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Tag [新作レビュー] 2011.12.14
1106099910.jpg住吉文子「わがツン-わが家の長男ツンデレ社長-」(1)



わかっていたことだが
ツンデレだった



■日本屈指の黒字を叩きだす会社の社長・犬神総一朗。そんな彼が住んでいるのは、ある商店街の今川焼屋。表の顔は冷徹に仕事をこなすエリート…手段を選ばず完璧を求める仕事の鬼。けれども家では、一家の主夫。父が方々でこさえた弟たちの面倒を、彼が一人で見ているのだ。弟たちが大好きだけれど、素直になれないツンデレ社長と、その兄弟たちが巻き起こす、ハイテンションなハートフルデイズ!

 掲載誌はB's-LOGのエアレイド、その中のショートギャグコメディ枠だと思われます。我が家の社長はツンデレ社長、略して「わがツン」ということで、ツンデレ社長である犬神総一朗が主人公(表紙で言うと一番左)。昼間の顔は、冷徹なエリートビジネスマン。けれどもひとたび家に帰ると、エプロンを締めて台所に立つ、家庭を支える主夫に大変身。一緒に暮らしているのは、たくさんの弟たち。元々は一人っ子として生まれ育ったのですが、成長を重ねるうちにどこからともなく弟がやってくるように。というのも彼の父が非常に奔放な性格で、外でたくさん隠し子を作ってしまっていたのでした…。真面目な性格の総一朗は反発する姿勢を見せるのですが、なんだかんだで弟たちはかわいくて…いつの間にやら弟たちに素直になれない、ツンデレ兄が誕生していましたとさ…というお話です。


わか#12441;ツン
分かりやすいツンに分かりやすいデレ。機微な部分で勝負するのではなく、ツンデレの振れ幅を大きくしていくことでネタを作っていくイメージ。


 ギャグコメディですから、設定はぶっとんでても全然問題ないわけで、主人公の社長に始まり、弟たちもなかなかの個性派揃い。チャラ男や霊媒系の風貌の弟なんてのはかわいいほうで、一番の末っ子は殺し屋の息子ですし、果ては宇宙人とのハーフまで登場します。飛び道具にも程がある、宇宙人の弟はイカ的な風貌で、無駄にイケメンに描かれているのが非常にムカつきます(良い意味で)。イケメンというよりイカm(自主規制)。
 
 とはいえやはりネタのメインとなるのは、主人公の総一朗。ツンデレといってもナチュラルツンデレではなく、あからさまなネタ的ツンデレ。BL風味が強い本誌であれば、むしろ照れて素直になれないナチュラルツンデレの方がしっくりきそう(というか単純に男性キャラのツンデレはそっちが好みなだけなのですが)。なんて、こちらはこちらでとにかく全力でネタに走ってくれるので、これはこれで清々しく楽しめるという。
 
 なお個性派をそろえすぎたがために、物語はとにかくまとまりがなくバラバラ。1話完結スタイルのコメディとしては特に問題ないのですが、単行本で読むと若干違和感を覚える方もいるかもしれません。そんな個性派の中でも個人的なお気に入りは、殺し屋の息子である六海ちゃん。とってもかわいい幼稚園児なのですが、ひとたび殺し屋の血が騒げば拳銃すらも持ち出すアブナイ少年です。その見ためといい、奔放な性格もすごくかわいい。前髪しばりの幼稚園児ってだけで、もうなでなでしたいですよ、はい。


【男性へのガイド】
→女性キャラ皆無。それでも良いのなら。キャラ萌え的な所だと思いますので、俄然女性向けかと。
【感想まとめ】
→フリーダムの一言に尽きます。まさかイカ野郎が一発キャラじゃなくレギュラーで起用されるなんて思っちゃいなかったですよ。


作品DATA
■著者:住吉文子
■出版社:エンターブレイン
■レーベル:B's-LOGコミックス
■掲載誌:B's-LOGエアレイド
■既刊1巻
■価格:620円+税


■購入する→Amazon

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
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王国の子
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2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




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BEARBEAR
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かみのすまうところ。
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