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Tag [続刊レビュー] 2011.07.29
作品紹介→*新作レビュー*南マキ「声優かっ!」
2巻レビュー→アニメ化へ着々…?:南マキ「声優かっ!」2巻
3巻レビュー→瑞希の回想がとても印象に残った:南マキ「声優かっ」3巻
4巻レビュー→メガネと猫ならブレザーかな:南マキ「声優かっ!」4巻
5巻レビュー→月乃の百合百合しさにもう…!:南マキ「声優かっ!」5巻



1106035884.jpg南マキ「声優かっ!」(6)


この気持ちは
なんだろう



■6巻発売です。
 シロとしての初仕事も無事終了。夏休みには次の仕事を用意していると言われて、仕事へのやる気は急上昇。ところが、期末テストで赤点=仕事がキャンセルで、姫は大ピンチ!さらに学校の実技テストの課題で、あの久遠千里と社交ダンスのペアに!?しかも仲が悪いのを先生に見抜かれて、まさかの特別メニュー!?二人の命運や、いかに!?


~久々に千里のターン~
 6巻に来てます。こう、巻数が重なってもあんまり進んでない気がする作品ってありますよね(失礼)。アニメ化ビンビン狙ってるんじゃ…って話でしたが、今のところそんな話もなし。でも題材的にも、制作体勢的にも、その結末しかありえないと思うんですよね。アニメ化エンドというか。というわけで、今回は声優のお仕事ではなく、学園生活にスポットが当てられました。テストで赤点だったらば、夏休み中の仕事はオールキャンセル…という厳しい条件の中(でも声優過程だったら赤点とか取っちゃねぇ、という気がしなくもない今日このごろ)。未だにどっちで行くのか、姫の気持ちは定かでない中、久々に千里のターンと相成りました。けれど一歩踏み出すには、まだまだという感じでしょうか。
 

~シロと姫という二面性を持つゆえに~
 さて、姫のお相手となるべきは、千里か瑞希か。どちらとも、それなりの距離にいるような気がする彼女ですが、姫のときとシロのとき、二つのパターンのことを考えなくてはなりません。今回も比較的顕著でしたが、姫のときはどちらかというと千里に分があり、逆にシロの時は、瑞希に分があるように映ります。恋愛を描く際には、よほどのハーレムかドロドロを狙わない限りは二兎追う形にはならならず、また変装という過程を踏んでいても、結局ひとりと関係を築くという形が多い印象があります。そんな中、この作品ではシロと姫という二面性の中、千里と瑞希という二人を相手にそれぞれ関係を深めているというところが非常に興味深いです。
 
 なんて、どうもラストの切れ方を見ると、シロサイドで千里との関係が…?という予感が。姫と千里のバッキバキの絡みも面白いのですが、俄然シロ相手の千里の方が好きなので、個人的にはこの展開は嬉しいですねぇ。瑞希はシロじゃなくていいと思う、と勝手に思っているので、できればこのまま千里ルートで。
 
 
~黒月乃様マジ素敵~
 さて、今回学園パートたっぷりでありながら、月乃の登場シーンが非常に少なかったです。しょうがない、しょうがないんです。表紙に描かれてるだけで、それだけで十分なんです。それでも少ない登場シーンながら、しっかりと印象に残る活躍をしてくれました。それが、ミッチーに放ったこの一言…
 
 
声優かっ!6
黒い…


 この目、この微笑み、このささやき。素晴らしい。絶対この子怖いよ。もう姫に彼氏が出来たとか言ったら、殺す勢いで潰しにかかるんじゃないかと密かに期待しています。千里とかだと、結構堪えて倒れてしまうんじゃないかとか思っているんですが、どうでしょ。


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