作品紹介→白く真っ直ぐなこの想い、まるで飛行機雲のよう:南塔子「360°マテリアル」1巻
2巻レビュー→私服・制服、服装に現れるその人の内面:南塔子「360°マテリアル」2巻
3巻レビュー→ゆるかわ女子なう。:南塔子「360°マテリアル」3巻
南塔子「360゜マテリアル」(4)
どうして
心って
自分の思い通りにならないんだろう
■4巻発売しました。
迎えた新学期、丸井の美桜への恋心に気づいた滝くん。丸井とと楽しげに笑う美桜に気書きじゃない滝くんは、「負けない」と丸井に宣言するのですが、美桜の気持ちを知っている丸井は、行動に出る気はなく,,,。けれどもそんな丸井に、徐々に心境の変化が出てきて…?
~またしても美桜に余裕が…~
4巻発売です。前回余裕をなくした滝くんに対して、美桜は余裕が出てきたという展開になっていましたが、またしても逆戻りです。美桜さんに、ライバル登場。いや、正確にはライバルとは言えないのかもしれないですが、嫉妬の対象になるのであれば、それはやっぱり競争相手であり、あまり好ましくない存在でもあります。そんな競争相手とは、同じクラスの秀才さん…

波多野さん
キラキラ笑顔だけど、勉強に関しては人一倍プライドが高く、発言もストレートにズドンという感じの子。美しいけど、あんまりモテなそう(失礼)な印象ですが、それはそれでまた良いです。最初は人一倍滝くんを敵視していた彼女でしたが、秀才同士勉強に関しての話題は合うようで、急速にその距離を縮めていきます。そんな二人の姿を見て、嫉妬する美桜。そしてそこに割って入ろうにも、特に数学が苦手な美桜は、二人の会話に入っていくことができません。自分の理解できない領域で楽しみ、見せた事のない表情を自分以外の異性に見せる滝くんに、焦り潰されそうに。前にも見たような、ソワソワな毎日を送ることになります。

あれ…ソワソワ…?
今までのライバルは、元カノと茜ちゃん。元カノに関しては、多少非のあった滝くんの誠意に美桜が折れ、また茜ちゃんに対しては今カノの余裕をもってして、なんとかその気持ちを消化してきました。そして今度は、勉強で。勉強ができる子という意味では、茜ちゃんもそうなのですが、立場上は「滝くんに教えてもらう」というところにおり、勉強というポイントのみで言えば、同じ立ち位置だったのですよね。それが今度は、到達できそうにもない所に立つ人が相手なんですから。そして元カノの一件もあり、また波多野さんの意思としても、全くやましさはなく正しい事をしている。今までのやり方では、消化しづらい状況にあります。元々滝くんとの関係については、余裕のない美桜ですから、少しのことでもナーバスになりがち。この問題は意外と後にまで引いていて、結局巻数またぎとなりました。どういう落としどころにするのか、スゴく楽しみですねー。
~この疎外感は、滝くんだって抱えてる~
さて、というわけでやたらと余裕のない美桜ですが、この美桜が抱えている悩みは、そっくりそのまま滝くんにも返ってきています。その象徴となるのが、丸井。美桜の過去を知っているし、「数学ができないもの同士」として、同じ風景を見ているし、自分よりもより自然に話しているし、距離感も近い気が。美桜のライバルめっちゃ多いなー、かわいそうだなー…なんて思っているかもしれませんが、それは様々あるお互いの不一致しているポイントを細切れにし、キャラに持たせているだけで、むしろそれらがオールインしている丸井くんを相手にしなくちゃいけない滝くんの方が、よっぽどしんどいんじゃないかなって思うんですよね。
~おいどこのイケメンだよこいつ…~
その丸井、どうもヘタレっぷりが前に出て、「ザ・かませ」の道を驀進中であり、今ひとつ「ライバル」って感じがしませんが、いやこの人イケメンですし、スゴいですよ。実際モテるのは、滝くんよりも圧倒的に丸井でしょう。元々スペック高いなー、とは思っていたのですが、今回とあるシーンによって、ナチュラルボーンイケメンであることがわかりました。それは、部活発表会(1年生の勧誘会)での一幕。茜ちゃんにボールを取ってもらう時に…

いきなり笑顔で呼び捨て(爽やかかつナチュラルに)←これ大事
その時まで「この子の名前なんだっけ…」とか考えている程度には、名前覚えてないわけですが、ちょっと思い出したらいきなりこれですよ。もちろん苗字がわからなかってのもあるのでしょうが、それにしても、いきなり名前で呼ぶとか、自分にはまずありえない選択肢で、こういうのナチュラルにできる人って、ほんとモテるだろうなー(※ただしイケメンに限る)。もちろん今までに、何度か絡んでいたってのもあるんでしょうが、ここでさらっと名前を呼べちゃう、その性格がすごく羨ましいです。そして案の定、茜ちゃんドキドキしちゃってるし。フラグ立ちまくりで、これ絶対くっつくよね、っていう。ていうかこの二人の場合、妄想が広がりまくりでだめですね
しばし妄想にお付き合いください
■大学行って同棲を始める
―丸井は1年待つことになるけど確実にドMなのでそういうのも別に苦じゃない。というかむしろ楽しい
ー同じ大学、もしくは同じ地域にある大学に進学する茜ちゃん。でも素直じゃないので「別にあんたのために~(以下略)」
■卒業後程なくして結婚
ー茜ちゃんは大学院に進学、丸井はせめて卒業まで待とうと我慢。(でも丸井は確実にドMなのでそういうのも別に苦じゃない。むしろ俄然仕事に精が出る。)
■子供が生まれ、茜ちゃんは意外にも仕事をやめ家庭に
ー完全に茜ちゃんの方が強くなり、丸井は完全に尻に敷かれる形に。(でも丸井は確実にドMなのでそういうのも別に苦じゃない。時折与えられる優しさに、結婚生活のささやかな幸せを噛み締める。)
とか。もしその後とか描いてくれたら、あながち間違ってないんじゃないかな、とか思ってますが、いかがでしょう?
■購入する→Amazon
2巻レビュー→私服・制服、服装に現れるその人の内面:南塔子「360°マテリアル」2巻
3巻レビュー→ゆるかわ女子なう。:南塔子「360°マテリアル」3巻

どうして
心って
自分の思い通りにならないんだろう
■4巻発売しました。
迎えた新学期、丸井の美桜への恋心に気づいた滝くん。丸井とと楽しげに笑う美桜に気書きじゃない滝くんは、「負けない」と丸井に宣言するのですが、美桜の気持ちを知っている丸井は、行動に出る気はなく,,,。けれどもそんな丸井に、徐々に心境の変化が出てきて…?
~またしても美桜に余裕が…~
4巻発売です。前回余裕をなくした滝くんに対して、美桜は余裕が出てきたという展開になっていましたが、またしても逆戻りです。美桜さんに、ライバル登場。いや、正確にはライバルとは言えないのかもしれないですが、嫉妬の対象になるのであれば、それはやっぱり競争相手であり、あまり好ましくない存在でもあります。そんな競争相手とは、同じクラスの秀才さん…

波多野さん
キラキラ笑顔だけど、勉強に関しては人一倍プライドが高く、発言もストレートにズドンという感じの子。美しいけど、あんまりモテなそう(失礼)な印象ですが、それはそれでまた良いです。最初は人一倍滝くんを敵視していた彼女でしたが、秀才同士勉強に関しての話題は合うようで、急速にその距離を縮めていきます。そんな二人の姿を見て、嫉妬する美桜。そしてそこに割って入ろうにも、特に数学が苦手な美桜は、二人の会話に入っていくことができません。自分の理解できない領域で楽しみ、見せた事のない表情を自分以外の異性に見せる滝くんに、焦り潰されそうに。前にも見たような、ソワソワな毎日を送ることになります。

あれ…ソワソワ…?
今までのライバルは、元カノと茜ちゃん。元カノに関しては、多少非のあった滝くんの誠意に美桜が折れ、また茜ちゃんに対しては今カノの余裕をもってして、なんとかその気持ちを消化してきました。そして今度は、勉強で。勉強ができる子という意味では、茜ちゃんもそうなのですが、立場上は「滝くんに教えてもらう」というところにおり、勉強というポイントのみで言えば、同じ立ち位置だったのですよね。それが今度は、到達できそうにもない所に立つ人が相手なんですから。そして元カノの一件もあり、また波多野さんの意思としても、全くやましさはなく正しい事をしている。今までのやり方では、消化しづらい状況にあります。元々滝くんとの関係については、余裕のない美桜ですから、少しのことでもナーバスになりがち。この問題は意外と後にまで引いていて、結局巻数またぎとなりました。どういう落としどころにするのか、スゴく楽しみですねー。
~この疎外感は、滝くんだって抱えてる~
さて、というわけでやたらと余裕のない美桜ですが、この美桜が抱えている悩みは、そっくりそのまま滝くんにも返ってきています。その象徴となるのが、丸井。美桜の過去を知っているし、「数学ができないもの同士」として、同じ風景を見ているし、自分よりもより自然に話しているし、距離感も近い気が。美桜のライバルめっちゃ多いなー、かわいそうだなー…なんて思っているかもしれませんが、それは様々あるお互いの不一致しているポイントを細切れにし、キャラに持たせているだけで、むしろそれらがオールインしている丸井くんを相手にしなくちゃいけない滝くんの方が、よっぽどしんどいんじゃないかなって思うんですよね。
~おいどこのイケメンだよこいつ…~
その丸井、どうもヘタレっぷりが前に出て、「ザ・かませ」の道を驀進中であり、今ひとつ「ライバル」って感じがしませんが、いやこの人イケメンですし、スゴいですよ。実際モテるのは、滝くんよりも圧倒的に丸井でしょう。元々スペック高いなー、とは思っていたのですが、今回とあるシーンによって、ナチュラルボーンイケメンであることがわかりました。それは、部活発表会(1年生の勧誘会)での一幕。茜ちゃんにボールを取ってもらう時に…

いきなり笑顔で呼び捨て(爽やかかつナチュラルに)←これ大事
その時まで「この子の名前なんだっけ…」とか考えている程度には、名前覚えてないわけですが、ちょっと思い出したらいきなりこれですよ。もちろん苗字がわからなかってのもあるのでしょうが、それにしても、いきなり名前で呼ぶとか、自分にはまずありえない選択肢で、こういうのナチュラルにできる人って、ほんとモテるだろうなー(※ただしイケメンに限る)。もちろん今までに、何度か絡んでいたってのもあるんでしょうが、ここでさらっと名前を呼べちゃう、その性格がすごく羨ましいです。そして案の定、茜ちゃんドキドキしちゃってるし。フラグ立ちまくりで、これ絶対くっつくよね、っていう。ていうかこの二人の場合、妄想が広がりまくりでだめですね
しばし妄想にお付き合いください
■大学行って同棲を始める
―丸井は1年待つことになるけど確実にドMなのでそういうのも別に苦じゃない。というかむしろ楽しい
ー同じ大学、もしくは同じ地域にある大学に進学する茜ちゃん。でも素直じゃないので「別にあんたのために~(以下略)」
■卒業後程なくして結婚
ー茜ちゃんは大学院に進学、丸井はせめて卒業まで待とうと我慢。(でも丸井は確実にドMなのでそういうのも別に苦じゃない。むしろ俄然仕事に精が出る。)
■子供が生まれ、茜ちゃんは意外にも仕事をやめ家庭に
ー完全に茜ちゃんの方が強くなり、丸井は完全に尻に敷かれる形に。(でも丸井は確実にドMなのでそういうのも別に苦じゃない。時折与えられる優しさに、結婚生活のささやかな幸せを噛み締める。)
とか。もしその後とか描いてくれたら、あながち間違ってないんじゃないかな、とか思ってますが、いかがでしょう?
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