作品紹介→槇村さとる「RealClothes」
7巻レビュー→《気まぐれ続刊レビュー》槇村さとる「Real Clothes」7巻
8巻レビュー→意見を闘わせずして、前進はない《続刊レビュー》槇村さとる「Real Clothes」8巻
9巻レビュー→絹恵の成長を確かに感じられた巻《続刊レビュー》槇村さとる「Real Clothes」9巻
10巻レビュー→田渕さんみたいな上司が欲しい!:槇村さとる「RealClothes」10巻
11巻レビュー→溢れる百貨店愛:槇村さとる「Real Cloyhes」11巻
槇村さとる「RealClothes」(13)
心は決まってる
■13巻発売、完結しました。
田渕について中国へ行くか、日本に残って昇進するか。自分に突きつけられた選択肢の意味を、改めて考える絹恵。そこで彼女が選んだ答えとは!?そして田渕と二人で歩み出す道とは…!?大人気ワーキングロマン、ついに完結!!
~完結です!~
13巻でついに完結しました!怒濤の展開に感動でしたよー!そもそも槇村さとる先生の作品を手に取ることが初めてで、表紙とか見てもなんらひっかかるものとかなかったのですが、気がつけば夢中になって最後まで追いかけていました。そのテンションは終始落ちることなく、最後まで立ち止まることなくまさに“駆け抜けた”と言って良いでしょう。とにかくアツく、たくさんのやる気と元気を貰えました。
~絹恵が出した答え~
今回はとにかく田渕さんと一緒に中国へ行くかどうかというところが焦点。絹恵の気持ちは最初から決まっており、一か月前の時点で箸の包みに書いて田渕に渡すという覚悟の決めっぷり。後は田渕がどういう答えを出すかでした。もうこの時点でしてやられました。分かれたあとに中国語の練習して、さらに「ついていくに決まってんだろ!」の言葉。完全に「中国行きかー」ですよ。正直どちらを選んでも正解で、何かしらの痛みが残る形になります。大事な選択をする時は、どれを選んだとしても必ず何かしらの痛みが伴うもの。今回もまた、そんな痛みを描いての完結になるのかと思いきや、一か月後待っていたのは…

絹恵は残る。でも結婚するから万事OK。
うおおお、なんじゃそのいいとこ取り!しかも一か月前の絹恵の心も同じ。言うコトなしで決まりでした。この「結婚」というものを持ち出したのがさすがというか、掲載誌的にはやっぱりどうしたって切ることのできなテーマなのだろうな、と。絹恵は4巻まで、学生時代からずっと付き合っている彼がいて、一時婚約まで行きましたが破局という経緯を迎えていました。彼からプロポーズされた際にOKを出した絹恵の心持ちは、「独りになりたくない」「一人で生きる勇気がなかった」というもの。どちらかというとネガティブなベクトルの心情であるように見受けられます。それに対して今回は、付き合うという経緯を経ずに、いきなり結婚へ直行。さらにプロポーズを受ける直前、絹恵は一旦「私は日本に残ってバリバリやるので、安心して中国へ行ってください」なんて宣言までしています。言ってみればこれは、最初にプロポーズされた時になかった「ひとりで生きる勇気」が満たされた状態で、だからこそ上手くいったのかな、という気がしないでもありません。とにもかくにも、良い選択だった!
~怒濤の風呂敷たたみで大団円ですよ、もう~
そこからは怒濤の風呂敷たたみが繰り広げられます。伏線は全て回収し、ラストには主要な登場人物達が皆々登場。このあからさまな感じが本当に素敵。やっぱり最後は幸せにならなくちゃ。個人的には吉永さんの妊娠→マツタケと結婚というコンボがすごく好きでした(笑)絶対マツタケが尻に敷かれる夫婦関係を築くと思うのですが、それを想像するだけで微笑ましい。とってつけたようなその後が描かれたキャラもいましたが、それも含めて愛おしかったです。
■購入する→Amazon
7巻レビュー→《気まぐれ続刊レビュー》槇村さとる「Real Clothes」7巻
8巻レビュー→意見を闘わせずして、前進はない《続刊レビュー》槇村さとる「Real Clothes」8巻
9巻レビュー→絹恵の成長を確かに感じられた巻《続刊レビュー》槇村さとる「Real Clothes」9巻
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11巻レビュー→溢れる百貨店愛:槇村さとる「Real Cloyhes」11巻

心は決まってる
■13巻発売、完結しました。
田渕について中国へ行くか、日本に残って昇進するか。自分に突きつけられた選択肢の意味を、改めて考える絹恵。そこで彼女が選んだ答えとは!?そして田渕と二人で歩み出す道とは…!?大人気ワーキングロマン、ついに完結!!
~完結です!~
13巻でついに完結しました!怒濤の展開に感動でしたよー!そもそも槇村さとる先生の作品を手に取ることが初めてで、表紙とか見てもなんらひっかかるものとかなかったのですが、気がつけば夢中になって最後まで追いかけていました。そのテンションは終始落ちることなく、最後まで立ち止まることなくまさに“駆け抜けた”と言って良いでしょう。とにかくアツく、たくさんのやる気と元気を貰えました。
~絹恵が出した答え~
今回はとにかく田渕さんと一緒に中国へ行くかどうかというところが焦点。絹恵の気持ちは最初から決まっており、一か月前の時点で箸の包みに書いて田渕に渡すという覚悟の決めっぷり。後は田渕がどういう答えを出すかでした。もうこの時点でしてやられました。分かれたあとに中国語の練習して、さらに「ついていくに決まってんだろ!」の言葉。完全に「中国行きかー」ですよ。正直どちらを選んでも正解で、何かしらの痛みが残る形になります。大事な選択をする時は、どれを選んだとしても必ず何かしらの痛みが伴うもの。今回もまた、そんな痛みを描いての完結になるのかと思いきや、一か月後待っていたのは…

絹恵は残る。でも結婚するから万事OK。
うおおお、なんじゃそのいいとこ取り!しかも一か月前の絹恵の心も同じ。言うコトなしで決まりでした。この「結婚」というものを持ち出したのがさすがというか、掲載誌的にはやっぱりどうしたって切ることのできなテーマなのだろうな、と。絹恵は4巻まで、学生時代からずっと付き合っている彼がいて、一時婚約まで行きましたが破局という経緯を迎えていました。彼からプロポーズされた際にOKを出した絹恵の心持ちは、「独りになりたくない」「一人で生きる勇気がなかった」というもの。どちらかというとネガティブなベクトルの心情であるように見受けられます。それに対して今回は、付き合うという経緯を経ずに、いきなり結婚へ直行。さらにプロポーズを受ける直前、絹恵は一旦「私は日本に残ってバリバリやるので、安心して中国へ行ってください」なんて宣言までしています。言ってみればこれは、最初にプロポーズされた時になかった「ひとりで生きる勇気」が満たされた状態で、だからこそ上手くいったのかな、という気がしないでもありません。とにもかくにも、良い選択だった!
~怒濤の風呂敷たたみで大団円ですよ、もう~
そこからは怒濤の風呂敷たたみが繰り広げられます。伏線は全て回収し、ラストには主要な登場人物達が皆々登場。このあからさまな感じが本当に素敵。やっぱり最後は幸せにならなくちゃ。個人的には吉永さんの妊娠→マツタケと結婚というコンボがすごく好きでした(笑)絶対マツタケが尻に敷かれる夫婦関係を築くと思うのですが、それを想像するだけで微笑ましい。とってつけたようなその後が描かれたキャラもいましたが、それも含めて愛おしかったです。
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