、「高柳にとっては迷惑だ」と不破くんは言い放つ。図星をさされた心はいたたまれなくなり、ついに不破くんと喧嘩をしてしまう。翌日謝る心に対して、不破くんの口から出てきたのは、意外な言葉で…!?心をめぐる人間模様が大きく動き出す、募る想いに涙がこぼれる、きらめく青春ストーリー、第4巻です。
~物語が大きく動き出した4巻~
待っていた続刊の登場ですが、読んでビックリ。こんなにもこの巻でお話が動いてくるとは…!もう全てのシーンがハイライト、どこをとっても見どころというような、濃密な内容となっていました。そのため、どこをピックアップしても過剰なネタバレになってしまいそうで、レビューをお届けする側としては、すごく書きたいのに書けない…!というような状況で若干歯がゆかったりします(笑)というわけで、今回はイベントではなく、なるべくなるべく、登場人物の心情と行動に寄ったレビューをお届けしてみたいと思います。
~「先生」が好き~
心が先生のことをハッキリと「好き」だと自覚したのはいつだったでしょうか。気がつけばもうどこにいたって先生のことを考えてしまうくらい、先生のことを想ってしまっている彼女ですが、今回はちょっとした心情の変化が表れていました。言うなれば、想いがより強くなって、もうどうしようもない状態になっているのかな、っていう。心は先生のどんな所が好きなのか、3巻までの時点では、心はこんな風に思っていました。
いっしょうけんめい
「先生」やってる
先生が
好きなんです
あたし
「先生」やってる
先生が
好きなんです
あたし
心にとってジローは、一生懸命先生をしているその姿が好きだったようです。けれどもそれは同時に、彼女にとって明るい未来を望まなくさせることでもあるわけで。先生が「先生」をすればするほど、心の想いは受けとめられることはなくなるのですから。そして3巻で心が辿りついた結論が、「望まない。けれど、それでも好きでいる。」ということでした。けれどもそんな不毛な考えに、耐えられるはずもなく、心はこんなことを…
先生が
ちゃんと「先生」をがんばれますように

先生が、先生じゃなかったらいいのに
ついに漏れた本音。彼女の想いはより一層強くなり、もう抑えられないものにまでなっていました。「先生」を頑張る先生のところが好きなのに、本当に望むのは先生が先生じゃなければいいというもの。切ない、切ないです。直前のお願いごとも、その殆どが教師としての生活を願うものであったりして、ほんとうに良い子だなぁ、と。そんな子がふと漏らす、本音。でも決して面と向かって相手には言わない、優しさと強さがあります。藤原よしこ先生の描くヒロインは、揃ってそういう子達なのですが、そういう所が本当に魅力的だし、尊敬できるところでもあります。
そしてやがて彼女の「好き」という気持ちは、こんなものに変化するんですね。「どんなところが良いのか?」と尋ねられた心は、こんなことを思っていました

どこがなんて
うまく言えない
トータルで、とにかく先生が好き。想いが募れば募るほど、はっきりとわかる「好き」という気持ちに反して、その中身を言葉で表すのは難しくなります。この一連の変化を見て、確実に心の先生に対する想いは、積み重なってきているのだなぁと感じられ、微笑ましくそして同時に、なんだかとても切なかったです。
~頭なで安定です!~
さて、今回ついにキスが飛び出したわけですが、それでも私は頭なでを推したいのです!もちろん今回のキスも、1巻の時に新田くんにキスをされて落ち込んでいるときに、先生に「本当に好きな人とはじめてキスをしたのは17のときだった」と言われて、そして今回、心もついに。。。なんて流れがあって、結構感動的ではあるのですが、それでも個人的には、突然のキスより、安定の頭なで。そもそもこの二人の関係において、頭なでという行為は絶対に外せないスキンシップなんですから。恐らく心が、ジローのことをはじめて意識したのが、落ち込んでいる時に頭をポンポンしてもらったとき、

また頭ポンポンって
してくれる?
なんて言葉からはじまり、以降度々、頭をなでをしたりされたりしてきました。だからキスの後の…

この頭なではなんだかすごく安心すると同時に、やたらとニヤニヤしてしまって、たぶんすごく自分きもかったです。いつもはおだんごがあって、そこを撫でるような形だったのですが、今回は髪はほどいた状態。頭というよりは、春風にゆれるその長い髪を撫でるような感覚で、なんだかやたらとリアルにこの光景が脳内変換されました。いつまでも触られてたいって、良いですね良いですね!
そうそう、この直前で心は先生を抱きしめたり、またそれまでにも彼女は先生を励ましたりする行動をたくさん。この光景を見て、もうこれって恋っていうか愛だよなぁとすら。とてもじゃないけれど、恋だなんて呼べないです、はい。
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