
あれはわたしの
初恋だったんだ
■8巻発売しました。
あれは…私の…初恋だったんだ。「逆ミッション」中の雪菜の前に現れたのは、弱点のきっかけになった保育園の先生・霧島だった。動揺する雪菜は、胸の奥のある気持ちに気づいて…!?四角関係に新キャラ参戦!?「初恋」が嵐を呼ぶ第8巻!!
~新キャラ登場!~
巻も重ねて8巻、巻数が二桁に乗るのも、間違いないと見てよいのではないでしょうか。何気になかよしでも古参の域に入ってきましたが、本誌での位置付けってどんな感じなんでしょうか。打線で言うとクリーンナップ張れるくらいの人気はあるような気がしておりますが。
さてそんな中、新キャラの登場です。しかも何やら、初めてのメインキャラたちと年の差のある、しかも男性です。雪菜の幼稚園の時の先生であった彼・霧島は、雪菜のトラウマを生み出した人間でもあり、また一方で彼女にとっての初恋の相手でもありました。このどちらも意外で驚きました。ここまで頑になっている雪菜のトラウマは、割と小さく些細な出来事がきっかけであったこと。そして、恋の”こ”の字も知らなそうであった雪菜が、初恋を経験していたこと。あれれ、じゃあこの関門さえ越えれば案外あっさりとミッションコンプリート、めでたしめでたし…?なんて思って見たら、今度はむしろ時雨の方が厄介そうな家庭問題を抱えていそうな気配がします。そんな時雨ですが、自分のことはさておいて、突如現れた先生の存在が気が気でないようです。そんなわけで、今までの流れとは異なり今回はややシーンとしては大人しめでした。
~これはある意味とってもエロい~
そんな中唯一あった雪菜と時雨の絡み。雪菜のメガネを取り、声だけを頼りに捕まえてみせろと言う時雨に対し、雪菜は恐れつつも彼に必死についていきます。雪菜にとって、メガネは様々な意味を持つ道具になっていますが、実際に視力も良くなく普通にメガネとしての機能も生かしていたようで。。。周囲もよく見えず、時雨と勘違いして高校生を掴んでしまい、逆にナンパ絡みされるというアクシデントに見舞われるのですが、そんな彼らを追い払おうと

キスに見せかけつつ口でメガネを戻す
器用すぎる…とかいうツッコミは置いておいて、これはこれでまたエロいっすな、と。ここ最近は直接的な接触でもって冒険してきましたが、今回はなんというか時雨の行動に含まれる矛盾感がなんとも。シチュエーションとしては、時雨が雪菜を救ったという構図で、力関係としては時雨の方が上になっています。けれども口で物をくわえて持ち主に返すなんて、時雨が雪菜の犬的な真逆の力関係を示すわけですよ。そういうプレイなんじゃないかっていう。
~マミが完全にうざかわいいキャラになった~
さて、そんな雪菜と時雨の絡みも良いのですが、ここ最近のマミがまた非常に良いキャラしてまして。初登場時は計算高くて意地の悪いライバルキャラでしたが、今となってはライバルなのか友達なのかよくわからないポジションに落ち着いた彼女。当初の小悪魔感はすっかり消え去り、普通の恋する女の子に、そして人懐っこくてちょっとうざい女友達キャラへといつしか変貌を遂げていました…

とりあえず仲間に入れてもらいたがる

晶の生い立ちに思わず泣き、ぬいぐるみをあげちゃう

晶が落ち込んでいると思って雪菜のコスプレをしてきちゃう
ちょっとお節介焼きな、とってもええ子やないですか…。作中だと4人の中で唯一浮いているように映る彼女ですが、その実一番普通の感性を持っているのが彼女なんじゃないかと思います。ただちょっと素直すぎて、すぐに感化されちゃって行動がエスカレートしちゃうってだけで(だめじゃん)。てか何気に晶とのフラグがビンビンですよー。この二人はきっと絶対合いますよね。クールな晶と、やたらと絡みたがるマミで、二人合わせて丁度良いバランス。想い叶わぬかませ犬同士というのがなんとも哀しいですが、そういう組み合わせの方がより幸せな未来を思い描けるのもまた事実。是非ともこの二人にはくっついて欲しいなぁ。だって付き合いはじめたらマミまた絶対うざ可愛いですもの、きっと。好きな人を想うだけでなく、想われているという安心感の中で甘える、そんな姿彼女の姿もまた見てみたいものです。
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