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2011.11.04
■10月はあれやこれやと予定が詰まっていたために、レビュー数が少なめ。というわけで、5作品に絞りました。来月からは再び10作品になってくれる・・・はずです。



1.紺野キタ「つづきはまた明日」3巻
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…1年に1冊のスローペースでの刊行ですが、毎度毎度あたたかい、そして優しい。大人とこどもの温度のある繋がりが本当に素敵。今回はちょっと泣かせる演出もあり、本当に大満足の一冊でした。




2.やまもり三香「ひるなかの流星」1巻
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…ここ最近オーソドックスな学園青春ものが出て来ていなかったのですが、ここにきて突如彗星が。田舎出身のヒロインが作り出す独特の空気感がなんとも心地よい、コメディベースのゆるめ学園ラブコメ。これはきっと来るはず!




3.つばな「見かけの二重星」
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…天才科学者の好奇心によって自分が分裂して二人になってしまうという、ちょいSFチックな物語。なんともへんてこなお話なのですが、つばな先生のメッセージと共に意外と泣かせるんです。




4.びっけ「あめのちはれ」5巻
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…相変わらずびっけ先生は安定して面白いです。女の子の世界に触れることで芽生えるのは、女の子への失望ではなくただただ「すごい」という感覚。女性向け作品ですが、これはまさしく女性礼賛の作品なのだと思うのですよ!



5.D.キッサン「千歳ヲチコチ」1巻
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…脱力系平安コメディ。平安時代と独特の味付けで、なんとも味わいやすくアレンジ。なんとも親しみやすいホームコメディへと仕上っています。



+α.さよならポニーテール「きみのことば」
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…謎のユニット「さよならポニーテール」のマンガ作品。是非CDとセットで楽しんで欲しい作品。もうここ最近ハマりすぎててダメです。不思議な世界観と、優しげな絵柄。決して上手くはないのだけれど、ハマってしまえばもう全てが素敵に…!


 なんだか全体的に色ものが多くなった気がするのですが、そんな中王道路線で人気出そうな予感バリバリの「ひるなかの流星」。こちらは是非ともチェックしていただきたい一作です。他の作品も実績ある作家さんたちの安定の良作。まだ未チェックの場合は、ちょっとチェックしてみてはいかがでしょうか?あ、さよならポニーテールについては、好きなので特別枠ということで。。。

 
■その他オススメタグを付けた作品&オススメ続刊
藤原ヒロ「会長はメイド様!」13巻
宇佐美真紀「ココロ・ボタン」6巻
中河友里「群青プリン」
南波あつこ「隣のあたし」8巻
遠山えま「わたしに××しなさい!」7巻
ヤマザキマリ「地球恋愛」1巻



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2012年オススメはコチラ→2012年オススメ作品集


かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。