
私が
この学校の生徒会長になる
あんたたちの次の敵は私だよ
■「芽留が女の子でした」父親の勘違いにより人里離れた山奥で、12歳まで男として育てられ、様々な格闘技をマスターした芽留。中学に上がり、晴れて女の子として学校に通うことに。強いってことは隠し通す。そう決めたのに、入学した中学には学校の全てを支配する先輩グループが。彼らの度重なる横暴に、芽留はいてもたってもいられなくなる。そして、彼らに立ち向かうため、生徒会長になるが!?
学校を牛耳っているグループの中心は3人。身体能力抜群のリーダー・鮎沢、市会議員の娘でカリスマ読者モデルの夏澄、そして全国模試上位常連の針谷。まさに穴がない彼らに、ひとりで立ち向かうのがヒロイン・芽留。身体能力は抜群で、明るい、それでちょっとバカ。さらにそこに天才帰国子女・ルカを交え、一大攻防戦を繰り広げます。

このデフォルメがかわいくてお気に入り
悪の集団にひとりで立ち向かうヒーローのモチーフ。とはいえ黒沢軍団はなぜこんなにも行事の邪魔をしたりするのでしょう?中二病ってことでいいのか?なんて思っていたら最後にそれを匂わせる描写が。ここまで引っぱりますか。まぁ子供相手なら水戸黄門的な流れでも1巻持たせられるんですかね。やがて恋愛に話を持っていくのでしょうが、果たして相手は黒沢なのか、それともルカなのか…。また1巻からキャラが多く登場しますが、描き分けは完璧、さすがです。
【オトコ向け度:☆☆ 】
→絵カワイイです。とはいえそれだけで性別の壁、そして年齢の壁を越えられるか。
【私的お薦め度:☆☆☆ 】
→安易な構成にならず良かった良かった。基本低年齢向けの作品ですね。
作品DATA
■著者:小桜池なつみ
■出版社:集英社
■レーベル:りぼんマスコットコミックス
■掲載誌:りぼん(平成20年11月号~連載中)
■既刊1巻
■価格:400円+税