作品紹介→有川浩/弓きいろ「図書館戦争LOVE&WAR-」
4巻レビュー→「笠原は俺が育てた」…明らかになる堂上の想いとは《続刊レビュー》「図書館戦争LOVE&WAR」4巻
5巻レビュー→あごひげモブ郎を本気で探してみた:有川浩/弓きいろ「図書館戦争-LOVE&WAR-」
6巻レビュー→「抱っこ」に見るキャラ同士の関係性:有川浩/弓きいろ「図書館戦争 LOVE&WAR」6巻
7巻レビュー→教官!その頭ぽんぽんは反則です…!:弓きいろ/有川浩「図書館戦争-LOVE&WAR-」7巻
有川浩/弓きいろ「図書館戦争 LOVE&WAR」(8)
見つめるんだ
王子様とは関係ない
今の堂上教官を
■8巻発売です。
図書隠蔽事件の共謀者として、査問会の日々に苦しむ郁は、手塚の兄・慧と出会う。次々と明かされる事実に怒りを覚える郁の元へ、堂上が駆けつけてくれて…!?が、さらに慧から届いた手紙に衝撃の事実が明らかに。憧れの王子様は、堂上教官!?
~ついに明らかに~
8巻にしてやっとこさです。ついに郁が、その真実を知ることとなりました。どういった形でネタバレを踏むのか、すごく気になっていたのですが、自ら気づくのではなくこんな形とは。この衝撃は絶対に忘れられないものでしょうから、慧さんの手紙と共に郁の頭の中に残り続けると思うと、ほんと慧さん悪魔やな…と思わざるを得ません(笑)ここから意識して上手く行動できないなんてのは、ある程度予想ついたのですが…

めちゃくちゃ乙女してるじゃないですか!「王子様」と言っちゃうくらいですから、元々乙女チックな素養はあったとはいえ、ここまでガチに乙女乙女されるとなんだかこっちが恥ずかしくですね…。
しかも面白いのが、多分彼女は今まで脳内で王子様像を作りすぎたのでしょう…未だ王子は好きだけど、堂上教官は別に好きじゃないっていうスタンスでいること。もう堂上教官=王子様ということは明らかになったのに、「あたしが教官のこと好きみたいじゃない」なんて言っていたりして。いや、教官のこと好きなんだよ!と言いたくなるわけですが、それほどまでに彼女の混乱は大きなものだったみたいです。彼女の気持ち、どんな感じだったんでしょうねー。ここでは堂上教官のことしか語られていませんが、「王子様好き!」と本人を前にして高らかに宣言していた自分の痛さたるや、堂上教官はもちろん周囲にいた人からの視線すら怖い…!自分だったら査問でヘタレたことを言い訳に、2~3日休むと思います(笑)本人を前にして、今までの恥ずかしさと、泣きはらした顔を好きな人に見せるなんて…!それでもちゃんと翌日仕事に行く、郁はすごいなぁ、と素直に感心してしまいました。あ、でも多分まだ実感湧いていないんだろうなって気も。
~しかしもっと熱いのは柴崎さんですよ!~
(郁にとっては)思わぬ展開となったわけですが、もう一つ思わぬ展開を見せている所が。いや、個人的にはむしろこっちこそが熱いという。それが、クールビューティー・柴崎さんの恋路ですよ。今までは郁の心強い友達として、大人な面・強い面を見せてくれていた彼女でしたが、今回はちょっと事に深入りしたことをきっかけに弱い面が明らかに。そんな彼女の弱い面を、気遣いフォローしてくれたのが、手塚でした。
以前からなんとなく相性良さそうな感を見せていたものの、今回の急接近っぷりにはニヤニヤがとまらなかったです。対外交渉めいたかけひきの場面でしか、自分のことを話そうとしない印象のあった柴崎さんですが、手塚に対しては人が変わったように喋る喋る。手塚の人柄がそうさせるのでしょうか。真面目だし、口は堅いし、それなりに気遣いもできるので。それにその後の手塚もカッコいいんですよね。そんなカミングアウトに対して、安っぽい慰めの言葉とかをかけるのではなく、自分の話をして同じように柴崎さんに託すっていう。こういう感じ、柴崎さんスゴく好きというか、相性合うんだろうなぁと。その後二人は飲みに繰り出すわけですが…

この後ろ姿が様になるんですよねー。お互いにスラッと、背が高めで。見ためもしっかりお似合いじゃないですか!しかもその後ちょっと遅くまで飲んだみたいですよ。手塚と飲んで、間が持つんだろうかとかも思ったのですが、堂上教官や小牧さんが彼の部屋にちょくちょく訪れてお酒を飲んでいるように、意外と話は続くのかもしれません。というか、良い聞き役になってくれるのか。
本編のこれだけでもそれなりに破壊力があったのですが、また番外編がスゴかったのですよ!(興奮気味)。これです、これ…

いやっほぉぉっぉおおおおおお!しかも彼女の弱い部分についての言及ではなく「虫除け」と言ってあげる優しさ。素直じゃない彼女の扱いちゃんとわかってるなー。もうお前ら付き合っちゃえよ!というか、8巻の構成が結構ずるくて、番外編2本とも柴崎×手塚を推す内容になってるんですよ。ほんとあざといっす。さらっと付き合ってくんないかなぁとか、でも手塚の私服はちょっとダサい気がするとか、色々楽しみながら読むことができました。ここまで見せてくれたのだから、9巻でももちろん用意してくれますよね?ね?
■購入する→Amazon
4巻レビュー→「笠原は俺が育てた」…明らかになる堂上の想いとは《続刊レビュー》「図書館戦争LOVE&WAR」4巻
5巻レビュー→あごひげモブ郎を本気で探してみた:有川浩/弓きいろ「図書館戦争-LOVE&WAR-」
6巻レビュー→「抱っこ」に見るキャラ同士の関係性:有川浩/弓きいろ「図書館戦争 LOVE&WAR」6巻
7巻レビュー→教官!その頭ぽんぽんは反則です…!:弓きいろ/有川浩「図書館戦争-LOVE&WAR-」7巻

見つめるんだ
王子様とは関係ない
今の堂上教官を
■8巻発売です。
図書隠蔽事件の共謀者として、査問会の日々に苦しむ郁は、手塚の兄・慧と出会う。次々と明かされる事実に怒りを覚える郁の元へ、堂上が駆けつけてくれて…!?が、さらに慧から届いた手紙に衝撃の事実が明らかに。憧れの王子様は、堂上教官!?
~ついに明らかに~
8巻にしてやっとこさです。ついに郁が、その真実を知ることとなりました。どういった形でネタバレを踏むのか、すごく気になっていたのですが、自ら気づくのではなくこんな形とは。この衝撃は絶対に忘れられないものでしょうから、慧さんの手紙と共に郁の頭の中に残り続けると思うと、ほんと慧さん悪魔やな…と思わざるを得ません(笑)ここから意識して上手く行動できないなんてのは、ある程度予想ついたのですが…

めちゃくちゃ乙女してるじゃないですか!「王子様」と言っちゃうくらいですから、元々乙女チックな素養はあったとはいえ、ここまでガチに乙女乙女されるとなんだかこっちが恥ずかしくですね…。
しかも面白いのが、多分彼女は今まで脳内で王子様像を作りすぎたのでしょう…未だ王子は好きだけど、堂上教官は別に好きじゃないっていうスタンスでいること。もう堂上教官=王子様ということは明らかになったのに、「あたしが教官のこと好きみたいじゃない」なんて言っていたりして。いや、教官のこと好きなんだよ!と言いたくなるわけですが、それほどまでに彼女の混乱は大きなものだったみたいです。彼女の気持ち、どんな感じだったんでしょうねー。ここでは堂上教官のことしか語られていませんが、「王子様好き!」と本人を前にして高らかに宣言していた自分の痛さたるや、堂上教官はもちろん周囲にいた人からの視線すら怖い…!自分だったら査問でヘタレたことを言い訳に、2~3日休むと思います(笑)本人を前にして、今までの恥ずかしさと、泣きはらした顔を好きな人に見せるなんて…!それでもちゃんと翌日仕事に行く、郁はすごいなぁ、と素直に感心してしまいました。あ、でも多分まだ実感湧いていないんだろうなって気も。
~しかしもっと熱いのは柴崎さんですよ!~
(郁にとっては)思わぬ展開となったわけですが、もう一つ思わぬ展開を見せている所が。いや、個人的にはむしろこっちこそが熱いという。それが、クールビューティー・柴崎さんの恋路ですよ。今までは郁の心強い友達として、大人な面・強い面を見せてくれていた彼女でしたが、今回はちょっと事に深入りしたことをきっかけに弱い面が明らかに。そんな彼女の弱い面を、気遣いフォローしてくれたのが、手塚でした。
以前からなんとなく相性良さそうな感を見せていたものの、今回の急接近っぷりにはニヤニヤがとまらなかったです。対外交渉めいたかけひきの場面でしか、自分のことを話そうとしない印象のあった柴崎さんですが、手塚に対しては人が変わったように喋る喋る。手塚の人柄がそうさせるのでしょうか。真面目だし、口は堅いし、それなりに気遣いもできるので。それにその後の手塚もカッコいいんですよね。そんなカミングアウトに対して、安っぽい慰めの言葉とかをかけるのではなく、自分の話をして同じように柴崎さんに託すっていう。こういう感じ、柴崎さんスゴく好きというか、相性合うんだろうなぁと。その後二人は飲みに繰り出すわけですが…

この後ろ姿が様になるんですよねー。お互いにスラッと、背が高めで。見ためもしっかりお似合いじゃないですか!しかもその後ちょっと遅くまで飲んだみたいですよ。手塚と飲んで、間が持つんだろうかとかも思ったのですが、堂上教官や小牧さんが彼の部屋にちょくちょく訪れてお酒を飲んでいるように、意外と話は続くのかもしれません。というか、良い聞き役になってくれるのか。
本編のこれだけでもそれなりに破壊力があったのですが、また番外編がスゴかったのですよ!(興奮気味)。これです、これ…

いやっほぉぉっぉおおおおおお!しかも彼女の弱い部分についての言及ではなく「虫除け」と言ってあげる優しさ。素直じゃない彼女の扱いちゃんとわかってるなー。もうお前ら付き合っちゃえよ!というか、8巻の構成が結構ずるくて、番外編2本とも柴崎×手塚を推す内容になってるんですよ。ほんとあざといっす。さらっと付き合ってくんないかなぁとか、でも手塚の私服はちょっとダサい気がするとか、色々楽しみながら読むことができました。ここまで見せてくれたのだから、9巻でももちろん用意してくれますよね?ね?
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