このエントリーをはてなブックマークに追加
--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリスポンサー広告||TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012.02.11
1106070123.jpg月島珊瑚「ねねちゃんとお姉ちゃん」(1)


保護者ができました。


■交通事故で両親を亡くし、家に残されたのは女子高生のタマ子と2歳の妹・ねね。彼女達を引き取る親類もなく、二人だけの生活が始まって3週間。これからは私がねねを守っていかなきゃ…そう決意を固めたタマ子だったが、そんな二人の前に突然不振な男子が現れる。葵と名乗るその人は、どうやら亡き親との取り決めで、2人の面倒を見るためにやって来たらしいのだけど…。

 既に2巻発売されています。新刊レビュー抜けしていたので、ご紹介。表紙に描かれている女の子から想像つくかもしれませんが、子育て疑似家族ものでございます。両親を事故で亡くしてしまったのは、まだ高校生のヒロイン・タマ子と、まだたった2歳の妹・ねね。引き取ってくれる親類もおらず、二人で生きていくことを心に決めた時、一人の男が彼女達の前に現れます。父親の会社の後輩だったという葵と名乗るその男は、生前に父と交わした約束により、二人の面倒を見ると宣言。自ら後見人となって、二人の家に通いつつ共に過ごすようになるのでした。見知らぬ若い男性との新生活…不安に包まれながらのスタートでしたが…というお話。


ねねちゃんとお姉ちゃん
ねねちゃんの可愛さに尽きる本作。視点は姉のタマ子ですが、タイトルからも分かる通り、彼女の存在こそが物語の軸。


 少女マンガで子育てものというと、白泉社系では「LOVE SO LIFE」(→レビュー)、「学園ベビーシッターズ」(→レビュー)、「ただいまのうた」(→レビュー)など事欠かない印象ですが、他社はそこまででも。。。本作は集英社マーガレット系で、結構珍しいのではないでしょうか。しかも子育てを妹との関係を恋愛を盛り上げるためのダシに使うのではなく、しっかりとメインに据えてきているというところが好印象です。
 
 ヒロインのタマ子はその年にしてはしっかり者ではあるものの、気が利くというほどでもなく、その年頃らしい女の子。一方妹のねねは、2歳児にしてはかなりしっかり者というか、強い心を持っているように映ります。割と聞き分けが良いというか。後見人として突如現れた葵くんは、明るく元気なお兄ちゃんという感じ。愛情いっぱいな感動屋なのですが、後見人としてはちょっと頼りないのかも…という感じ。恐らくその頼りなさが、「新しい後見人に頼るタマ子とねね」という構図でなく、「3人で一緒に歩んでいく」という3人4脚の構図を生み出す大きな要因となっているのだと思います。いきなり後見人というのはちょっと強引すぎな感もありますが、彼は単に父親の会社の後輩というだけでなく、タマ子たちの父と同じ施設育ちだったというつながりがあったりするので、それなりに納得できる要素はあり。

 先にも書いたように、物語の軸になるのは妹のねねの存在。そこをベースに家族としての関係が広がっていきます。ゆえに恋愛要素は1巻時点では皆無。この雑誌ですから、一切恋愛に発展しないなんてことはないと思うのですが、意外と長期戦?なんて元々3話完結で描かれたお話で、その間は一切恋愛要素なかったですから、案外このまま最後までなんてこともままあるかもしれません。
 

【男性へのガイド】
→絵柄やノリは少女マンガっぽさが強くでていて、疑似家族ものとしての読みやすさは若干削がれるかもしれません。お話と絵柄のギャップというかなんというか。
【感想まとめ】
→マーガレットでのこういう試みは素直に応援したいところ。ねねちゃんもかわいいですし、疑似家族物がお好きな方は是非とも。



作品DATA
■著者:月島珊瑚
■出版社:集英社
■レーベル:マーガレットコミックス
■掲載誌:マーガレット
■既刊2巻
■価格:400円+税


■購入する→Amazon

カテゴリ「マーガレット」コメント (1)トラックバック(0)TOP▲
コメント

この記事見て
気になって購入しちゃいましたっ!!♪

ねねちゃん可愛いし
タマ子も葵もいいキャラで読んでて面白かったです!!

古本屋に2巻までしかなくて
2巻とも買ったけど
2巻完結でよかったです笑←
From: まる * 2012/02/13 00:08 * URL * [Edit] *  top↑

管理者にだけ表示を許可する

この記事にトラックバック
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
タグカテゴリ
月別アーカイブ
リンク
プロフィール

Author:いづき
20代男、Macユーザー。野球はヤクルト、NBAはマジックが好きです。

文章のご依頼など、大事なお話は下記メールアドレスへお願い致します。


■Twitter
@k_iduki

■Mail
k.iduki1791@gmail.com
※クリックでメール作成
RSSフィード
▽最新記事のRSSを購読

a_m.jpg
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Power Push
2012年オススメはコチラ→2012年オススメ作品集


かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。