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Tag [続刊レビュー] 2012.02.16
作品紹介→立ち止まり癖のある女、ダブルワークはじめます:おかざき真里「&」1巻
2巻レビュー→ああもう、どうしてこんなに面白いんですか!:おかざき真里「&」2巻




1106111795.jpgおかざき真里「&」(3)


せ先生で
失敗させてください



■3巻発売しました。
 医療事務として働くかたわら、ネイルサロンをはじめた薫。同じ病院に勤める医師・矢飼との距離が縮まらぬ中、彼女に一途な恋心を抱く後輩・シロちゃんにデートに誘われ、応じることに。薫と向き合えない矢飼と、懸命でひたむきなシロちゃん。そんな二人に薫は…?想いが交差し、心ときめき恋乱れる第3巻!
 

~遠慮がちで上手くいかない恋愛模様~
 3巻です。動き出してはいるけれど、やっぱり回りくどい、そんな大人の恋愛が相も変わらず。3冊目になった今巻は、ついにあのド理系男子なイメージの後輩・シロちゃんにスポットが当てられることになります。薫とはまた違った方向でピュアな彼が、どんな恋模様を見せてくれるのか、読み出す前から楽しみにしていたのですが、なんというか実に案の定なデートを見せてくれまして、自分の胸まで痛かった(笑)
 
 デートのお相手は憧れの先輩、しかもどんな恋愛経験があるかも知らないわけで、とりあえず自分の方が経験値低めの見積もりをするはずです。この時点でややプレッシャー。しかも相手は触れられるのが嫌い。そもそもボディタッチを計算には入れていないものの(たぶん)、余計に気を使いますよね。デートそのものを楽しむ余裕がない中、募る焦りの気持ちと、次になんとかつなごうという気持ちばかりが先走り…
 
 

&ー2-1
けれども言葉を飲んでしまう


 わかる、わかるよこの感じ!自分も会いたいとか提案できなくて、でもまた会いたいから口実作るために、それとなく本貸したりとかした事ありますもん(どうでもいい思い出話)。なんとなく気まずさを感じ(沈黙に耐えれないという)、だからといって場をつなぐ言葉が出てくるでもなく、そして挙げ句「プログラム書いてた方が楽」とかいうどうでもいい比較対象とか持ってきちゃうこの感じ、ああ心が痛い。さらにそんな空気が呼び込むように、訪れるのはハプニング…
 
 
-3-2.jpg
バイクの故障。でも手を煩わせるのは嫌。


 相手に気を使って、「手伝わなくていいです」って言っちゃいがちなんですが、多分こういう時って手伝ってもらった方が良いんですよね。物事頼むのって、相手との関係を築く上で結構大切な要素ですし、ましてやこの状況であればなおさら。独り相撲感、ああ心が痛い(2度目)
 
 それでも好きという気持ちは変わりません。むしろこのデートによって好きという気持ちを強めたシロちゃん、このまま一気に畳み掛けるか…と思いきや風邪でアウトですよ。このタイミングの悪さも理系男子ならではというところでしょうか(偏見)。そしてアタフタしているあいだに年上のおじさまに持っていかれる。あっちはあっちであれこれと回りくどいことをしているのですが、そんなのはわかんないですしね、俯瞰で見れば歯がゆいですが、実際プレイヤーになったらもう必死で必死で。。。


~こんなシーンすら官能的に…~
 さて、一方の矢飼さんですが、こちは打って変わって彼自身が抱えるくらい部分が徐々に明らかになっていきます。そしてだんだんと強くなる、薫への想い。シンプルな「好き」とかいう感情って、あの年になってもあるもんなのでしょうかね?回りくどくさせる要因は、余計な思考や感情が混ざってきてしまうからのようにも思えます。そんな矢飼先生の今回の見せ場は、薫を看病したシーンでしょうか。意識が朦朧としている薫に対して、医師として適切な処置を加えるのですが…
 
 
&
体温計を挟むところまで官能的に



 第三者的視点で敢えて官能的に描かれているのだとしたら、ただのド変態になってしまうのですが、割とシリアスな本作でそんな描き方はしないでしょうから、やっぱり少なからずこれには矢飼の意識が投影されているのかな、と思います。意識しないように意識している感じ。台詞のないシーンの方がよりメッセージが強いとすら感じさせます。いや、普通の台詞とかでも割と心に刺さる(断じて「響く」ではない)のですけども。。。

 さて、そんな矢飼さんがついにリーチ。今まで頑にわざとらしい敬語だったのを封印し、年上の男性としての口調で薫にアプローチをしてきました。これはシロちゃんもう無理か…?だってもう薫自身が矢飼一筋な感じですものね。こうなったらもう。。。とはいえなんだか他人には思えないシロちゃんに、なんとか頑張って欲しいものです。ということで、4巻も期待!


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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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