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Tag [新作レビュー] 2011.09.25
1106059158.jpg神田はるか「オオカミさんと!」第1巻


男はオオカミなのよ
気をつけなさい



■男嫌いな中学生・陽菜子がやってきたのは、男ばっかりの孤島の学園。そこにいる、会ったことのない“おばあちゃん”に会うために、春休みを利用して一人で乗り込んできたのだ!けれども着いて早々出迎えてくれたのは、女に飢えた男達。やっとの思いで逃げ切ったその先にいたのは、眼鏡の毒舌研究家・大神さん。ドSな彼に保護…というか拉致されてしまい、陽菜子絶対絶命!?

 「カポーん。」(→レビュー)などを描かれている神田はるか先生のASUKAでの新作になります。おばあちゃんに会うために、とある孤島にやって来た女の子が巻き込まれる、ドタバタな毎日を描いたお話。ヒロインは、男嫌いの中学生・陽菜子。春休みを利用して、おばあちゃんに会いに来たけれど、島に着いた途端男どもに追いかけられるという非常事態に。何もわからず逃げ惑う陽菜子は、なんとも怪しげな風貌の男・大神にその身を保護され、なぜかそのまま拉致監禁されてしまいます。祖母が学園長を務める大学の講師だというその男は、「そのうちおばあちゃんに会わせてやる」「外に出たら危ない」などと言い、体よく陽菜子を閉じこめるのだけれど…という、ここまで紹介すると明らかに犯罪臭のする内容ですね、これ。


オオカミさんと!
ヒロイン・陽菜子。もう神田先生ずるい!泣き顔困り顔の可愛さの破壊力と来たら、どうですか皆さん!?



 この紹介だけだとだいぶ犯罪の匂いがするお話になってますが、多分序盤はかなり法に触れてると思います(笑)中学生の女の子が単身孤島に乗り込むという時点でかなりぶっ飛んでいますが、着いて早々「女だ」と追いかけ回されると言うトンデモ状態。そしてそんな彼女を華麗に助けてくれた表紙の男・大神がまたクセ者。部屋の中にきた狐と陽菜子の取り合いになり、その中でしびれ薬を散布。巻き添えを食らって陽菜子もダウンしてしまいます。そして目が覚めたら脅されて拉致状態に。一応祖母が学園長を務める大学の講師という素性明かしがあるため、安心とは言えるのですが、それでも外はアブナイからと特に何も説明せずに中学生の女の子を閉じこめちゃうあなたも相当危なぞ、と。後日逃げないように首輪つけたり、なかなか行動も強烈です。あと中学生の女の子を、女に飢えた大学生達が追っかけるっていうシチュエーションもなかなかに犯罪的(笑)
 
 そういった不可解は、物語中盤に現れる祖母によって解消されるのですが、やりたい放題感はそのままに物語は進行します。物語のベースはお気づきの方もいらっしゃるでしょうが、「赤ずきんちゃん」ですが、キャラクターイメージに継承されてるだけで、他は自由です。作者さんがやりたいことを先行させて作られている系統の作品だと思うのですが、それゆえに設定は緩めです。一応日本が舞台らしいですが、別に日本じゃなくても問題ないと思いますし、その辺は読み手の自由で。「カポーん。」でもそうでしたが、ヒロインの泣き顔(悲し泣き/うれし泣きどちらも)の可愛らしさは圧巻。小さな女の子ということで、その辺に訴求してくる面もあるかとは思います。とはいえ基本的には守ってくれる大神さん、腹黒そうな狐くん素敵というお話だと思いますので、そこは納得の上お手にしてください。


【男性へのガイド】
→陽菜子ちゃんのかわいさ一択。ほんとかわいいです。追いかけたくなる大学生の気持ちがわかる(←
【感想まとめ】
→神田先生はASUKAの方が自由にやってる感があるのは気のせいでしょうか?地に足ついていないのがむしろ売りな、ドタバタラブコメ赤ずきんちゃんです。


■作者他作品レビュー
*新作レビュー* 神田はるか「スウィートガール」


作品DATA
■著者:神田はるか
■出版社:角川書店
■レーベル: ASUKAコミックス
■掲載誌:(連載中)
■既刊1巻
■価格:560円+税


■購入する→Amazon

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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