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Tag [続刊レビュー] 2011.08.26
作品紹介→男の俺が、女装でプリマドンナ!?:壱村仁「coda」1巻



1106057398.jpg壱村仁「coda」(2)



俺は
お前とじゃないと踊らない



■2巻発売です。
 高校の舞踊科日舞専攻に通う国定春一は、ある日、短期留学でやってきた有名バレエダンサーのユーリ=アルバトフに出会う。隠れて楽しんでいたバレエを見られた春一は、弱みを握られ、何故か女装をして舞台に立つことに…。バレエは好きだし、踊ると楽しい、けどこの状況はなんなの!?なんだかはちゃめちゃなダブルライフがスタート!!
 

~2巻です~
 2巻発売です。女装バレエということで、注目の本作ですが、2巻ともなるとごくごく普通に女装してます。もう葛藤とかなく、普通に髪の毛セッティングして、普通にバレエの練習に。猛練習が続くということで、そちらに意識が行っているらしいのですが、それでも少しくらい葛藤や恥じらいがあってもいいじゃないか!(ダンッ  なんて、さすがに幼い頃から日舞をしているのが影響しているのでしょうか。普通女装とか、疲れている時であればなかなか億劫ですらあると思うのですが、練習前に女性の格好…ということで、日舞が影響を与えているのかな…なんて思っていたら、日舞のとき普通の格好だー!ということで、慣れない女装を毎日毎日。。。何気にスゴい努力でございます。


~女の子のために女装を頑張るという虚しさ~
 しかしバレてるのになんで女装を?と思ったら、そうだユーリの元パートナーであるロシェにはバレていないのでした。ロシェのために女装をする。その正体を隠すために変装をするというのは、至極当然のことであるのですが、それがもしバレていたとしたら…
 
 

coda2-1.jpg
なんという独り相撲…


 もちろん気持ちの上ではロシェのため、そして自分のための女装でした。けれども実際は、誰のためでもなかったのです。ロシェからしたら、「なんでこの子毎回女装してるんだろ…?」的な感じだったでしょうし、それを思うと、春一の気持ちは…。いや、女装ならまだいいのですよ。格好だけじゃなく、喋り方も女性としてのものでしたし、一人称も「私」。。。ロシェからしたら、「なんでこの子男の子なのに喋りも女の子っぽくしてるんだろう…?」的な感じだったでしょうし、それを思うと(略

 心やさしいロシェのことですから、全く気にしていないのでしょうが、そんないい子だからこそ、彼女の前ではカッコ良くいたいわけで。それが脆くも、粉々に崩れ去ってしまった春一くん、本当にドンマイです。。。 
  

~スポ魂だけどBLだなぁ~
 女装しているからこそ成立する部分というのも確かにあって、例えばパートナーとペアを組むにあたってのやりとりも、男女でその姿が描かれると非常に少女マンガチックなロマンチックな光景になるのですが、それが男同士となると…
 
 
coda2-2.jpg
スポ魂…いや、BL?


 BLの要素はないのですが、見ようと思えば見えなくもないこの光景。シチュエーションとしては、先述した少女マンガのそれと同じなのですが、感じる印象は全く別もの。作品の路線としては、ど真ん中スポ魂ものでも、BLものでもありませんから、なんともカテゴライズが難しいです。でも、逆に言うとそれだけ特殊で特別な関係を拝めるわけですから、これってすごく素敵なことなんじゃないのかなぁ、と。なんて言っていたら、BL路線に走って…いや、さすがにそれはないか。でも節々でそういうのを匂わせる瞬間があって、ちょっとだけによによしてしまう瞬間が。特に「照れ」の部分は、なんだか自分まで一緒に恥ずかしくなってしまうような初々しさというか、心地よい痛さみたいなものがあって、いいですねぇ…(しみじみ)
 
 このままスムーズに舞台へ行くのかと思っていましたが、そうはならずに何やらライバル対決。そうかこうやって寄り道することも可能なのですね。正直巻数を重ねて、その関係に深みが出るかどうか疑問だったのですが、確実に二人の関係は進展しており、これはひょっとするとひょっとするかも?ロシェも何気に登場数キープしていますし、3巻も引き続き楽しみです。



■購入する→壱村仁「coda」(2)

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2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




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