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2011.10.29
作品紹介→かのこ様が、女子高生になって帰ってきた!:辻田りり子「恋だの愛だの」1巻
2巻レビュー→自分と他人の関係性を育む過程をゆっくりと:辻田りり子「恋だの愛だの」2巻
関連作品紹介→「笑うかのこ様」



1106057229.jpg辻田りり子「恋だの愛だの」(3)


大事にしたい
一番はそれなのに



■3巻発売です。
 爽やかガールを目指すも、相変わらず傍観者ポジションでの人間観察を止められないかのこ。文化祭が近づく中、椿の大胆行動もエスカレート!?2人のとんでもない噂が流れる中、椿をミスコンに出場させるために近づく刺客とは!?波乱必死の宝高文化祭、開幕!!


~3巻です~
 3巻発売しました。って発売したの8月なんですけど。もう10月も終わろうとしてるよ!最近こんなんばっかでホントすみません。というわけで、「恋だの愛だの」3巻のご紹介です。かのこ様シリーズとしては通算で6冊目。LaLaDXメインということを考えるとなかなかの長寿作品になりつつあります。そして確実に変わりつつある、かのこ様。だいぶ印象がやわらかくなったと思いませんか?昔は完全に悪賢いまる子って感じだったのですが(ひどく勝手なイメージ)、今はなんか計算高い女の子って感じ。というのも高校に入ってからは、友達のために動くという、かつての彼女とはそもそもの行動起因が異なっているという。なんだかとっても前向きというか、爽やかさが出てきました。友達のため…友達のため…そんな彼女の意識的な行動が、けれども結果的に一番近くにいる人を苦しめているという…



恋た#12441;の愛た#12441;の3-1
友情ぎゅんぎゅん感じちゃってる




 わーい椿君まじかわいそう。あれやこれやと粉ふりかけてるのですが、全て受け流されるっていう。椿君が言うとおり、かのこはすこぶる自分に無頓着。傍観者として過ごしてきた過去に、身につけた処世術。あくまで主人公はかのこのメガネのレンズの向こう側にいる人たちであって、彼ら彼女らの瞳に映る自分自身ではありませんでした。彼女のタチが悪いところは、自分の存在を消す事もできれば、いざ矢面に立っても事なかれで片付けることのできる賢さを持っているところです。そしてそれが、彼女のスタンダード。自分のことなど顧みず、とにかく椿君を守るという発想で実際にそのまま行動してしまうその計画的である意味無鉄砲な行動も、自分を守るという感覚が全くないからこそなのでしょう。そしてその姿が、椿君にとってはすごくコワイ。
 
 なんだかとっても不憫な椿くん。ここ1~2巻の様子は単なる普通の恋する男の子やなぁ、と。あれやこれやとアプローチする様もかわいいのですが、やっぱりここ…
 

恋た#12441;の愛た#12441;の3-2
かのこの首の細さ、色の白さに気を取られる…


 かのこの容姿は作中でも語られているように、中の下。でも椿君には特別輝いて見えるようです。この気持ち、すごくわかります。一旦好きになっちゃうと、男の人ってのはその相手の良いところを見つける天才になります(それがホントだとしても的外れだとしても)。素敵だから好きになるんじゃないんだよ、好きだから素敵に見えるんだよって。初めて見せたその素肌とそのSEXYに夢中になったclassや、年齢住所趣味職業で合格ライン判定してから素顔が素敵なんて言っちゃう広瀬香美とは違うんです。首細いとか、色白いとか、好きでなければ絶対に意識などしなかった箇所。完全にやられてるなぁ、そしてだいぶ溜まってそう。。。大丈夫か、椿君!?


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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
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レビュー
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シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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